子ども達の目にその景色はどう映るのか
皆様こんにちは、良い時間帯ですね。
おすずです。
最近いろいろと思う出来事があったので、久しぶりにnoteで綴ってみようかと思います。
今回は「試合後スタジアムの座席に落ちているゴミ問題」についてです。
これはJリーグだけの問題ではなく、スポーツ観戦をされる方も同じような気持ちを抱いたことがあるのではないでしょうか?
きっかけ
先日、2023年6月24日に開催された北海道コンサドーレ札幌対セレッソ大阪戦後にあるツイートが話題になりました。
試合後、ドームの座席に放置されたゴミに対する憤りの投稿です。
(前半部分は不甲斐ない内容&試合結果と、札幌ドームを元気に飛び回っていたハエに対しての憤り)
こちらのツイートに対して多くのサポーターから「ひどい!」「ありえない!!」と声が上がりました。
ただ一方で、一部の人から理解し難い倫理観に欠けた声も上がりました。
日本代表サポーターの姿
以前よりW杯の試合後にゴミ拾いをするサポーターの姿がメディアに取り上げられると、
「清掃業を生業として営んでいる人の職業を奪っているのだからゴミ拾いをする必要はない。」という暴論が度々話題に上がります。
「ゴミはゴミ箱へ捨てましょう。」
「ゴミ拾いをしてきれいにしましょう。」
これは多くの方が持ち合わせている道徳心や倫理観なのではないでしょうか?
日本代表のサポーターの姿勢はBBCでも取り上げられるような行為ですし、同じ日本人であることを誇らしく思います。
現実の自分
「ゴミを放置して帰るやつクソだな!」
「恥ずかしいことするなよ!」
なんて思ったりはしますが、試合後にゴミ拾いをできるかと心の中にいるリトルおすずに問いた時に、
(知らない人が放置したゴミなんて触りたくないし、やらないかな...)
なんて思うのが正直な気持ちです。
早くサッポロクラシック飲みたいし。
好きです⭐︎SAPPORO⭐︎
そんな風に思っていた時にとあるメッセージを頂きました。
子どもの目に映った景色
以前より懇意にしていただいている(ホームだけでなく、アウェイにも駆け付けている熱心な)コンサドーレサポーターの小学生姉妹を持つご家族がいるのですが、おとーちゃんからこんなLINEが届きました。
冒頭の投稿をご両親が姉妹に見せたところ、一緒にゴミ拾いしたい!となったそうです。
子ども達からこんなことを言われてしまったら、やるしないですよね。ゴミ拾い。
というのも以前、一度すすきので一緒にゴミ拾いをしたという経緯もあり、
「ゴミ拾い=おすず」という方程式が子供たちの脳内では成立していたようです。
直後に開催されるホーム新潟戦(暫しお別れの厚別開催)終了後にやりましょうと返信しました。
いざ迎えた試合当日
1週間前から雨予報で、毎日何度となく天気予報と睨めっこしながら「雨雲どっか行け!!!」なんて思いながら過ごした日々も虚しく、当日はスーパーでハイパーな土砂降り。
そんな土砂降りの最中、入場時には来場者全員にうちわのプレゼントもありました!
受け取ってからすぐに急いでリュックにしまいましたが、大雨の影響でボロボロになってしまいました。無念。
試合後
試合は奮闘叶わず、0-1と敗北。
試合内容についていろいろと思うことはありますが、話すと長くなりそうなので割愛させていただきます。
ゴール裏からサポーターの多くが帰った後に、上記の姉妹とそのおかーちゃんと、近くで観戦していた真子ちゃんとわたしの5人で観客席をゴミ拾いしました。
約10分程掛けてゴール裏を一周し、回収したゴミの量はゴミ袋1枚と半分くらいの量でした。
内訳としては飲み物のカップやゴミ袋、そして一番多かったのは来場者に配られたうちわでした。
拾いながら色々な感情が沸々と込み上げてきましたね。
クラブがサポーターに喜んでくれると思い用意したにも関わらず、雨に濡れてぼろぼろになったからといって座席に放置。
また、うちわを配布するために出資してくださった企業様に対しても、あまりにも失礼な行為なのではないのでしょうか。
ちなみにゴミが多く落ちていたのは上の階(3層)や、中心部から離れた席の辺りが多かったような気がします。
大雨で気温も低く寒い中、文句を言わずにゴミ拾いを終えた後の姉妹の表情はどこか少し誇らしいように見えました!
最後に
今回試合後に子ども達と一緒にゴミ拾いをしてみて、
子ども達の感性って純粋で、耳を傾けて寄り添うことは大事だなと勉強になりました。
子ども達は大人達の振る舞いをしっかりと見ていて、そこから色々な感情を抱きます。
小学生でも分かるゴミはゴミ箱へ。
こんな当たり前のことを当たり前に多くの人ができる日が来ると良いなあと思いました。
人の振り見て我が振り直せという言葉がございます通り、わたしも子供達に恥じない行動を心掛けようと思います。
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