店長・営業から病院の経営支援へ。500名規模の組織をリードする重責を楽しむ
CUCグループで働く社員の働き方や仕事への想いに迫る「INTERVIEW」。今回は、病院事業部の堀本浩二さんをご紹介します。愛知県にある経営支援先の病院で、拠点マネージャーとして病院経営を支援する堀本さん。
「経営支援という方法論で『医療という希望を創る。』ことに、面白みとやりがいを感じる」と語る堀本さんの、やり切る力の源泉に迫ります。
店長・営業時代に養ったコスト感覚を、医療分野で活かしたい
___これまでのご経歴を教えてください。
新卒では飲食業界に入りました。飲食店なら、経営やマネジメントの業務を早い段階から経験できるのではと思ったからです。アルバイトの採用から財務状況の管理まですべてを自分の責任で行い、ビジネスの基本を学ぶことができました。
社会人経験のない大学生や、自分より年上で経験も長いパートさん達に、店長として指示を出すにあたって、メンバーの信頼を勝ち得ること、マネジメントの難しさも実感しました。
その後、1年半ほど店長を経験してみて、接客業や店舗マネジメントのやりがいを感じる反面、お店に来てもらうお客様に接する、という仕事の枠を超えて外の世界でも営業活動をしたくなり、医療機器の販売代理店へ転職しました。「医療」については全くの初心者でしたが、社会貢献度の高い分野に興味を持ち、飛び込んでみたという感じです。
___医療機器の販売代理店では、どんなお仕事をされていましたか?
病院を訪問し、循環器系の医療機器を案内する営業職です。訪問先の医師との打ち合わせのもと、手術に必要な物品の準備から臨床のサポート、医療機器のメンテナンスまでを行う非常に専門性の高い業務なので、正しい知識を得るのに苦労しました。
機器がいつでも問題なく作動するのは当たり前で、私が担当者として信頼に足る人物でなければなりません。
医師や検査技師などの専門職の方と対等に話すために、疾患や手術、機器の種類やカテーテルの使い方などの知識を必死で習得し、だんだんと訪問先の病院でも認めてもらえるようになりました。
___医療機器の営業からなぜCUCに転職されたのですか?
「もっと病院の内側から経営支援に関わってみたい」と思うようになったからです。営業時代の得意先の病院で、「実は経営が苦しい」という話をよく耳にしました。
訪問先の院内を観察したところ、「病院は一般企業に比べて経営へのシビアな視点が現場に行き渡っていないのでは?」と感じるようになりました。
飲食チェーンの店長として働いていた頃、私は節約のために「手を拭く際のペーパータオルは一回で2枚まで」というルールを設けていました。小さなことに思えますが、積み重なると大きな差になります。そこにおいてある備品も、ビジネスの現場では「お金」と同じ。そういったコスト感覚をすこし意識するだけで、病院って変わるんじゃないかな、と思ったのです。
その頃に、CUCと出会いました。病院の経営改善を実現する経営支援形で「医療という希望を創る。」を実現できるなら、困難だろうがぜひやってみたいと思いました。
ユニフォーム選びから病床の拡充まで
身の丈以上の仕事に、ストレッチを実感中
___入社後の仕事内容を教えてください。
2022年の8月より、愛知県にある支援先の病院をベースに働き始めました。業務範囲は多岐にわたり、院内環境の整備をはじめ、職員が働きやすい労働環境づくり、地域の医療機関との連携など、患者様視点、医療従事者視点、経営視点の全方位から支援をする仕事です。
自分はちょうど、支援先の医療法人が経営する二つの病院の統合プロジェクトが始まるタイミングで入社したので、病院の統合に向け、総務業務をリードする役割を担当してきました。
具体的には、新病院の組織図づくりから、新病院の電子カルテシステムの導入検討、病床転換にともなう部屋や設備のレイアウト決め、新しいユニフォームの選択まで、大小さまざまな事項について病院スタッフとの会議を重ね、順番に決定していきました。
この1月、無事に統合が完了し、新病院として再出発を迎えられホッとしています。
___入社して「よかったな」と思う点はどんなことですか?
身の丈以上のポジションで、業務を任されている実感があります。入社2年目の立場で、500名以上のスタッフが働く病院の組織づくりに、大きな裁量権を持って関われているので。
「自分を信頼し、ついてきてくれる同僚や部下を一人でも多く増やす」といったチームづくりの基本から、より多くの患者様を受け入れる院内体制づくり、スタッフの採用活動、集患活動まで、総合的に病院を支援していくのは初めての経験ですし、色んな立場の意見を取りまとめる必要があるので、難しいと感じることも多いです。
でも逆に負荷がかかる分、自身が成長している実感も大きい。筋肉痛が気持ちいい、みたいな感じですかね(笑)。
生まれ変わった病院が、地域医療の受け皿に。
社会的な意義を強く感じられる仕事
___医療業界への転身に「社会的意義が高い」という理由を挙げられていましたが、現在、それを実感されることはありますか?
地域医療への貢献を感じる時ですね。たとえば私が支援する病院では、以前は救急車受け入れは月に数十台程度でした。
地域連携チームとともに地域の急性期病院や救急隊を回って集患活動を行った結果、現在は月間400~500台、年間5000台以上の救急車を受け入れられるほどになり、以前より多くの患者様に診療を提供できています。
地域に必要とされる医療の受け皿になれているという点で、今までにない価値を創出できているのかな、と。
___今後強化していきたいことや、個人的な目標はありますか?
財務的に赤字の状態を黒字化するだけでなく、回復させた後により利益の出る体質に変えていくなど、様々なフェーズでの経営改善を実践したいですね。その中で、自身の発揮できる強みは何かを見つけたいと思います。
今支援している病院に関して言えば、強みとする診療領域を、もっと地域へ発信していきたい。目指すのは、地域に必要とされる医療を臨機応変に実践する「コミュニティホスピタル」のように、総合診療を軸にリハビリ、栄養管理、介護などのケアをワンストップで提供できる病院です。
病気だけを診る医療ではなく、患者様の人生を診て「治し、支える医療」に関わっていけたらと思っています。
___この仕事には、どんな方が向いていると思いますか?
いろんな立場の人の意見を取りまとめて伝えたり、意思決定をしたりする仕事なので、「矢面に立ち続ける」ことができる人。目的に向かってプロジェクトを遂行する過程では、どうしても摩擦が発生します。そのような大変さから逃げず、やり切る意志を持つことが大切です。
人が成長する時というのは、やはり身の丈以上の挑戦をして負荷がかかった時じゃないかな、と思うんです。そんな「ストレッチ」を楽しめる人は、この仕事に向いていると思いますね。
一緒に「医療という希望」を創りませんか?
CUCグループは、一緒に「医療という希望」を創っていく仲間を求めています。
もし私たちのミッションに共感いただき、「一緒に働いてみたい」「ビジネスパートナーとして協業してみたい」「話だけ聞いてみたい」と思っていただけたら、ぜひお気軽にご連絡ください!
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