見出し画像

Partner Interview : KOREC Part1

この記事の読了時間は6分です。

C2C社は、様々な業界のパートナー様へダイレクトマッチングのプラットフォームを提供しています。C2C社のYouTubeチャンネルで公開している、「C2C社代表ソルからパートナー様へのインタビュー」をnoteでもご紹介いたします。
※本インタビューは、2021年9月に実施した内容です。


大亀氏の自己紹介

ソル: このチャンネルではC2C社のパートナーをお呼びして各業界の中でマッチングプラットフォームをどのように成長させていくのか、その業界の中でどのように活用されていくのかをお伺いしていきます。

本日は「KOREC」を運営しています株式会社ビーウェルインターナショナルの大亀社長に来ていただいてます。よろしくお願いします。

大亀: よろしくお願いします。皆さんこんにちは。ビーウェルインターナショナルの代表の大亀と申します。

弊社はですね、韓国のソウルに日本就職スクールを経営しておりまして、日本就職を目指す約2500人の学生に対して毎日、日本の就職活動のことや日本の文化や働き方などを教えております。

彼らが日本就職を成功させるために色々な教育をしながら、ソルさんの会社と一緒に、企業と学生をつなぐ採用プラットフォームを作っております。今日は、その採用戦略であったり色々な課題感も含めてお話をできればと思っています。よろしくお願いします。

ソル: 大亀さんとの出会いはよく覚えていまして、確かハワイですよね、ハワイのある共通の知人の別荘でお会いして、その時にC2C社のこととか簡単にお話ししていたらちょうど「KOREC」の構想をお持ちで、

大亀:そうですね。

ソル: あの時すでに、韓国にオフラインの拠点は作られていた時期でしたっけ?

大亀: 事務所自体はまだだったんですけど、韓国をマーケットに決めて市場調査はしていて、韓国の学生と面談をしたりイベントは少しずつやりだしていた時期だったので、

ソル: そうですよね、なのでもうすでにオフラインのイベント等々でマッチングをしていて、それをデジタルに載せ替えていけないかというような話を、ちょうどハワイでワァーっと盛り上がって、、

大亀: めっちゃ覚えています。

ソル: それで帰国後、本格的にご相談させていただいて、というような感じでしたよね。

大亀: 帰国してすぐソルさんのところへ行ったのを覚えています。

採用市場の課題とKOREC立ち上げの背景

ソル: まず韓国人採用に特化した採用マッチングプラットフォームを作っていこうと考え始めた市場背景、市場環境の抱えている問題などをお聞かせいただければと思うんですけれども。

大亀: ありがとうございます。

韓国の学生に注目する前に、僕らはもともとは日本の学生に寄り添っていた会社でして。

日本の学生の就職活動をサポートする中で、コロナ前の、就職率が97%とか言われていた時代にすら、どんな企業を見つけたらいいか悩む学生もたくさんいましたし、企業側からすれば優秀な人材が全然獲得できない、大手一極集中というか知名度がある企業に優秀な人材が行ってしまっているという背景がありました。

その当時企業様は中途採用需要の中小企業やベンチャーが多かったんですけど、優秀な人材が取れないという悩みに対し、どういった日本の学生とマッチングしたらいいかと考えましたが、もう採用系の企業のサービスがかなり出ていたのでこのレッドオーシャンの中、このマーケットで勝負しても僕らは後発的には勝てないと思っていたんですね。

色々地方を見たりもしていたんですけど、その中でたまたま韓国というマーケットを見に行ったときに下記のような現実を目の当たりにしました。

こんな優秀な子たちが日本の採用に流れ込んできたら企業も喜ぶと思いましたし、日本の学生たちにとっても、外国でこれだけ優秀な子たちがいるんだという良い刺激になるんじゃないかと思ったんですよね。それがもともと韓国の採用マーケットをやりたいと思った背景になります。

KORECの強み1:『KOREC』に登録する韓国学生のスキル

ソル: やはり実際お会いしてみて、日本の学生と比較しても、優秀な人材が相当いるなという感じだったんでしょうか。

大亀: おっしゃるとおりですね。

もう15年くらい日本の学生と喋ってきていたのでよく日本の学生のことも理解しているつもりですが、韓国の子たちは大学に行くのがゴールではないんです。

さらに就職が厳しいので、世界で働きなさいと小さいときから言われていて、大学に入ってからもかなり勉強していますし、世界を見て就職活動する、自分のキャリアを考えるという目線にすごく可能性を感じました

ソル: スキルって幅広くあると思うんですけど、例えば、海外で働くという意味において、語学力ではどんなレベルの学生がいらっしゃるんですか。

大亀: 約2年前に就職スクールをソウルにオープンしまして、約2500人以上の日本就職を希望する学生がうちのスクールに来ているんですけれども、日本の就職をしたいと言っているだけあって日本語はもちろん日本語能力検定N1・N2の保有率が80%を超えています
参考:日本語能力検定教会「N1〜N5 : 認定の目安」

日本人でも通るのが難しいと言われているようなN1を取得している方も多く、実際僕も韓国の学生としゃべるときはほとんど全て日本語でコミュニケーションを取っています。

また、日本語はもちろんのこと、英語のスキルもすごいです。

日本ではTOEIC700点を取っていれば自慢げに履歴書とESに書いていたりしますが、韓国では700点台は恥ずかしくて書けないというぐらいです。うちのスクールに通っている子たちでも800点以上が56%ですし、TOEIC満点みたいな子たちもいて、英語の能力もかなり高い。

ですので韓国語・日本語・英語をしゃべれるトリリンガル人材がたくさんいるというのが語学力としてはすごいところだと思っています。

KORECの強み2:オンライン中心のビジネスモデル

ソル: 本当にそこだけでもすごく魅力的ですし、それ以外の能力も深掘りしていきたいところなんですが時間の関係もあるので別のこともお伺いしたいと思います。

競合他社でいうと、やはりイベント型で、韓国でイベントをして企業を呼んだりとか、逆に日本のイベントに韓国の学生を集めたりとか、オフライン中心だったかと思うんですけど、システムにしてオンライン型にするというチャレンジをしたのは市場の背景というか何か理由があったのでしょうか。

大亀: そうですね、韓国のみならずグローバル人材はほとんどがエージェント経由の人材紹介かオフライン型のイベントしかなかった中で、僕らが一番違和感を感じたことは、人と人をその場に呼んでマッチングすれば決まるだろうというやり方です。

国内人材の採用なら語学や文化など大体目線が一緒なので問題ないかもしれないですけど、グローバル人材はそこは違うと思っています。だからこそ僕らも教育というプロセスを韓国内に入れて、さらに企業人事の方にもしっかり理解してもらうようにしています

そして、中小企業の採用担当がわざわざ海外まで行ってイベントに行くという手間を省き、よりスピーディーにより優秀な人材を早く見つけるという意味でDX化というか、こういったプラットフォームを作ってマッチングすることが新しい採用の形になると思ったんですよね。

ソル: あの当時はまだコロナではなかったと思うのですが、その後にコロナが来て、よりそのニーズが高まっているという感じですよね。

大亀: これはもう多分グローバルも関係なく採用革命が起こったと僕は思っています。

従来だと地域密着型採用というか東京に支社があれば東京のエリア圏内でしか採用ができなかったのが、今は青森だろうが、九州だろうが、どこでも採用ができるようになって、これがグローバルにも展開されていくと。

最近うちのお客様でも、韓国国内でテレワークでも構わないから採用したいというような声も増えてきて、アフターコロナの流れで新しい採用のチャレンジがしやすい時代になったかなと思っています。

出典:KOREC公式サイト

ソル: 一方で、常設拠点をオフラインで置かれている強みというのはすごく大きいですよね?

大亀: そうですね、オフラインの就職スクールが韓国内にあることが僕は最大の強みだと思っています。オンラインで見たりインターネットでいろいろ調べたりはできるんですけど、海外に就職するってやはりすごく不安だと思うんです。

なので、対面で講師たちが採用の指南をしてくれたり、日本就職を目指す他の仲間たちと一緒に授業を受けられるあの場所ってとても重要だと思うのですよね。そこでしっかり教育できるからこそ日本就職の成功率が上がっているんじゃないかと思っています。

==================================

次回はC2C Platform社への評価と今後の展開についてお伝えしていきます。
Partner Interview : KOREC Part2(近日公開)

▼Youtubeチャンネルはこちら
【C2C】マッチングプラットフォームの最先端を探る #5『KOREC』~韓国学生と日本企業をつなぐ~

ゲストパートナー #5
株式会社ビーウェルインターナショナル 代表取締役 大亀雄平様
大阪市立大学在学時に株式会社ビーウェル創業。関西を中心に学生マーケティング・プロモーション事業などを幅広く展開し、同時に数多くの企業の役員を務める。20,000人の大学生と関わり、それぞれにとって成長できる環境を用意している。
◇KOREC(コレック):『KOREC』はハイスペック人材を求める日本企業と韓国学生の橋渡しをする、韓国人材専門の採用支援サービス。登録学生の75%はビジネスレベルの日本語力を保持、半数以上がTOEIC800点以上と高い語学力を備える。掲載料無料、成果報酬型プラットフォームで日本企業の海外人材採用の需要に応える。

▼KOREC公式サイト

◇システムに関するお問い合わせ先
会社名   :C2C Platform株式会社
設立    :2021年1月(前身となる現子会社C2C PTE. LTD.は2017年9月設立)
代表者   :薛 悠司(ソル ユサ)
所在地   :東京都港区海岸1-11-1ニューピア竹芝ノースタワー14F
事業内容  :ダイレクトマッチング事業に特化したシステム開発および事業支援
▼コーポレートサイトはこちら

▼お問合せはこちら  

C2C Platform社は一緒に働く仲間を募集しています。
詳細はこちら▼


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?