ハノイ出張のついでに世界遺産巡り「タンロン遺跡」
株式会社コントロールテクノロジーは、海外支社コントロールHRT(Control HRT)をベトナム・ハノイに構えています。
もし、東京本社の社員がベトナムを出張で訪れる機会があれば、就業後や休日を利用して、ぜひハノイの世界遺跡「タンロン遺跡」へ行ってみることをおすすめします。
タンロン遺跡は、人文学的にも彫刻芸術、建築芸術、建設技術、都市企画および光景構築技術に関して独自性が強く、人気の観光スポットとなっています。
今回は、そんな「タンロン遺跡」をかんたんにご紹介します!
タンロン遺跡とは?
タンロン遺跡(昇龍皇城)は2003年、ベトナムの首都のハノイ中心部で発掘され、ベトナム王朝が1010年から1804年まで、ほぼ一貫してこの地に都を置いていたことが詳細にわかりました。
タンロン城世界遺産の文化遺産として登録されたのは2010年8月。文化的な歴史の長さ、政治の中心地としての期間の長さ、多様な遺物が発掘されていることの3点が登録理由として挙げられています。
タンロン遺跡はホーチミン廟からすぐ近くのところにあり、ハノイの中心部ともされています。タンロン遺跡の中央口にある建物の中でチケットを購入したら、バーコード付きのレシートが発行されるので、それを使って改札を抜けて入城します。
タンロン遺跡内:4つの主要エリア
1.端門/南門(メインゲート)
U字型をしている端門は5つあり、古代の城壁として建てられました。南側にある門なので、南門とも呼ばれています。中央の一番大きな出入口は皇帝専用で、皇城の顔とも思われているからこそ、多くの観光客が記念写真を撮ります。なお、端門から奥へ進むと、歴史の長さを感じる遺物が展示された部屋が多く設置されています。
2.敬天殿(龍の階段)
現在まで残っているのは龍の階段のみです。階段の先の高台にはかつて敬天殿と呼ばれ、皇帝が生活していたとされる宮殿がありました。
3.北門(正北門)
現在まで残る北門(正北門)は1805年、グエン王朝によって、レ王朝時代の北門の基礎の上に、上層階と下層の城塞が立てられています。門の中では迫力があるものの1つで、ベトナム人はよく、伝統的な服を着て、北門の前で写真を撮ることが多いです。
4.国旗掲揚台+軍事博物館
国旗掲揚台と軍事博物館はタンロン城塞内にありますが、別途入場料が必要です。
国旗掲揚台は1812年、グエン王朝のギアロン王の時代に、タンロン王城の南側に建てられた監視塔です。現在、タンロン遺跡の複合施設の中では最も無傷かつ雄大な建造物として知られています。
ベトナム軍事歴史博物館は、ベトナムが独立を勝ち取るために戦った長く苦しい戦争の歴史を伝える博物館です。国旗掲揚台のすぐ隣にあり、歴史好きは必見の施設です。
まとめ
今回は、ハノイの世界遺産・タンロン遺跡を紹介しました。
タンロン城塞は非常に広く、すべて訪れようとすると半日は必要です。また、ベトナムの祭日は遺跡内でさまざまなイベントが開催されており、特別な焼香の儀、寸劇や龍舞などを見ることができます。
コントロールHRTオフィスからタンロン遺跡まではタクシーで約25分です。出張でなくても、プライベート旅行でもおすすめできる場所なので、ベトナムの歴史に興味がある人はぜひ訪れてみてください。