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看護師からビジネス職へ。キャリアの掛け算で日本の医療課題の解決に挑む

CUCグループには、医師免許や看護師、理学療法士などの医療系資格を持ちながらビジネス職として活躍している社員が数多く働いています。

「医療職の新しいキャリア」シリーズでは、医療職の経験を経て現在CUCグループでビジネス職として活躍する社員をご紹介します!
なぜCUCグループに転職したのか。また、医療職出身だからこそ描けるキャリアについて、リアルな声をお届けします。

今回ご紹介するのは、元看護師で現在はホスピス事業を行うグループ会社のCUCホスピスで全国の施設運営を統括する、CUCホスピス運営部 部長の藪さんです。

【社員プロフィール】
藪 康人(やぶ・やすひと)
2006年慶應義塾大学看護医療学部卒業。卒業後は大学病院で約7年間勤務。2013年慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了。その後医療法人の経営企画を経て、2018年CUCへ中途入社。病院の経営支援を経験したのち、2023年CUCホスピス運営部 部長に就任。


「看護のプロは多くても、経営感覚を持つ看護師は少ない」思い切って挑んだビジネスの世界

___ 看護師として働きながらMBAを取得されたと聞きました。

はい、学部を卒業してから、大学病院で7年間働いていました。看護師をしていて感じたのは、看護のプロは自分以外にも大勢いるということ。一方で、看護の現場で得た知見を仕組み化して、組織に落とし込める人材は多くないことに気が付きました。
自分が経営を学べば、医療現場に還元できる。そう考えて、MBA取得のためにビジネススクールへ通うことにしました。大学病院で働きながらMBAを取得するのはハードでしたが、会計管理、組織マネジメント等、病院経営にも必要な知識を吸収したいと思い、2年間頑張りました。人生で一番勉強した時間ですね(笑)。

___ その後、CUCに転職を決めた経緯を教えてください。

MBA取得後、勉強したことがどれくらい通用するのか試したいと考え、7年弱働いた大学病院を辞め、九州の医療法人グループに転職しました。複数の病院の経営改善がひと段落した時に思ったのは、ひとつの医療法人を変えるだけでは日本の医療は変わらないということ。次は、もっと横断的に医療課題にアプローチできる仕事がしたい。そう考えていた時に出会ったのがCUCでした。
特に、全国の医療機関の経営課題に真正面から取り組んでいるところに魅力を感じて、入社を決めました。

医療法人のM&Aから組織統合まで、病院再生の全プロセスの支援に携わる醍醐味

____ 入社後の仕事内容を教えてください。

入社後、まず担当したのが、地方の中規模病院の経営支援です。厳しい経営環境に置かれている病院に一定期間常駐し、経営が成長軌道に乗るようあらゆる支援を行うことがミッションでした。
支援内容は多岐に渡っていて、組織体制の再構築と院内コミュケーションの設計から始まり、病床転換、施設基準の見直し、人材採用や人事制度の整備など、あらゆる支援を行いました。

その後は本社に異動し、経営支援先の医療機関が他の医療機関をM&Aする際の支援や、PMI(Project Management Institute)と呼ばれるM&A後の組織統合プロセス支援に関わりました。M&Aを成立させて終わりではなく、統合後の医療現場で働く一人ひとりと関わりながら自立する組織づくりをサポートします。この経験の中で、ヒト・モノ・カネをダイナミックに動かす経営者視点が鍛えられたと思います。

2023年4月からはグループ会社のCUCホスピスに出向し、ホスピス事業の運営全般を統括しています。がん末期や神経難病患者の方が「前を向いて」生きられるホスピス型住宅「ReHOPE」を全国に広めていくことが今のミッションです。

____ 看護師の経験は今の仕事にどう活きていますか?

これまで病院の経営支援と、ホスピスという異なる2つの事業に関わってきて思うのは、病院もホスピスも医療の質があってはじめて経営が成り立つということです。医療の質を保つには、医療機関や社会保障制度、何より医療従事者への深い理解が欠かせません。そうした意味で、看護師時代に培った経験が活きていると思います。

また、CUCグループでは患者様に直接向き合う医療職と、バックオフィスから事業の仕組みを支えるビジネス職が協力し合って働いていますが、それぞれの立場の違いからコミュニケーションのすれ違いもよく起きるんですね。そうした時に、互いの共通言語や判断基準を翻訳しながら解決に導けるのも看護師経験があってこそだと思います。

医療職とビジネス職が支え合う環境で、医療の質を高めていく

___ 改めて、医療人材がCUCグループで働く魅力を教えてください。

まず、自分のように医療ライセンスを持ったメンバーがビジネスに参画できる機会が多いのが魅力ですよね。医療現場における戦略の確度を高めることができますし、戦略実行のスピードを上げられます。

また逆に異業種から転職してきたビジネスパーソンもたくさん働いているので、医療業界の常識にとらわれないアイデアで新しい視点が得られるのも良いところだと思います。
いろんな職種や背景の人が混ざり合う多様な組織で意見をぶつけ合いながら、サービスの質を高めていくところはCUCグループならではの面白さだと思いますね。

___ これから挑戦したいことは?

まずはホスピス事業をもっと成長させていくことです。ホスピスは、高齢化が進む日本において、重い病を抱える方々を受け止める場所として大きな期待を寄せられています。
重い病気を抱えて行き場がなく苦しんでいる方々をひとりでも多く受け入れ、「ここで最期を迎えられてよかった」と感じてもらいたい。現在CUCグループでは、全国で40施設(2023年12月13日時点)のホスピス型住宅を運営していますが、今後も運営する施設の数を増やしていくことで、より多くの地域で病に苦しむ方々の期待に応えていきたいと思います。

また、ホスピスケアの質の向上も大きなテーマです。ご入居者さまとそのご家族の生活の質(QOL)向上のためには何が必要なのか。自分の出自である看護師の経験とビジネスサイドで医療経営に関わってきた経験を融合しながら、世界に誇れるホスピスケアをつくり、世の中に広めていきたいです。

一緒に「医療という希望」を創りませんか?

CUCグループは、一緒に「医療という希望」を創っていく仲間を求めています。
もし私たちのミッションに共感いただき、「一緒に働いてみたい」「ビジネスパートナーとして協業してみたい」「話だけ聞いてみたい」と思っていただけたら、ぜひお気軽にご連絡ください!
【CUC 採用情報サイト】https://www.cuc-jpn.com/recruit/
【その他お問い合わせはこちら】https://www.cuc-jpn.com/contact/


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