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21歳で始めた自転車店で困ったこと

20歳の頃、自転車店でアルバイトしていました。
自転車が好きというよりも「自転車って仕事になるの?
という疑問の中にいたから。
若い時代の勘違いってあります。

自転車の事が詳しくなってきたから自転車店くらい
できるんじゃない。
その「くらい」という気持ちは悪い意味で
独立を後押しした。
間違いなく。
でも、この「くらい」という気持ちにあれから
苦しめられるとは。
タイミングとか縁が重なり21歳で福岡で自転車店スタート。
今から思うと
すべてが「準備できていた」と思ったことは
事実では「準備が全く不足」だけ。
店舗として借りれる場所も奇跡的に見つかり
業界の方々にも助けてもらい商品も揃った。
そこで気づいたのは自分の実力。
自転車の事をなんとなく知っているつもりが
何も知らなかったのです。
その知らないことに気づくのはもちろん商売を
始めてから。怖いです。

今なら「知らないことを知っている」からいいけど。
当時は知らないことすら知らなかった。
もちろん、商売のことも全て。
自転車の事を「知っている」と思ったから開業したのに。
その大事なことがわかっていなかった。
困ったのに初めたから辞める勇気もなかったな。

それでも困ったから販売店を卒業した時に感謝しました。
人間って困らないと困らないことから解決しないなと。

困らないというのは色々あります。
まず困ってもそのまま放置。
擦り傷みたいに治るでしょって考え方。
でも傷って腐ってくるんですね。どんどん。
だから当時はもがきました。
行動するために。
でも結果はでない。至極当然。
だって変わるために行動してないから。
でもそのうちに気づきました。

ああ。自分は「失敗がこんなに怖かった」んだと。
今は怖いというよりも
少なくとも失敗したから解決の道が少し見えるんだと。
でも解決の唯一の方法は行動すること。

当時は困って良かった。
困らなければ今がない。


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