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IPFSについて

私は現在27歳。航空会社のパイロットとして空を飛んでいます。今後はコックピットを離れ、世界を変えるNFTプロジェクトを立ち上げる夢を叶えます。詳細はこちらの記事をご覧ください。なお、Twitterにて発信をしておりますので、よろしければairbits.eth(@pilotraders)をフォローしていただけたら嬉しく思います。

はじめに

前回の記事では、私が現時点でリサーチする必要がある6つの事柄のうち、Generative Artについてリサーチしました。これから調べるべきものは以下の3つです。

・IPFS
・オンチェーン
・独自コントラクト

今回は、この中でもIPFSについてリサーチしてみました。

HTTPとは

IPFSを説明する前に、知識としてHTTPを説明します。

普段、我々がWebサイトを閲覧するときには、その閲覧したいWebサイトのURLを指定する必要があります。そのURLの最初の文字はどのように表示されていますか?確認していただければわかる通り「http(s)://」から始まるURLになっています。これはHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)というものであり、我々はこのHTTPという仕組みを使ってWebサイトを閲覧しているのです。

このHTTPでは、特定のサーバーに文字や画像などのデータファイルを保存しておき、そのサーバーを参照することによって情報を表示する仕組みを採用しています。この仕組みをロケーション指向型と呼びます。

しかし、このロケーション指向型には以下のような弱点があるのです。

・常にサーバーを安定稼働させる必要がある。
・アクセス数が急増した場合においても、遅滞なく応答するためのインフラ整備が必要。
・Webサイトの情報を改ざんされないよう、不正アクセスの防止対策を継続する必要ある。
・サーバーからデータを削除しないようにしなければならない。

以上の弱点を利用し、Webサイトの管理者は以下のような悪い使い方をすることが可能です。

・Webサイトへのアクセスを自由に禁止、または制限することができる。
・Webサイトの情報を自由に削除することができる。
・Webサイトの情報を自由に改ざんすることができる。

そのため、中国国家などの大きな機関が情報統制を行うことも容易なのです。

このようにHTTPには多くの弱点が存在しています。そこでHTTPを補完または置換するしてくれる仕組みがIPFSです。

IPFSとは

IPFSとは、簡単に表すと「分散型ファイルシステム」です。

まず、HTTPはロケーション指向型である述べましたが、IPFSはコンテンツ指向型という仕組みを採用しています。

例えば、プロセスエコノミーという本を読みたい場、TSUTAYAの実店舗で購入してもAmazonで購入しても中身のコンテンツは変わることなく、全く同じコンテンツを読むことができます。インターネットでも同様であり、同一のコンテンツであれば、どこから内容を取得したのかは重要ではありません。

コンテンツ指向型とは、簡単に言うと「サーバーという場所」ではなく「情報というコンテンツ」を指定することによってデータにアクセスする仕組みです。

また、IPFSで採用しているコンテンツ指向型という仕組みでは、同じコンテンツを複数のサーバー(ネットワークへの参加者)が保有している場合が殆どです。そして、ある特定のコンテンツを取得する場合、自分から近いサーバーから取得するのです。そのため、1つのサーバーに負荷が集中してシステムダウンするといった事態を回避することが期待されるのです。

また、IPFSはハッシュ関数という暗号化技術を持ち合わせています。そのため、HTTPでは改ざん可能であるという弱点が存在していますが、IPFSで改ざんすることが難しくなる「耐改ざん性」という強みを持っているのです。

NFTとIPFS

IPFSは耐改ざん性を持っており、データを半永久的に公正に保存することが可能です。そのため、NFTとIPFSを組み合わせることにより、非代替性と耐改ざん性、 そしてデータの保全性を高めた理想的なデータ保存を実現することが可能となるのです。

それでは具体的に、IPFSを利用しているNFTご紹介します。

記事執筆の2021年10月11日現在、取引額が183,000 ETH(日本円にして約720億円)のBored Ape Yacht ClubはIPFSを利用しています。

さいごに

今回は、私が現時点でリサーチする必要があるもののうち「IPFS」について調べてみました。次回以降は以下の事柄について調べていきます。

オンチェーン (2021/10/12執筆)
独自コントラクト (2021/10/13執筆)

私のプロジェクトにご協力いただける方は、ぜひairbits.eth(@pilotraders)のDM等でご連絡いただけたらと思います。いつでもウェルカムです。








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