有名メーカーと契約できないから自転車店経営が苦しい伝説
自転車業界にまつわる伝説を紹介します。
ただし「ほぼ都市伝説」ですのでご了承下さい。
他責にする経営責任
セミナー中に言われたことは以前もお話しています。
「有名ブランドを取扱えないのが当店の経営が苦しい要因だ」
真顔です。
逆に言えば、有名ブランドが取扱えればウチの経営は改善される。
その時は個別セミナーでなかったのでもちろん個人攻撃と感じないように
配慮しながらかつ、周りのお店にも知っていただきたく
やんわりご説明しました。
売れることは業界みんなが知っている。
有名ブランドは売れる店にまず在庫出荷します。
有名店はありません。
なぜなら、「売れる(在庫回転)」から。
シンプルな理由。
逆に売れないお店にも出荷するには理由があります。
在庫が余っているから。
現在もそのループでしょうか。
もしくはそのお店に今後売れる可能性があるから。
これもシンプルですね。かつとても大事です。
どのブランドもそのヒントを探しています。
新興ブランドはその前にまずはお店に知ってもらうことが大事。
お店が知らなければ仕入しませんし。
有名ブランドがこっそりやっていること
有名ブランドはどこが売れるのかの「匂いかぎ分け能力」が
高いものです。これは自転車ブランドに限りませんが。
自分のブランドが売れていなくても。
現在の取扱店との何気ない会話から「察します」。
かつては地域一番店にブランド取扱があれば良かった。
地域一番店にお客さまが集中するから。
もちろん今でもその法則のお店もあります。
でも例外なく集客の努力が地域の他店と大違い。
でも現在は大きく変わっています。
そんな時代は既に大昔なのに。
多くのお店にお邪魔すると心配になります。
有名ブランドの営業はすでにそこは分った上で
これまでのご商売をどうやって切り離すかを
考えていると思います。
売れないお店に流通させると回転しません。
売りやすさと売れるの違い
最初の有名ブランドが無いと経営が苦しいの
最適解があります。
それは有名ブランドはなぜ売れているかを
お店が考えていないから。
心理的側面。
有名ブランドはその名前を知っているお客さまが多い。
と言うことはお店に行ってその名前を告げるでしょう。
そうなるとお店だって売る努力(手間)が減るので
そうします。
経営が苦しいのは単に「楽に売りたい」からでは。
個人店が取るべきは商品厳選思考
日本国内でこれができるのは個人店なら
たった「約200店」。
もちろん資金力のあるチェーン店は別です。
経営が苦しいのはその中に入っていないから。
いえいえ。
お店がセレクトショップになっていないから
だって有名ブランドだけ売れるならもっと
新興ブランドが残りません。
国内には200ブランド超えているにも関わらず。
ウエブサイトでユーザーもセレクトしている
これは店舗ウエブサイトにも言えます。
冒頭の苦しい店舗はほぼ全てウエブサイトに
問題があります。
平成時代のウエブサイトだったり未だに
トップページに「〜何人目のお客さま」ですとか・・・
恐竜を見ている気持ちにさせられます。
店内や在庫の商品が店主やスタッフで
厳選されていないなら有名ブランドの有無に
限らずご商売がうまくいく要素が無いのでは。
セレクトショップに流通させたい
有名ブランドはもちろん営業なら皆さん見ています
そのお店が他ブランドでも売る能力があることを。
セレクトショップならなおさら。
もちろんブランドイメージもありますから
そのセレクトがブランドと合致するなら
ある日、こっそり有名ブランドの営業がドアを
たたきます。
そこまではブランドに関係なく商品の厳選こそが
生き残る道では