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独自コントラクトについて

私は現在27歳。航空会社のパイロットとして空を飛んでいます。今後はコックピットを離れ、世界を変えるNFTプロジェクトを立ち上げる夢を叶えます。詳細はこちらの記事をご覧ください。なお、Twitterにて発信をしておりますので、よろしければairbits.eth(@pilotraders)をフォローしていただけたら嬉しく思います。

はじめに

前回の記事では、私が現時点でリサーチする必要がある6つの事柄のうち、オンチェーンについてリサーチしました。これまで執筆した記事では、既に5つの事柄を調べたので、リサーチすべきものは「独自コントラクト」のみとなりました。

ということで、今回の記事では独自コントラクトについてご紹介します。

ウォレットアドレスとコントラクトアドレス

独自コントラクトについて説明する前に、ウォレットアドレスとコントラクトアドレスの違いをご説明します。

ウォレットアドレスとは、メタマスクのような暗号資産やNFTが保管されている財布です。一方、コントラクトアドレスとは、NFTを発行したり、NFTの所有者を確認したりと様々な操作を行うことができるものです。ちなみにNFTというものは、必ず特定のコントラクトアドレスから発行されます。

独自コントラクト問題

記事執筆の2021年10月13日現在、NFTプラットフォームであるOpenSeaに関しては、OpenSeaがクリエイターの代理としてNFTを発行する仕組みになっています。そのため、NFTクリエイターは独自のNFT発行用コントラクトアドレスを持つことができません。
つまり、コントラクトアドレス上では以下のようになってしまいます。

・NFTの発行者はOpenSea
・NFTを発行したクリエイターが最初の所有者

以上の点が問題となってきます。将来、OpenSeaというプラットフォームが無くなった場合でも「NFTの発行者 = OpenSea」という事実は変わりません。そのため、NFTクリエイターが築き上げてきた価値やブランドが一瞬にして吹っ飛んでしまう可能性があるのです。

独自コントラクト問題の解決

NFTプラットフォームであるRaribleに関しても、OpenSeaと同様にクリエイターの代理としてNFTを発行することが可能です。それに加え、独自のNFT発行用コントラクトアドレスを持つこともオプションとして選択可能となっているのです。そのため「NFTの発行者 = NFTクリエイター」という関係が成り立ち、クリエイター自身を守ることに繋がります。

独自コントラクトのメリットとデメリット

独自コントラクトのメリットは以下の通りです。

・「NFTの発行者 = NFTクリエイター」となることで、クリエイターを守ることができる。
・例えばRaribleを使って「独自コントラクト」を取得したNFTに関しては、OpenSeaに紐付けすることができる。

デメリットとしては、正直に言って費用面くらいしかありません。独自のNFT発行用コントラクトアドレスを取得するためには、10万円を超えるガス代がかかると言われています。こちらのガス代については、私のプロジェクトにて検証する予定です。

独自コントラクトを利用しないメリットとデメリット

独自コントラクトを利用せず、OpenSeaやRaribleが代理でNFTを発行する場合、メリットはガス代が安いことくらいしかありません。

デメリットとしては以下が考えられます。

・「NFTの発行者 = OpenSeaやRarinle」という関係が成り立つ。これらのNFTプラットフォームが消えた場合、クリエイターが築き上げてきた価値やブランドも消えてしまう可能性がある。
・例えば、Raribleがクリエイターの代理としてNFT発行した場合、そのNFTはOpenSeaに紐付けすることができない。

このように、メリットデメリットを考えた場合、やはりお金がかかったとしても独自コントラクトを使うべきだと個人的には思います。本気でNFTプロジェクトを進めていくのであれば、買ってくれる大切なお客さんのためにも、お金を払って独自コントラクトを使うべきではないでしょうか。少なくとも私が計画しているプロジェクトでは、独自コントラクトを使い、永久的に世に残るNFTを制作する予定です。

さいごに

今回は、私が現時点でリサーチする必要があるもののうち「独自コントラクト」について調べてみました。ひとまず、この記事にて私が現時点でリサーチすべき事柄が以下の通りまとまりました。

metadata (2021/10/8執筆)
ブロックチェーン (2021/10/9執筆)
Generative Art (2021/10/10執筆)
IPFS (2021/10/11執筆)
オンチェーン (2021/10/12執筆)
独自コントラクト (2021/10/13執筆)

次回以降の記事については、以下のことを公開する予定です。

・適宜リサーチする必要がある内容
・私のNFTプロジェクトの詳細

また、私のプロジェクトにご協力いただける方がいらっしゃいました、ぜひひairbits.eth(@pilotraders)のDM等でご連絡いただけたらと思います。いつでもウェルカムです。


AirbitsFounderのeduです。「旅」をコンセプトに世界を変えるNFTプロジェクトを運営しています。サポートしていただいたお金はプロジェクト運営費として大切に使わせていただきます。サポートして下さった際は、直接感謝を伝えさせて下さい。