STEPNから始める「仮想通貨の歩き方」
本noteでは『STEPNで初めて仮想通貨に触れた方~STEPNでまともに仮想通貨に触れ出した方』が、仮想通貨の世界を歩くために必要な知識、考え方、心構え等を私の経験を元に書いています。
仮想通貨は、圧倒的に情報(知っているかどうか)が大事です。
「知らずに資産を失う」、「知らずにチャンスを逃す」
そういった事態を回避できるよう、本noteを活用していただけたらと思います。
なお、本記事は全て無料で閲覧できます。よろしければページ最後に寄付の項目がありますので、寄付いただけると今後のモチベーションUPにつながります。
はじめに
どうも。cryptBBQ(バベ)です。
STEPNで初めて仮想通貨を触る人が非常に多いようです。
Twitterのタイムラインでは、皆さん楽しそうにSTEPNについて情報交換されていますね。
ただ、見ている中には、仮想通貨が良く分からない、分からないが故に知っていたら絶対やらないようなことをしてしまい、損してしまう。そういった方もいるようです。
そもそも、仮想通貨でのお作法、How toが全くない状態でSTEPNに触れるのは様々な面で危険です。危険 = 資産を簡単に失う、ということです。
何も知らずに「稼げる」というワードだけで始めると痛い目を見ることになります。
従って、本noteでは以下のテーマにフォーカスして作成しました。
・ネットリテラシー
・仮想通貨のリテラシー
・お金のリテラシー
・仮想通貨のセキュリティ
<注意事項>
本noteは、私の経験値をベースに記載しています。とはいえ、私も仮想通貨界隈では、トップ層の方々に比べてペーペー、大した実力はありません。
従って、内容に不足があったり、誤解を招く表現や、私の理解誤りで記載した箇所などあるかもしれません。その点はご承知の上、あくまでご自身が仮想通貨の世界で動きやすくなるための参考情報として、本noteを取り入れてください。
また、本noteは非常に長いです。5万字超えてます。
冗長な文章もあるかもしれず、今後、内容の見直し、修正を行う可能性があります。
最初にいいたいこと
まず、以下のツイートをご覧ください。
STEPNから仮想通貨の世界に入った方、
ツイートにも書いてある通り、超超超超ラッキーなんです!
私自身、仮想通貨の情報収集に力を入れ出して半年ほど経ちますが、
こんなにも
・仮想通貨・投資初心者が始めやすく
・利益が容易に得られて
・上記状態が数か月以上継続している
プロジェクトはほとんど見たことがありません。
STEPNでうまくいったからといって、
他のプロジェクトでも同じように利益が出せると思ったら大間違いです。
2022年5月現在、仮想通貨含め株などの金融市況は振るっていません。
非常に厳しい相場状況です。STEPNであっても、金融市況全体が激しく落ち込めば、影響を受けます。(実際にGMT・GST共に下落しましたね)
何が言いたいかというと、
本noteに記載されているような内容を理解し、実践できるようになり、その上でそれらを総動員しないと、今後の相場では生き残れない(=利益を持ち帰ることができない)可能性がある、ということです。
ですので、本noteで少しでも役立つ内容があれば、ご自身で実践し、ご自身の経験としていただけたら嬉しいです。
そういった心持ちで本noteをご覧ください。
1章:ネットリテラシー
仮想通貨はブロックチェーンという技術で成り立っています。
ここでは、ブロックチェーンについて詳しい説明はしませんが、要するにITに関する仕組みやロジックが何となくでも理解できないと、この次につながる「仮想通貨のリテラシー」が分からないかもしれません。
また、仮想通貨に取り組む上で、様々なIT系のツールやサービスに触れる機会があります。というか、こういったものを使いつつ、情報収集をし、様々なプロジェクトに投資していくことが前提条件です。
STEPNを既に始めることができているなら、ある程度のリテラシーをお持ちだと思いますが、このあたりがないと、本noteを理解することが難しいかもしれません。
ちなみに、「ネットリテラシー」という言葉は、具体的に何を指すかというと、こんな感じらしいです。
・インターネットを正しく使いこなす知識や能力があること
・パソコンやスマートフォン、ウェアラブル端末などの適切な利用、ネットワーク接続なども含めた、総合的なIT情報の活用能力があること
私のイメージになってしまうので、正しくないかもしれませんが、具体的には以下あたりが出来ていると、仮想通貨の世界へ参入する際、かなりスムーズではないかと思います。
・PCの操作は簡単なショートカットキーなどを使いこなしている
・エクセルで簡単な関数が使え、表やグラフを作れる
・ネットサービスのアカウント作成・変更・削除が当たり前にできる
・インターネットを通じたお金のやり取りを当たり前に利用している(アマゾン、楽天等のEC、フリマアプリ、ネット銀行等)
・PCツールの利用経験が多数ある
・誇大広告などの宣伝、ネット商材の真偽の見分けが付けられる
もちろん、上記が多少疎くても、やりながら学んでいけば良いと思います。
そもそも、パソコンの使い方が分からず、ネットもほとんど使ったことがない、という方は、正直ハードルが高すぎると思います。
そういった方は、出来れば仮想通貨以外の、伝統的な金融資産への投資をオススメします。STEPNは残念ながらオススメしません。せめて上記が理解できてから戻ってきて欲しいです。
逆に、上記のようなある程度リテラシーのある方、特に若い方には、仮想通貨は非常に面白い世界だと思います。
ですが、単純に「面白そう/稼げそう」だけだと痛い思いをします。
次の章を見ていきましょう。
2章:仮想通貨のリテラシー
仮想通貨の世界は非常に複雑で、変化が早いです。
STEPNを見ていても、アプリのアップデート、イベント等の施策と、ほぼ毎週何かが起きています。尋常じゃないスピード感です。
ただ、ここで置いてかれちゃうと、情報を知らずに〇〇をして損をした、といったことになりかねません。
つまり、仮想通貨で明暗を分けるのは「情報」です。
知っているか、知っていないかで生死につながります。
そこで本項目では、
仮想通貨における情報収集の大事なポイントを書いていきます。
大事なポイントその1:DYORの精神
そもそも、STEPNを始めたはいいけど、何かうまくいかない時、どうしたらいいか分からないですよね。
皆さんなら、どうしますか?Twitterで誰かに聞いてみますか?
それも、一つのやり方ではあります。
あるんですが、他人に質問するということは、
質問した相手の時間を奪う行為であることを認識しておきましょう。
ではどうするか? まずはご自身で調べてみましょう。
仮想通貨はインターネット上の世界です。
調べれば、根拠となる情報がある程度は出てきます。
日本はサービスやホスピタリティに非常に優れており、知らないことでも、誰かに聞けば教えてくれる環境が多いと思います。
しかし、仮想通貨ではそういう訳にはいきません。スタンダードは世界の方にあり、日本が中心ではありません。
つまり、わからないことは自分で調べない限り、どこかで損をする可能性が非常に高くなります。
これを「DYOR (Do Your Own Research) 」といい、
直訳は「自分で調べろ」ですが、私の解釈も含めて翻訳すると、
「他人の不確かな情報は信用せず、自分で調べ、自分で納得したものに投資をする」
という意味です。
Twitterのタイムラインでも、ツイートの最後に「DYORで」、「DYORしてください」などと書かれていることがありますが、自分で良く調べてね!ということなんです。
DYORする際、最初はかなり苦労しするかもしれませんが、これを重ねていくことで、仮想通貨の仕組みがどんどんがわかっていき、この世界が面白くなっていきます。私はそうでした。ただし、どうしても時間はかかります。
本noteも、内容が多岐に渡るため、手順レベルの内容は載せることが困難と判断し、記載していません。従って、本記事内で分からない点があれば、都度調べるようにしましょう。まずはそこからです。
また、仮想通貨で楽して簡単に稼げるのはウソだと私は思います。
最初はラッキーで稼げたとしても、正しい情報が取れていないと、あっという間に取り残され、機会損失、実損失が発生する、そういった世界だと私は考えています。
従って、時間をガッツリ使っている人は継続的に稼ぐことができる、と考えます。
じゃあ、どうやって調べたらいいのか?
本noteでは、そのあたりも、なるべく詳しく書いていきます。
次の項目では、実際の調べ方、情報収集の方法について記載していきます。
大事なポイントその2:ホワイトペーパーを読もう
まず、大前提です! ホワイトペーパーを読みましょう。
Discordの日本語コミュニティでは、日々たくさんの方が質問されていますが、そのほとんどが
「Discord内で検索・ホワイトペーパーを読んだらわかる基本的な内容」
です。
私は”ホワイトペーパーを読む”という行為は、STEPNという仮想通貨投資を取り組む上でやるべき最低ラインだと考えます。
てことで、ホワイトペーパーの話です。
ホワイトペーパーとは、プロジェクトの事を知ってもらうための公式が作成した文章のことです。STEPNの場合、ゲームルールなどが一番詳しく書いてあります。
以下がホワイトペーパーのリンクです。
英語で読めない!という方、正直翻訳すればいいのですが、既に日本語で記事化されています。こういう記事も、ご自身で調べ、見つけられることが望ましいです。以下が、日本語記事を書かれているLingさんのnoteです。
また、「ホワイトペーパーを読みましょう」と勧めるのは、もう1つ理由があります。STEPNは開発スピードが非常に早く、既存のブログ等では最新情報が追い付かなかったり、新しい情報に変わっている場合があるからです。
私もnoteをいくつか書いていますが、正直追い付いてません。というか、アップデートが多すぎるので、数週間に1回程度まとめて更新している状況です。
一方、ホワイトペーパーはその都度最新の情報に更新されています。
従って、ホワイトペーパーを読む方が情報スピードは早く、また日本語化された記事作成者の意図も含まれないので、正確なはずです。
※ここ言い切りたいのですが、たまに古い情報が載ってたりするので、残念ながら「正確です!」とまではいえません…。
ということで、まずはホワイトペーパーを一通り読みましょう。
大事なポイントその3:1次情報を得よう
仮想通貨の世界は情報戦です。
従って、正しい情報が転がっている一方、情報が錯綜したり、正しい情報を歪曲/詐欺に利用、される、なんでもアリ、アリアリのアリな状態です。
そう思っておいた方が良いです。
特にTwitterの場合、タイムラインに出てくるのは「いいね」や「リツイート」の数が多いツイートです。Twitterの性質上、正しくない情報や曖昧な情報の方が拡散されやすく、それが正しい情報であると誤認しやすくなっています。
仮想通貨にとって、情報は命です。ここで誤った情報を仕入れてしまうと、簡単に損をしてしまいます。
ではどうするか? 「1次情報を取りに行く」ことを意識しましょう。
1次情報とは、公式が発表している情報です。
STEPNの場合、公式Twitterと公式Discordが良いでしょう。
公式Telegramもありますが、上記2つで十分と考えます。
①公式Twitterの通知をオンにし、通知が来次第読む
②公式Discordの #announcement チャンネルが更新され次第読む
③ホワイトペーパーを読む(再掲)
※公式Discordは、1つ目が参加人数上限(50万人)に達してしまったため、2つ目のSTEPNⅡが出来ました。
まず上記3点は抑えておきましょう。
この情報だけでSTEPNの最新情報はかなりの範囲をカバーできます。
ただし、ただ眺めているだけでは中々身に付きません。
その情報を「知っている」状態から「他人にアウトプットできる」状態になることで、初めて知識や知恵として身に付きます。
ということで、以下をやってみましょう。
1.英語を翻訳して読む
2.読んだ内容を元に、自分で情報を整理し発信する
3.他の方の日本語ツイートや解説ツイートで答え合わせをする
1つずつ解説していきます。
1.英語を翻訳して読む。
英語は頑張って翻訳しましょう。
私も英語は文法もわからず、ヒアリングも全くできません。
だとしても、私自身は、世界の中で最もSTEPNに詳しいユーザの1人だ、という自信があります。
つまり、英語で書かれているから読めない、分からない、ということは言い訳にはならない、ということです。だって損しますからね?私も損は嫌です。
英語を翻訳する場合、私は以下2つのツールを使用しています。
・DeepL
・Google翻訳
※文字部分がリンクになっています。
基本はDeepLで翻訳し、ニュアンスや意味合いが良く分からない場合、Google翻訳を使用し補完しています。
また、たまにカンマやハイフンなどでうまく翻訳できない文章と出会いますが、改行したり、単語ごとに翻訳するなど行い、意味を理解しています。
次に、STEPNアプリ上の英語のポップアップも読みましょう。
ポップアップを読まずに適当に先に進んでしまい、誤ってアカウントを削除してしまった方もいるようです…。削除しても復元できません。
従って、アプリ上のポップアップはよく読みましょう。わざわざポップアップしているのですから、当然意味があります。
なお、英語が全く読めない場合、ポップアップも翻訳する方法があります。
一度、ポップアップ画面のスクリーンショットを撮り、LINEの文字認識機能を使うと、簡単に翻訳可能です。
以下は、文字認識機能を解説している、LINEのリンクです。
記事では、LINEアプリで写真を撮っていますが、スクリーンショットの写真を誰かのメッセージ欄上で選択すると、文字認識機能を利用できます。私も良くお世話になっています。
2.読んだ内容を元に、自分で情報を整理し発信する
ただ翻訳して読んだだけでは、ふーんで終わってしまい、自身の身に付きません。自分で読み、理解したこと元に、ご自身で情報を整理しましょう。そうすることで、次の3.へつながります。
そして、可能なら是非、発信(=アウトプット)しましょう。私の場合、アウトプットする場は、Twitterでした。
Twitterの少ない文字数で、自分の得た情報を整理していく内に、得た情報が頭に入っていきます。もちろん繰り返しが必要です。
ちなみに、2022年1月に私がSTEPNを知った当初、Twitterフォロワーは60人くらいでした。私の場合、フォロワーを増やす目的で情報発信する意図は当時なく、自分の考えや思考/情報の整理としてTwitterへアウトプットをしていました。STEPNが盛り上がったのはもちろんですが、私の日々のアウトプットの内容が皆さんの参考となり、フォロワーが100倍くらいに増えたものと思っています。
3.他の方の日本語ツイートや解説ツイートで答え合わせをする
続いて、2.で自身の考えや判断を持った上で、ご自身が信頼する識者のツイートを見てみましょう。ここで自身の理解が間違っていた場合は、なぜ間違えたか、次に間違えないようにするにはどうするかを考えましょう。
また、解説で何を言っているか分からない場合は、調べてみましょう。DYORです。
※なお、信頼する識者がいない場合、「Twitterでの情報収集(応用編)」にて識者の見つけ方を解説しています。
これを繰り返すことで、理解が進んでいくと思います。
私がそうでした。あくまで上記を一例としていただき、ご自身のやりやすい方法で色々試してみてください。
ただし、これだけでは、TwitterやDiscordでの情報収集の具体的方法までは分からないと思います。
ということで、続いては、「TwitterとDiscordでの具体的な情報収集の方法」を解説します。
大事なポイントその4:Twitterでの情報収集(基礎編)
先ほど述べた通り、”STEPN公式Twitterの通知をオン”にすることから始めましょう。STEPNの公式Twitterでは、イベントの告知、最重要のアナウンスが行われています。通知が届いたら必ず読みましょう。
通知は当然英語ですので、もちろん翻訳して読みましょう。
私はiPhoneユーザーですが、iPhoneの場合、Twitterアプリ内でGoogle翻訳されます。
以下画像、赤枠のような形です。
これなら、そこまで苦労せず英語を読めるのではないでしょうか。
こういったところから始めてみましょう。
通知ONの手順は、ここでは説明しません。DYORです。
大事なポイントその5:Discordでの情報収集(基礎編)
仮想通貨のプロジェクト(STEPNも1つのプロジェクト)では、ほとんどが「Discord」で詳細な情報を発信しています。STEPNの場合、公式Twitterではイベント等のアナウンスを投稿することが多く、アプリに関するアナウンス(特にトラブル関連)についてはTwitter上で発信していないことが多いです。
STEPNは、TwitterとDiscordで発信する情報を分けている印象です。
つまり、Discordで正しく情報収集することで、Discordを見ていない方と比べかなりの情報格差が生まれると考えています。差が出るわけです。
この情報格差が、損を回避したり、チャンスにつながったりします。
ということで、まだDiscordへ加入したことがない方は、STEPN公式Discordへ参加しましょう。
公式Discordは、現在2つ存在します
1つ目はこちらのリンクですが、参加上限(50万)で入れないはず。
2つ目はこちらのリンクから、STEPNⅡのサーバに参加しましょう。
なお、Discordアプリが未インストールであったり、Discordアカウント未作成の場合は、インストール/作成後に上記リンクからSTEPN公式Discordへアクセスする方がスムーズだと思います。
Discordを初めて触る方は、認証部分で躓くことが多いです。
こちらのnoteに詳細の手順があるので確認ください。※ページ移動後、対象の見出しに飛びます。
STEPNのDiscordでは、以下の情報を得るところから始めましょう。
1.運営からの各種アナウンス
2.AMA(Ask Me Anything)による創業者からの最新情報
ちなみに、過去の投稿内容もチャンネルを遡って閲覧することができるのがDiscordの特徴です。例えば、LINEのオープンチャットですと、入室時以降の発言しか見えませんよね。Disocrdはそんなことありません。なので、遡って読むと良いでしょう。
1.運営からの各種アナウンス
アナウンスでいうと、以下2つのチャンネルがあります。
#announcement
#JP-jp-announcement
※#JP-jp-announcementは、「JP-japanese」チャンネルに参加すると表示されます。
まず、「#announcement」チャンネルです。以下画像、赤枠参照
このチャンネルでは、運営がユーザに対し、主に以下のアナウンスを出しています。
- イベント開始/終了のアナウンス
- 障害、トラブル、エラー等が発生した際のアナウンス
- 詐欺などの注意喚起
- 有志サポーターの募集
- その他、運営からのアナウンス
例えば、以下は、SOLANAネットワークが障害によって停止したアナウンスです。この情報量は、Twitter上では発信し辛いですよね。
こういった情報がほぼ毎日投稿されています。
この情報を理解するだけで、Twitterのみを利用しているSTEPNユーザに比べ、1歩以上は情報で優位に立てると思います。
つまり、
情報で優位に立つ = 「損失を減らす」「利益を増やす」ことにつながる
はずです。
なお、「#announcement」チャンネルは、以下のリンクから飛ぶことが可能です。
https://discord.com/channels/890163015561932840/907818005902295120
ただし、ブラウザ版として表示されると思うので、うまく表示されない、ページが重い場合は、アプリ上で探してください。
続いて、「#JP-jp-announcement」チャンネルです。
こちらのチャンネルは、STEPNに関する以下の情報がまとまっています。
- Discordの使い方、STEPNの始め方、見ておくべき記事一覧
- 詐欺などの注意喚起
- Discord内の各スレッドの案内
- 日本語ユーザ向けのイベント等の案内
こちらは、日本語ユーザー向けに日本コミュニティの有志が情報を載せています。仮想通貨初めての方は、これらの情報も非常に参考となるため、是非読みましょう。
また、上記チャンネルから、「STEPN公式アナウンス」というスレッドも閲覧できます。
こちらのスレッドでは、#announcementを日本語訳をした投稿も閲覧することができます。こちらも、日本語コミュニティ有志が対応してくれています。感謝です。
なお、スレッドの参加方法は以下を参照してください。
2.AMA(Ask Me Anything)による創業者からの最新情報
STEPNでは、日本時間の毎週土曜日22:00~23:00に、STEPN創業者のYawn、Jerry、そしてアンバサダーのBarndog3名によるAMAが開催されています。
AMAとは、
Ask Me Anything = 何でも聞いてね
という会です。エーエムエーと呼びます。
Discord内の「Community AMA」というボイスチャンネルから参加します。
週次のAMAでは、創業者からプロジェクトの進捗状況、今後の機能実装予定、既存機能のアップデート情報、バグやトラブルの対応状況、ユーザからの質問への回答、など多岐に渡る最新の情報を得ることができます。
でも、全部英語なんでしょ?聞いてもわからないよ。
・・・というあなたに朗報!
日本コミュニティ有志がリアルタイムで翻訳してくれています。
それが、「#ama-translation-jpn」チャンネルです。
このチャンネルで、リアルタイム翻訳してくださいます。
さらに、AMA終了後、有志の方がまとめを作ってくださったりもします。
※チャンネル内を遡れば見つけられるはずです。
※善意による活動なので、まとめがない回もあるかもしれません。
これを見ることで、Twitterユーザよりさらに優位に立つことができるでしょう。もちろん、Twitter上のまとめを見るでもよいかもしれません。ですが、リアルタイムに運営の声を聴くことで運営の想いや考えを知るきっかけになると思います。
Twitter上でのまとめの場合、ツイート者の取捨選択によって、リアルタイムで得られた情報が切り捨てられている場合もあります。特に、創業者の考えなどはあまり載ってこないように思います。
ただし、リアルタイム翻訳側で、翻訳誤りをしてしまう、翻訳を取りこぼしてしまう可能性も十分あります。ですので、Twitterのまとめや複数の見解を見ることで、総合的に判断することも重要です。
情報収集に関して、是非押さえておいて欲しいポイントはここまでとなります。なお、TwitterとDiscordに関しては「応用編」もありますので、そちらも是非参考にしてみてください。
続いて、STEPNを使う際、必須で理解して欲しい「チェーン」に関する内容です。
大事なポイントその6:チェーンの違いとチェーン上のトラブル
ブロックチェーンは、非常に奥が深く、私もわかっていない部分の方が多いです。が、ここでは技術的な話ではなく、STEPNを利用する上で知っておいた方が良い部分として、以下を解説します。
1.SOLANAチェーンとBNBチェーン
2.オンチェーンとオフチェーン
3.障害・混雑の実例
4.トラブル発生時の対応方法
1.SOLANAチェーンとBNBチェーン
まず、ブロックチェーンについて、先の通り解説しません。
その代わり、以下の記事を読んでみてください。
仮想通貨とは何か?といったところから、ブロックチェーンのザックリした内容が書かれています。連載記事になっていますが、どうやら3回目で終わってしまった様子?のようです。2回目まではわかりやすいと思います!
さて、まずはSOLANAチェーンについて簡単に解説します。
SOLANAチェーンとは、ブロックチェーンの種類でして、「SOLANA」とは、そのブロックチェーンを利用する際、手数料(よく”ガス代”と呼ばれています)として使用される通貨のことです。SOLANAのブロックチェーンを利用して通貨やスニーカーの送金、取引を行った際に、SOLを手数料(ガス代)として支払います。
少し脱線しますが、
以下の画像はSTEPNアプリ内のWalletから、外部のWalletへ送金する際の確認画面です。こちらでは、Fee(=ガス代)が「0.000005SOL」と表示されています。
これは、SOLANAのブロックチェーンを利用した際、手数料として0.000005SOL支払っている、ということになります。
この手数料を所持していないとブロックチェーンを利用することはできません。ですので、ガス代は0.01SOLくらいを送金元のWalletに残しておきましょう。
同じように、BNBチェーンではガス代として「BNB」を支払います。STEPNでは、SOLANAとBNBという2つのチェーンを利用できますが、SOLANAとBNBは異なるブロックチェーンですので、支払うガス代の種類が異なります。
STEPNアプリで対応(表示)している通貨は以下の通りです。
<SOLANAチェーン>
・SOL
・GST
・GMT
・USDC
<BNBチェーン>
・BNB
・GST
・GMT
・USDC
これらは一見、SOLとBNB以外、同じ通貨のため、Wallet同士で直接送金出来そうに見えますが、チェーンが異なるため、SOLANAのWalletからBNBのWalletへ直接送金できません。
その逆、BNBのWalletからSOLANAのWalletも直接送金できません。
STEPNアプリ上では、誤ったチェーンの宛先アドレスを入力した時点で「Incorrect address format」と表示されるため、そもそも送金ができません。
では、実際どうすれば良いかというと、SOLANAとBNBの両チェーンに対応している取引所へ一度送金し、その取引所を介してもう一方のチェーンへ送金する、という方法があります。
具体的には、BINANCEという取引所の利用です。
BINANCEはSOLANAチェーンとBNBチェーン双方に対応しています。従って、BINANCEを介してチェーン間の通貨を移動させましょう。
もちろん、対応している通貨があれば、他の取引所を利用しても問題ありません。
ちょっと分かり辛いと思うので、図を用意しました。
図の矢印の部分は、通貨の移動を表しています。
例として、通貨をSTEPN SOL WalletからSTEPN BNB Walletへ送金する場合
①SOLANAのSpendingからSOL Walletへ移動
②SOL WalletからBINANCEへ送金
③BINANCEからBNB Walletへ送金 ※BNBチェーン(BEP20)の選択必須
④BNB WalletからBNBのSpendingへ移動
という流れになります。
具体的な送金の手順は、ここでは説明しません。DYORです。
また、BINANCEから送金する際は、以下の点を気を付けましょう。
・誤ったチェーンを選択しないよう気を付ける
例1:BINANCEでBNBチェーンを選択したが、送金先にSOLANA Walletのアドレスを入力し、送金した。
⇒ BNBチェーンを選択したら、BNB Walletのアドレスを入力しましょう。SOLANAのアドレスで送金した場合、資金が消失します。
例2:BINANCEでBNBチェーンを選択したが、BEP2へ送金した
非常にややこしいのですが、BINANCEではチェーンの選択時、以下の画像のように、BSCとBNBの2つがあります。
ここで選択するチェーンは「BSC:BNB Smart Chain(BEP20)」です。
BNB Beacon Chain(BEP2)を選択すると最悪資金が消失してしまいますので、間違えないよう気を付けましょう。
簡単に解説すると、BEP2とBEP20の違いは、トークン(通貨)の対応規格です。BEP2が初期に作られ、その後さまざまな通貨が発行されたことで、それらに対応するためBEP20ができ、BEP20が主流になりました。とはいえ、BEP2で対応している通貨もあるため、両方存在しています。
繰り返しになりますが、ややこしいので操作ミスに気を付けましょう。
・STEPNで対応していない通貨を選択しないよう気を付ける
例:BINANCEでUSDCを選択したつもりが、USDTを送金した
⇒STEPNで対応しているのは「USDC」です。STEPNアプリ内Walletでは、USDTの表示/操作ができません。Phantom WalletなどにSTEPNアプリ内Walletをインポートし、BINANCEへ送り返す必要があり、初心者にはかなり難易度の高い作業が発生します。
なお、参考として、
各Wallet、BINANCEで対応している通貨を以下の表にまとめました。
この表を見つつ、誤った操作をしないよう気を付けましょう。
ちなみに、スニーカーなどのNFTはチェーン間の移動ができません。
現在、チェーン上のNFTはそれぞれ独立しています。
また、取引所のWalletがNFTに対応していないため、例えば以下のようなNFTの送付を行うとNFTが行方不明(取り出し不可)となります。
・SOL WalletからBINANCEやその他取引所の入金アドレスへNFTを送付
NFTの送付は、同じチェーン間のWallet同士で行いましょう。
※なお、BNBチェーンのみ、BINANCEのNFTマーケットプレイスへNFTを移動させることが可能です。手順などはDYORです。
2.オフチェーンとオンチェーン
STEPNにはオフ(OFF)チェーンとオン(ON)チェーンが存在します。
※読んでいてオフとオンが見辛いため、ここからは英語表記にします。
ここを理解していると、Spending⇔Wallet間の資産の移動などでトラブルがあった際、慌てずに済むと思います。
それぞれを簡単に説明すると、
OFFチェーン:ブロックチェーンに記録されません
ONチェーン:ブロックチェーンに記録されます
となります。
言葉だけですと、ちょっと理解が難しいので、先ほどの図を活用します。
図では、OFFチェーンとONチェーンで分けて記載しました。
そして、スニーカー/通貨の移動を矢印で表しています。
図の数字について、以下の通りです。
①SOL Spendingにおける、スニーカーやGEMの売買、通貨の獲得/消費
②SOL SpendingとSOL Wallet間のスニーカー/通貨の移動
③ご自身のSOL Wallet上(正確にはDEXを利用)で通貨の取引
④ご自身のSOL Walletと第三者のSOL Wallet間のスニーカー/通貨の移動
⑤SOL Walletと取引所(図ではBINANCE)間の通貨の移動
⑥BNB Walletと取引所(図ではBINANCE)間の通貨/スニーカーの移動
※BINANCEはNFTマーケットプレイスでスニーカーの取り扱いがあるため、”BNBチェーンのスニーカー”はBNB Wallet ⇔ BINANCE間で移動可能です。ただし、BINANCEのマケプレにWalletを接続し、スニーカーを移動する必要があります。
⑦ご自身のBNB Walletと第三者のBNB Wallet間のスニーカー/通貨の移動
⑧ご自身のBNB Wallet上(正確にはDEXを利用)で通貨の取引
⑨BNB SpendingとBNB Wallet間のスニーカー/通貨の移動
⑩BNB Spendingにおける、スニーカーやGEMの売買、通貨の獲得/消費
続いて、図の数字を元に、OFFチェーンとONチェーンの違いについて解説します。
・OFFチェーン
①⑩が該当。これらのデータは全てSTEPNが管理しているサーバに保存されています。ブロックチェーンに記録されません。
従って、STEPNの管理するサーバの負荷が高くなり、処理に時間がかかる場合、例えば以下のような事象が発生します。
・マーケットプレイスの閲覧がうまくできなくなる
・アプリを立ち上げたがスニーカーが表示されない
・Move&Earn中に通貨を獲得できない
・アプリにログインできない
これ以外にも、Spending内で様々な事象が起きる可能性があります。
一方、SOLANAやBNBのチェーン上で何か障害が発生しても、①⑩の操作については影響を受けません。
※Spending⇒Walletへの移動は影響受けます。後述します。
・ONチェーン
②③④⑤⑥⑦⑧⑨が該当。これらの操作はブロックチェーンに記録されます。STEPNが管理しているサーバに保存されません。
従って、SOLANAチェーン、もしくはBNBチェーンで何らかの障害やチェーンが混雑していた場合、送金、取引などの反映に時間がかかる、何時間も待っても反映されない、といった事象が発生します。
ただし、障害や混雑の発生ポイントによって図の番号の中でも例外があります。以下図の黄色枠部分です。
ここは、OFFチェーン ⇔ ONチェーンを行き来する部分になり、
OFFチェーンのトラブルも、ONチェーンのトラブルも”どちらも”影響を受けてしまいます。
例えば、STEPNサーバで何か障害が発生した場合、①⑩だけでなく、②③④⑤⑥⑦⑧⑨で影響を受けます。これは、アプリ側での操作がSTEPNサーバを通してブロックチェーンへ反映されるため、STEPNサーバがダウンしていると、これらが反映されないことから影響を受けてしまいます。
特に、②と⑨のSpending ⇔ Wallet間のスニーカー/通貨の移動は、STEPN側サーバの負荷が高い場合、SOLANAやBNBチェーンの負荷が高い場合、どちらかが発生しても影響を受けてしまうため、TwitterやDiscordでもトラブルに見舞われている方が多いようです。
なお、③④⑤⑥⑦⑧はWalletをSTEPNアプリ外(PhantomやMetamask等のアプリ)の利用やDEXへconnectすることでSTEPNアプリの影響から逃れる事が可能です。
また、Bridgeを利用することで③ ⇔ ⑧へ通貨を交換することも可能です。
ただし、詳細や手順はDYORです。
このように、OFFチェーンとONチェーンでは、トラブルの発生箇所によって影響範囲が異なる、ということを理解しましょう。
また、BNBチェーン、SOLANAチェーン共に、送金後の状況がどうなっているか、トランザクション(=取引や送金などの処理)状況を閲覧できるサイトがあります。
SOLANAは複数サイトがありますが、参考に1つリンクを貼ります。
以下画像赤枠の箇所に、ご自身のSOLANA Walletのアドレスを入力し、検索するとWalletのトランザクションが閲覧できます。
トランザクション成功・失敗の確認くらいは、そこまで難しくないと思うので、確認してみましょう。DYORです。
同様に、BNBチェーン用のリンクも貼っておきます。
以下画像赤枠の箇所に、ご自身のBNB Walletのアドレスを入力し、検索するとWalletのトランザクションが閲覧できます。DYOR。
3.障害・混雑の実例
・SOLANAチェーンの障害・混雑について
実際に先日、SOLANAチェーンで障害が発生し、ネットワークが停止してしまいました。
これは、先ほどの図でいうと、赤枠のSOLANAチェーンで障害が発生したことになります。
そして、ご自身を中心に上図の赤い「×」印を付けた箇所に影響が出ます。
SOLANAチェーンに関連する箇所が影響を受ける一方、BNBチェーンは影響を受けません。
従って、BNBチェーンでは問題なくスニーカー/通貨の送金や取引等が可能です。
チェーンの障害は、チェーンを運営・管理している各プロジェクトが対応するため、STEPN運営はチェーンの障害を回避することはできません。
複数チェーンが利用可能な場合、こういったチェーン上の障害の影響を受けずにSTEPNを利用することができます。もちろん、両チェーンでスニーカーを持っていればですが・・・。
ちなみに、通貨よりもスニーカーの方が移動に時間がかかる場合が多いです。これは、通貨よりもスニーカーの方が処理するデータ量が多いためです。
続いて、以下STEPN公式のツイートをご覧ください。
こちらは、STEPNのサーバへのDDoS攻撃(対象のサーバーに対して複数のコンピューターから大量にリクエストを送ること)が発生した際のツイートです。以下は、上記ツイートの日本語訳です。
ーーー
1 /最後の更新の直後、サーバーはいくつかのDDOS攻撃に耐えました。攻撃によりネットワークの輻輳(ふくそう=混雑)が発生し、開発チームが問題のほとんどを修正し、サーバーが通常の機能を再開しました。
ーーー
ツリーで続きが説明されているので、読んでみてください。
なお、この事象発生中にGSTを移動した19,877件が反映されない状況となりましたが、その後復旧しているようです。
さらに、DDoS攻撃を受けた後、AMAで運営が以下発言をしていました。
ここでいう、DDoS攻撃を受けたサーバは、OFFチェーンにある「STEPNサーバ」となります。以下図のような状態です。
STEPNサーバが攻撃を受けていますね。
こちらも、上図の赤い「×」印を付けた箇所に影響が出ます。
この場合、ほとんどの操作がSTEPNサーバを通じて行うため、バツだらけになってしまいます。
ただし、⑤と⑥のBINANCEから送金する場合に関しては、影響ありません。
なぜなら、各チェーンは正常な状態だからです。あくまで影響を受けるのは「STEPNアプリを通じた操作」だからです。
そのため、BINANCEから送金し、BINANCE側で送金完了しても、STEPNアプリ上でWalletを開くと「Server busy」等でうまく反映されていない、といった場合があります。この場合、STEPNアプリ以外のWalletアプリで閲覧すると着金していることが確認できます。
また、繰り返しになりますが、
③④⑤⑥⑦⑧はWalletをSTEPNアプリ外(PhantomやMetamask等のアプリ)の利用やDEXへconnectすることでSTEPNアプリの影響から逃れる事が可能です。
Bridgeを利用することで③ ⇔ ⑧へ通貨を交換することも可能です。
ただし、詳細や手順ははDYORです。
STEPNサーバが重い、障害が起きている場合、SOLANAチェーンやBNBチェーンに関係なく、全ユーザが影響を受ける、ということになります。
このように、様々な影響が出てしまいますが、運営にてセキュリティの強化、サーバの強化などを行うことで攻撃を受けてもなるべく影響が出ないよう日々、エンジニアの方達が対応しているようです。また、攻撃を受ければ受けるほど、運営に攻撃者のデータが溜まることで、対策しやすくなっていくとも考えられます。
また、攻撃は受けておらずとも、チェーンが混雑している場合も注意が必要です。特に混雑することが予想される日本時間夕方~夜の時間帯はアプリの動作状況も見つつ、できれば混雑時間帯を避けて資産の移動や取引を行った方が安全だと思います。
一方、以下のような疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
ちょっと回答してみましょう。
Q.STEPNサーバの障害中にアプリの操作、スニーカー/通貨をSpendingから移動するとどうなるか?
A.
やめましょう。最悪資産が消失します。
障害が発生している、ということは通常では起こっていないことが起きている訳です。その状況でアプリの資産に何か操作を行う場合、それが障害によってどういった影響を受けるかわからない以上、非常に危険です。
また、こういった状況で何か操作を行い、通常と異なる状態(それこそ資産が消えてしまった等)といった場合、運営側では障害対応に加え、あなたの資産の状況確認や対応が増えるわけです。これは障害の複雑化や影響範囲の拡大にもつながり、障害復旧までの時間も長引きます。
運営もユーザも不幸になることなので、大人しく障害復旧を待ちましょう。
Q.復旧してすぐ使っても良い?
A.
私だったら様子を見ます。
何故かというと、復旧したとアナウンスがあった際、皆さん復旧を待ちわびていたわけですから、アプリに殺到します。
そうすることで復旧した障害が再び発生してしまう、もしくは別の障害を引き起こす、といった事が起きるかもしれません。
従って、復旧直後より、ある程度時間を空けてから利用する方が安全だと思います。もちろん、その時のご自身の状況にはよるとは思いますが、資産の安全を考えると、待つ方が良いでしょう。
とはいっても、混雑しているかどうやって気付けばわからない!という方は、是非「SOLANA Status」を見てみましょう。以下にリンクを貼ります。
STEPNサーバの状況は、STEPN運営しか分かりませんが、SOLANAチェーンの混雑状況や障害発生有無は、こちらのサイトを見ることで確認することができます。
以下は、SOLANAチェーンが正常に稼働している「グリーン」表示です。
一方、以下はSOLANAチェーンで障害が発生しているときの表示です。
これ以外にも「オレンジ」の表示もあります。
このように「レッド」や「オレンジ」の表示が出ている場合、SOLANAチェーンで障害発生や不安定な状況であるということが分かります。そういった際は、グリーンになるまでチェーンに関わる操作は控えましょう。
また、ページ内で少し下へ移動すると以下のグラフがあります。
Ping tx_loss(mainnet-beta) です。
「mainnet-beta」なのでお間違えないように!testnetではありません。
グラフにカーソルを合わせると、赤枠のようにパーセントが表示されます。
これは、トランザクション(=取引や送金などの処理)のLoss率を示しています。
つまり、送金など行った際、正しく処理されるかどうかを示しており、画像の場合、14:25付近にSOLANAチェーンを利用した人は100%トランザクションが失敗していることがわかります。
こちらは、SOLANA Statusの表示がグリーンでも発生するため、こちらもチェックすると良いでしょう。
ということで、何も知らずに取引や資産の移動を行うよりは、このサイトで安全確認をしてから操作を行う方が良いと思います。
3.トラブル発生時の対応方法
一方、障害や不安定化は突然発生しますので、例えば事前にチェックしたら、グリーンでだったので送金したが、その後不安定な状況となり、移動が反映されない…といった事態も起こり得ます。
いつまで経っても反映されない。どうしたらよいだろう?と思った際、誰かに聞く前にDYORできるよう、以下のページを共有します。
こちらは、公式が公開しているトラブルシューティングガイドで、それを有志によって日本語訳していただきました。
まずは、上記リンク先にトラブルの一覧があるので、そこに該当する項目があれば、トラブルシューティングガイドを読んで対応してみましょう!
それでも解決しない場合、また項目にないトラブルが起きている場合、
以下2つの問い合わせ先があります。
①Discord「サポート・お問い合わせ」スレッドへ日本語で投稿する
スレッドの表示方法は、よくある質問の「Q.スレッドってどうやって見るんですか?」を確認し、スレッドを探してみてください。
こちらでは、経験豊富な有志の方々が皆さんのトラブル解決の手助けをしてくれます。
ただし、対応する方はあなたと同じ、一人のユーザです。
そして、サポートセンターではなく、善意での対応ですので、その点よく理解して問い合わせしましょう。
②Discord「#transaction-related-missing-assets」チャンネルの「Dyno」と書かれたリンクから投稿
こちらは、資産をSpending⇔Walletの移動で資産が24時間以上反映されない方向けのチャンネルです。
こちらのリンクのフォームから英語で問い合わせを行うことができます。
ただし、問い合わせ後、返信に48~72h程度かかってしまうようです。
よっぽどのことがない限り、問い合わせせず、反映を待ちましょう。
2章補足:さらなるレベルアップへ
こちらでは、2章の中で書ききれなかった、より詳細な情報収集の方法、SNS上のポジショントークの意図や投稿の真偽確認(裏取り)、他のプロジェクトの調べ方について解説します。2章の内容よりもさらにハイレベルになるので、一旦読み飛ばしていただき、仮想通貨に慣れてきたら戻っても良いと思います。
Twitterでの情報収集(応用編)
1.識者の情報を見て感度を高めよう
過去に、以下ツイートしましたが、こちらをもう少し詳しく解説したいと思います。
①正しい識者(インフルエンサー)をフォローします。
何をもって正しいか?ですが、私は以下のようなツイートを定期的に投稿している方を参考にしています。
・情報感度が自分より高いこと
⇒私の知らない情報を私より早く取ってきている。
・識者自身の利益を追求し過ぎていないこと
⇒過度な銘柄煽り、配ってるかわからないgiveaway、アフィリエイトリンクのアクセス数を稼ぐための投稿、等を指す。
・1次情報を転載だけでなく、自身の考えまとめていたり、発信しているか
⇒単純なRTももちろん助かりますが、識者の考えや調べた+α情報、情報ソースが載っている引用RTだと、更に良いと思います。
・考察をツイートしている場合、精度や根拠の有無も確認
⇒考察が妄想に偏り過ぎていないかを確認してます。
・発信するプロジェクトの種類が自分に合うか
⇒NFT、DeFi、魔界、チャート、Game-Fiなどそういった種類です。ここは向き不向きや好き嫌いがあると思います。
フォロワー数や仮想通貨を始めた時期(アカウント開設時期)はあまり関係ないと思います。数百フォロワーでも、私なんかと比較にならないくらい、優れたアカウントはいっぱいあります。
ちなみに、おすすめの識者!みたいな紹介はしません。
上記の観点で探していただけたらと思います。
最初は声の大きい(RTやいいねが多い)ツイートに行きがちですが、その中に紛れて優れたツイートをしている方がいるはずです。そのアカウントへ飛び、過去のツイートを上記観点に当てはまるかチェックすると良いでしょう。
また、上記以外にもご自身が意識していることも合わせるとなお良いと思います。
②識者のツイートを通知オン、内容を読んで試してみる
ここ大事です!識者をフォローし、ツイート読んでるだけじゃ足りません。
興味が沸けば実際に取り組んでみましょう。そこで初めてDYORが始まります。取り組んでみて、分からないことは調べて、それでも時には失敗し、資金を失ったり、損したりするかもしれません。もちろん、成功して利益を得ることもあるでしょう。そういったことを繰り返すことで自身の知見として蓄積されていくはずです。
③公式アカウントをフォロー、1次情報を得る
気になったプロジェクトの公式アカウントをフォローしましょう。
皆さんSTEPNはやっているでしょうから、STEPN公式をフォローするよう、基礎編でお伝えしましたが、こちらは識者がツイートする他のプロジェクトです。新しい情報は基本的に公式から発信されます。
新しいプロジェクトを知るきっかけは識者だったとしても、その後の最新情報は公式アカウントから得るべきです。
④1次情報を元に考察、その後の状況や識者の考察と比較する
ここまでやってれば完璧、というか出来たら素晴らしいと思います。
考察するには、プロジェクトの精査も必要となってくるため、後述する「新しいプロジェクトの調べ方」を参考にプロジェクトを調べてみてください。その上でそのプロジェクトが今後どうなるかを考察、その後プロジェクトを追いかけたり、識者の考察ツイートと比較することで答え合わせを行います。
ここまで一通りできるようになると、大小の程度はあるかもしれませんが、アタリのプロジェクトに早期からINすることができるようになっているのではないかと思います。
さらに、これらを繰り返すことで、今度は識者よりも早く優れたプロジェクトを見つけてくることができるようになると思います。
仮想通貨の世界は広く、識者であっても知らない優良プロジェクトはたくさんあります。誰にも知られていないうちに、他の人より「早く」参入することが、利益の源泉となります。私は、それがSTEPNでした。
2.ポジショントークの意図
基本的にTwitterはポジショントークだらけです(私含め)。ツイートを読んだ方を誘導するための策が様々に張り巡らされています。ここでは、なぜポジショントークをするのか、私なりに理解している範囲で解説します。
私もSTEPNだけでなく、他のプロジェクトについても情報発信しますが、基本的にツイート時点で、通貨は購入していますし、何らかのタスクがあれば実行済みです。
この意図としては、以下のようなものがあると思います。
・自分の履歴として残しておきたい(私は結構コレでツイートしてる)
・正確な情報を発信するために、発信前に自分で試した
・プロジェクトの事を知らない人に知ってもらうことでプロジェクトを盛り上げたい
・フォロワーの役に立ちたい(私も多少意識してます)
他にも、ツイート者にインセンティブが発生するため、そういった発信を行っている場合もあります。
例えばリファラルリンクを貼り、フォロワーがそのリンクを踏み、プロジェクトへの参加者数が増えることで、
・ホワイトリスト(=NFTや通貨を一般販売より安い価格で購入する権利)
・通貨のエアドロップ
をツイート者が得られる、であったり、プロジェクトから、マーケティング目的で直接依頼されている場合もあります。
実際、私もフォロワーが増えたことで、そういったDMが来るようになりました。偽アカウントではなく、本物のアカウントからです。ただ、私はSTEPNを優先しますけど。
STEPN自体も、2022年2月頭はSTEPN公式から各インフルエンサーへ、マーケティング目的で、スニーカーのGiveawayがバンバン行われていました。その当時、日本だけでやたら流行っていたので、STEPNは”絆銘柄”と呼ばれてましたね。
さらには、インフルエンサーのツイートに対し、なんでも反対意見を述べる方、否定的な意見を投稿する方もいらっしゃいます。もちろん健全に議論を目的とした方もいらっしゃるでしょうが、中には、炎上目的で相手を蔑む意見を述べている方もいるようです。
これは、インフルエンサーの意見に対し、否定的な考えを持つ方は一定数いる、という前提の元、少数派を自分のLINEオープンチャットや、メルマガ等に取り込むために、あえて否定的な意見を述べる、もしくは炎上させるような発言をする、といったやり方です。
一方、邪な考えを持っている方の場合、自分で購入した通貨をツイートし、他の参加者を後乗りさせることで、その通貨の価格が上り、自分は高値で売り抜ける、といったことも可能です。そのためだけに過度に銘柄を煽ったり、複数アカウントを使い分け、あたかもたくさんの人がその銘柄に投資しているように見せかけることで、価格を吊り上げようとしている方もいます。こちらはかなり悪質です。
要するに、自分が利益を得るために様々な手段であなたを誘導する人がSNSには一定数いる、ということです。
もちろん、私もお金欲しいですし、ですから、たまーにリファ貼ったりすると思います。ただ、質の悪いプロジェクト、将来性が乏しいものをあたかも大儲けできるよう、煽ったツイートをするつもりはありません。(大ハズレしてしまうと、結果的に悪質な方と同じ状況になってしまうのがツライところです)
こういった背景や意図を理解した上で、ツイート者のリファを踏むかどうか、通貨を購入するかどうかを判断しましょう。
結局、そのプロジェクトが良いかどうか、自分で精査しなければいけません。
ツイート者の内容を鵜呑みにし、何も考えずに買った通貨が下がっても、購入すると判断したのはあなたです。ツイート者に文句を言ったってお金は返ってきません。自分で判断できるようになりましょう。
3.情報の真偽確認
Twitterでは、噂が真実のように扱われ、情報が回っていることが多くあります。そのため、ツイートで出た内容を鵜呑みにせず、必ずソース(=情報記載元)を確認しに行きましょう。
これを怠ると、損する可能性が高くなります。
STEPNでいうと、すでに記載しましたが公式のアナウンスやAMAでの発言があるのか?はチェックしておきたいところです。ただし、AMAでの発言は後に訂正される場合もありますが・・・。とはいえ、運営の発言を見ておくことは非常に重要です。
ですので、本noteでは繰り返し「1次情報を見る」ことを推奨しています。
ソースがないまま、噂だけが独り歩きしている様子であれば、話半分くらいで聞いておきましょう。
ちなみに私の場合、面白そうな内容であればそれを元に頭の中で考察し、事実だった場合、どう動くか考え、頭の隅に置いてたりします。噂が事実だとわかった瞬間、動きやすいからです。ただ、無駄だったことがほぼ100%ですけどね。
Discordでの情報収集(応用編)
基礎編では、私が考える最も重要な部分に絞って記載しましたが、こちらではもうちょっと幅広くDiscordを活用してもらえるような内容を解説します。以下2つです。
1.ユーザ同士の情報交換
2.Discordの各機能を活用
1.ユーザ同士の情報交換
Discordでは初心者の方もいれば、私よりも優れた玄人の方もいらっしゃいます。そういった方とチャットでコミュニケーションが取ることは、たくさんの学びにつながると考えています。
是非、様々な方と議論してみましょう!一方的な質問ではなく、「議論」ですので、間違えないようにしましょうね。
Discordには以下画像の通り、様々なスレッドがあるので、是非覗いてみてください。
また、DiscordのLvが10以上になると、以下のチャンネルでも発言することができます。Lv9以下の場合、閲覧のみ可能です。
なお、Discordのレベルの確認方法は、以下QAを確認してください。
2.Discordの各機能を活用
Discordの機能を活用することで、更に情報収集が捗ります。
いくつか、役立つ機能を紹介します。
①検索機能とオプション
これ、かなり使えますよ!過去の発言や〇〇表といった画像なども、検索することができるんです。
検索機能は、PCでいうと以下画像赤枠から入力することで検索できます。
スマホの場合、チャット画面右上の虫眼鏡マークをタップします。
以下画像の赤枠です。
すると、以下画像の赤枠に検索したいワードを入れ、検索することができます。
さらに、上記画像で「from:」など記載がある通り、オプションを使用することで、便利に検索を使うことができます。
例えば、私がgeneralで最も過去に発言した内容を探してみましょう。
まず、「from:」オプションを利用します。
from:cryptBBQ
と入力すると、以下画像のように、合致するアカウントが表示されます。
さらに、オプションは組み合わせて使うことが可能です。
from:cryptBBQ#9624 の後ろに半角スペースを付け、
続いてgeneralの部屋での発言を調べるために、指定したチャンネル内を検索する「in:」オプションを使用します。
すると、以下画像のように、7件ヒットしました。
7件だけなので遡れば簡単に見つかりますが、もう1つ機能を紹介するために、画像赤枠の「古」を選択しましょう。
すると、日付が古い順に表示されます。
私の一番古い発言が出てきました。なんか言ってますね笑
ここで、私の発言にカーソルを合わせると、「ジャンプ」と表示されます。
これを選択することで、その発言したチャットまで飛ぶことができます。
押してみましょう。
見返すまで忘れていましたが、どうやら上の方が靴が高い、という発言に対してメチャメチャ同意しているようですね笑
このように、検索を活用することで、過去の有用な発言を見に行くことができます。(例は、別に有用じゃありません笑)
他にも、「has:」オプションを使えば、画像が検索できますので、STEPNで役立つ表などの検索に利用できるでしょう。
また、私が知っている以外にも便利なオプションがたくさんある気がするので、この機会に調べてみても良いと思います。
②Discordのピン
ピンには、各チャンネルやスレッドで重要な発言、見返して欲しい発言をピン止めすることで見やすくしています。ピン止めは権限が必要なため、一般のユーザでは利用できません。新しいチャンネルやスレッドに参加したら、必ずピンがないか確認しましょう。
③ミュートやBAN
Discordで、荒らしや不適切な発言などを繰り返す場合、
・ミュート(閲覧のみでどのチャンネルやスレッドにも発言できない)
・BAN(サーバから強制退出)
される場合があります。
発言してはいけないチャンネルで発言すると、ミュートやBANされる場合もあるので、以下は読んでおくと良いと思います。
④ローカルタイム表示
STEPNのサーバでは、利用者に分かりやすいよう、#announcementチャンネルの発言は、各国のローカルタイム(=現地時間)で表示してくれていることが多いです。
以下の画像、赤枠を見てください。うっすら文字背景に色が付いているのが見えます。
赤枠を選択してみましょう。するとPC/スマホで以下のように日時が表示されます。これはローカルタイムを表示する設定で時刻を入力しているからです。
海外プロジェクトの場合、ほとんどがUTC表示などで、時差を考慮しなければいけませんが、Discordの機能で自動的にローカルタイムで表示してくれます。ただし、これは投稿者側の設定なので、閲覧する我々側で設定することはできません。STEPNサーバは各国の時差に優しい、ということです。
⑤ロールの役割
Discordネームが様々な色の方がいらっしゃいます。
色によって役割が異なっており、以下のリンクで各ロールの役割、取得条件などまとまっていますので、読んでみてください。
新しいプロジェクトの調べ方
私が新しいプロジェクトに出会い、DYORする際のやり方を解説しています。私も界隈ではまだまだの部類ですので、おかしな点や理解誤りなどあるかもしれません。内容はあくまで参考とし、必ずご自身でしっかりDYORし、最終的にご自身の考えた理由・戦略で投資有無を判断しましょう。
ちなみに、IDO即売りするようなプロジェクトではなく、長期で付き合っていくプロジェクトを調べる目線でのやり方です。
1.公式Twitter
新しいプロジェクトは、ほとんど公式Twitterアカウントを持っています。
まず、そのアカウントが偽アカウントの疑いもあるので、発信内容や自身の信頼している方がフォローしているかどうかでチェックします。誰もフォローしていない場合、偽アカウントやSCAMプロジェクトの疑いが強くなります。私は基本参戦しないと思います。
本物である確証が得られた場合、プロフィール欄を確認し、公式ホームページがあれば、そちらへ飛びます。
2.公式ホームページ
公式ホームページでどういったプロジェクトなのか、概要を見ます。
基本英語なので、翻訳しながら進んでいきます。あわせて、詐欺サイトではないかどうかや、サイトの作りがイケてるか(ビジュアルや視認性など)も簡単に見ます。HTMLを見るとかまではしません。
そして、VC(=ベンチャーキャピタル)、ロードマップや通貨の配布割合、運営の紹介、IDOやWL(=ホワイトリスト)情報などあればチェックします。
以下は、私がチェックしている目線です。
①VC(ベンチャーキャピタル)
そのプロジェクトに初期に投資している投資組織です。
例えばSTEPNでいうと、以下のVCがSTEPNへ投資を行っています。
私もVCは詳しいわけではないのですが、以下のVCが入っていると熱いプロジェクトと言われがちです。
・Sequoia Capital(セコイアキャピタル)
・Alameda Research(アラメダリサーチ)
・Animoca Brands(アニモカブランズ)
・Coinbase Ventures(コインベースベンチャーズ)
・BINANCE LAB(バイナンスラボ)
・a16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)
あと何かあったかな…思いついたのを書いていったので、抜けてると思いますが、時々追加するかもしれません。
なぜ”熱い”かというと、上記のようなVCが投資したプロジェクトが有名になり、発行している通貨やNFTの価格が大きく上昇するからです。例えばセコイアは、GoogleやAppleに初期から投資していた、老舗のVCです。仮想通貨の世界でも良質のプロジェクトを目利きし、初期から投資しています。これらのVCが複数いる場合、更に熱い状況となります。VCの点でいうと、STEPNは激熱プロジェクトといって良いと思います。
2022/6/3追記:VC List by @taka_eth さん
こちらのVC Listでは、Takaさんが調べたVCを独自の目線でランク付けされています。記載されているVCの数はなんと”600"以上!これは役に立つと思います。
ちなみに、STEPNのVCを調べると、以下の通りでした。
S、AランクのVCがゴロゴロ入っていますね。
やっぱりすごいプロジェクトだと思います。
②ロードマップ
これは、プロジェクトによっては結構変更ある(STEPNがまさにそう)なので、あくまで参考程度にします。いつ頃何をする予定なのか、何となくわかれば十分だと思ってます。例えば、Game-Fi系でアプリ未ローンチであれば、ローンチ時期はいつごろか?他、メイン機能実装、テストネット、ベータ版、IDOなど主要なマイルストーン(=節目)が分かれば良し、でしょうか。
③通貨の配布割合
総発行枚数を確認、VCや運営の保有比率、さらに通貨のロック解除など情報あればチェックします。この後のホワイトペーパーと合わせてチェックすることで、通貨価値・価格が長期的に保てるのか、エコシステムが維持できるのかを確認します。
STEPNならGST=発行無限、GMT=総発行数は60億枚です。
GMTの最終的な保有比率は
VC:16.3%
運営:14:2%
BINANCEローンチパッドセール:7%
アドバイザー:2.5%
エコシステム/トレジャリー:30%
Move&Earn:30%
となっています。
なお、GMTは、現在100%の枚数が配布されている訳ではありません。例えば、Move&Earnの30%はGMTの獲得開始がまだのため、今後配布されていきます。詳細は、STEPN公式サイトのLite Paper下部にあるグラフに、以下画像のようにカーソルを合わせるとGMTの排出量が表示されます。
公式サイトのLitePaperのリンクを貼っておきます。
ただ、この部分に関しては、私もそこまで知見が多くなく、こうなっていたら安全とか、逆に危険、といった基準は持っていません。ホワイトペーパーと合わせ読みして、違和感なければ(例えば明らかにVCと運営の保有比率が高い・ロック期間が短い=上場後運営が売り抜けしそうだ等)良いかなと思っています。この辺は、私もまだまだ勉強が必要です。
④IDOやWL(ホワイトリスト)情報
IDO時期、参加方法、アロケーション(=割り当て量)などをチェック。NFTであれば、Mint日、Mint価格、WLの参加方法などをチェックします。プロジェクトにとって、IDOやMintは重要イベントで、ここに参加できるかどうかで、大きく利益を伸ばせるかも変わってきます。IDOやMintには参加するために、このあたりの情報はチェックしましょう。
ちなみに、ホワイトリストとは、IDOやMintへ参加する参加権みたいなものです。WLを持っていないと、プライベートセールに参加できず、パブリックセール(=一般販売)へ参加することになります。パブリックセールに参加する場合、IDOやMintの割り当てが少なくなってしまう、最悪割り当てなし、といった事になってしまうプロジェクトもあります。
3.ホワイトペーパー
ホワイトペーパーは、公式が作成したプロジェクトの詳細が書かれた文章です。主に以下について、情報がまとまっています。
・プロジェクトの目的
⇒STEPNなら健康的なライフスタイルへ導く、気候変動と戦う、Web3.0へ人々を導きプラットフォームを構築する、あたりでしょう。
・プロジェクトの概要、詳細説明
⇒STEPNなら、ゲームの始め方、ゲームのルールあたりです。
・トケノミクス
⇒STEPNなら、GST・GMTの供給やユースケースに関する箇所です。
・ガバナンス
⇒STEPNは投票によって手数料収入の何%をカーボンオフセットへ分配するか決定します。
後は、プロジェクトによって、パートナーに関する記述があったり、エコシステムをどう拡大させるか論じていたりと、書き方は様々あります。
プロジェクトの詳細が書かれているため、面倒であっても投資を検討する場合は必ずホワイトペーパーを読みましょう。
ただ、プロジェクトによっては、STEPNのように綺麗な形でホワイトペーパーを用意しておらず、Googleドキュメントによるスライド数枚、といったものもあります。私としては、ホワイトペーパーである程度情報が書かれていないと、プロジェクトの良し悪しも判断付かないため、情報が少ない場合はそのプロジェクトに投資しない or 投資額は極端に抑える、といった形を取ると思います。
4.過去に識者の関連ツイートはあるか
Twitterで、自身がフォローしている信頼できる識者が過去にそのプロジェクトに関してツイートしてないかチェックします。
以下画像のように、「キーワード検索」+「フォローしているアカウントのフィルター」でTweetを絞り込みます。
識者が過去ツイートしていた場合、何らか参考になる情報が得られるかもしれません。例えば、プロジェクトの概要をまとめてくれていたり、IDOやMintの参加・WLの獲得方法、テストネットの参加方法、キャンペーンの情報など、そういった類のものです。基本的に識者は分かりやすくまとめてくれているので、私も必ずチェックしています。
あわせてTweetしているということは、その識者も(その時点では)推している or 興味があると受け取れるため、そこも多少の安心材料になるかなと思っています。
5.Discord内の情報収集
さらに、プロジェクトがDiscordを運営していれば、参加します。
参考に、私がDiscordへ参加した際の動きを載せておきます。
①サーバ入室後、verifyがあれば必ず行う
verifyはChapchaBOTなどで行います。verifyしないと他のチャンネルが表示されず情報収集できませんし、verifyせずにいると、時間経過でサーバから強制退出させられてしまいます。
②まずはgeneral(サーバ参加者全員発言できるチャット)や言語別チャットで挨拶だけしておく
一度も発言がないアカウントは時間経過で強制退出される場合があるので、やっています。ただし、あちこちの部屋で挨拶するとスパム扱いされちゃうので、generalやgm-gn(=good morning - good evening)チャンネルで行いましょう。
③Discord内を探る
有益な情報がないか、Discord内を徘徊します。
ただし、無暗に見ても時間がもったいないので、以下ポイントに絞ってみていきます。
・announcementチャンネルを遡る
・generalや言語チャットのピン止めを見る
・言語チャット(日本語)を遡り、やり取りで有用そうなものを探す
・言語チャットのスレッドで有用なものがないか探す
・入室時点で開催されているイベント用チャンネル、giveaway用チャンネルなどないか探す。あれば参加方法や条件などを深堀する
6.その他情報収集
「Medium」という海外のブログのプラットフォームがあります。
仮想通貨のプロジェクトは、こちらで具体的なプロジェクトの紹介や、プロジェクトの進捗、IDO等の情報を展開していることが多いです。
STEPNの場合も、最初期のMint情報や、直近ではコラム的な内容まで様々な記事をアップしています。
また、Mediumに登録し、
以下画像赤枠のようにFollowingとすると、Mediumにログイン後のトップページにフォローしたプロジェクトの最新記事が表示されます。
Following隣のメールマークにチェックを入れると、該当プロジェクトが新しい記事を出した際、Mediumに登録したメールアドレス宛に通知してくれます。
気になるプロジェクトがあれば、公式ホームページからMediumに飛んだり、Medium上で公式の記事がないか検索し、詳細の情報を手に入れることが可能です。
私が勉強になった銘柄選定・プロジェクト調査のコツ
「私も界隈ではまだまだの部類」と書いた通り、こちらでは、私が勉強になったコンテンツについて、許可を取った上で紹介していきます。
ジョンさんのYoutube動画(約2時間)
こちらの動画、役立ちそうなポイントについて、目安の再生時間を載せておきます。動画は、冒頭から1時間まで解説、1時間~実際の銘柄を使い精査&解説をされています。
3分~:インフルエンサーから脱却⇒先に仕込んで上げてから利確の話
20分~:買い時、売り時の話
38分~:ペインポイント(そのプロジェクトで何を解決したいか)の話
1時間25分~:どうやって細かい情報掴むの?⇒ブログ の話
ジョンさんがとても良い聞き役をしており、分かっていない側で上げてくれる質問+youさんの回答が素晴らしいです。
長い動画ではありますが、是非見て欲しいです。
また、動画の元となったnoteについても、是非読んで欲しいです。
私がうまく書けていなかったり、不足している考え方が分かりやすく書いてあります。記事自体は昨年8月の投稿ですが、基本的な精査方法は不変です。
初心者がやってしまいがちな失敗例
仮想通貨戦士ロイさんのYoutube動画(約1時間10分)
こちらは、ロイさんのYoutube動画で、ゲストに南国さんをお招きし、南国さんご自身の失敗談を多数語ってくれています。
主にDeFi関連の話題が多いですが、SWAPでのスリッページでの失敗談など初心者でやりがちな話が多数+ロイさんがかみ砕いて解説してくれるのでわかりやすい!
3分~:スリッページで20%損失した話
17分~:ガス代用意せずに初めて触るチェーンにUSDC全額送った話
20分~:ファーミングでガス負けに気付かずClaimしちゃった話
26分~:トークンのコントラクトアドレスが変わったのに気づかなかった話
33分~:★Twitterでみんなが良いという通貨を買ってもお金が減ってる話
49分~:流行りもの(丸パクリ著作権無視系のSCAM)トークンを買った話
特に33分~の話は、初心者でホントにありがちなことなので、是非聞いてみてください!ホシ付けてみました。
なお、ロイさんのYoutubeチャンネルでは、別の方の失敗談や、初心者向けの分かりやすい解説動画などあるのでそちらも見ると良いでしょう。
これにて、2章補足は終了です。以下から3章へ移ります。
3章:お金のリテラシー
特に日本人は、お金の知識が不足している傾向にある一方、お金が大好きです。しかし他人には余り話さない(=議論しない)ため、情報不足で突撃、損をしてしまう、といったことがあります。
従って、この章では、私の経験を元に、お金に対する考え方、値動きに対して心を保つ方法を解説しています。
こちらに記載した内容は、人によっては全く参考にならないかもしれません。不要だと思えば、読み飛ばして次の章へ進んでください。
お金の基本的な知識
人生で1度も投資をしたことがないのに、初めての投資がSTEPNというのは相当リスクが高いです。
何がリスクかというと、STEPNが盛り上がっている現状ならばよいですが、STEPNが長期で続いていくと仮定した場合、盛り下がる場面もいずれ出てくるでしょう。その時、急な価格変動やTwitterのタイムラインの発言などに焦って、取り返しのつかない行動をしてしまう可能性があります。
STEPNは仮想通貨投資で、投資は金融の知識と経験値が必要です。
まずは、基本的なお金の知識を付けていく方が良いと私は考えます。
とはいえ、私もただの一般人なので、金融に関する直接のアドバイスはできません。私が身に付けた方法を書いています。
今のご時世、Youtubeは無料で有料級の情報を得ることができます。
様々な方が情報を発信しているので、優良な方も多数いると思いますが、私が特に見ていた「リベラルアーツ大学」は、投資について何も知らない/余り経験がない方でも一歩ずつステップアップできる、優れたコンテンツだと思います。
特に以下の「お金の勉強-初級編-」から1つずつ聞いていくと良いと思います。
また、お金に関する以下の5つの力に関連する話は、聞いて損はないはずです。自身が取り組んでないところをやれば、今の日本でもQOL(クオリティ/オブライフ)を上げることができると思います。
・貯める力:支出減
・稼ぐ力:収入増
・増やす力:資産増
・守る力:資産を減らさない
・使う力:お金を正しく使う
こちらで、5つの力に関するコンテンツをまとめた記事があります。
動画や記事で紹介している投資種別を実践するかどうかは、ご自身で判断しましょう。
なお、こちらのYoutubeチャンネルでは、仮想通貨投資についてはリスクが高いので投資初心者はやめておこう、くらいの伝え方で仮想通貨に関するコンテンツはなかったと思います。
あくまで、お金に関する基礎知識だと思って視聴すると良いでしょう。
価格変動とメンタリティ、価値をどこに置くか
STEPNは仮想通貨投資です。通貨の価格は上がったり下がったりします。
もちろん、何十%も上昇や下落することもあります。
その度に一喜一憂してしまうと、心が持ちません。仕事が手につかなかったり、家族やパートナーとの関係にもヒビが入ってしまいます。
豊かになるために投資を始めたはずが、お金も、周りとの関係性・信用も貧しくなってしまいます。
投資に慣れていない人であれば、一瞬で何万円ものお金が変動することに非常にストレスを感じるでしょう。生活費を削って投資をしていたらなおさらです。※ちなみに、生活費を投資に使うことは全くオススメできません。
冷静な判断をするには、余裕を持った心理状態で臨むべきだと思います。
では余裕を持つにはどうするか? ですが、
私はやっぱり
「余剰資金(=無くなっても当面影響がないお金)で取り組む」
だと思います。
余剰資金の考え方は各自の状況にもよると思いますが、私でいうと、
・生活防衛費を確保
・老後に向けた投資を定期的に実施
した上で仮想通貨投資へ参戦、なのかなと思います。
※ちなみに、私は本当に普通のサラリーマンです。特別な蓄え、収入、相続など全くありません。悲しい。。
もちろん、少ない資金や生活費を削って参戦し、一発逆転する場合もあるでしょう。でも極々一部です。氷山の一角です。
Twitterでそういったツイートを目撃しても、その裏に信じられないくらいの屍がいるはずです。以下に例の画像を置いておきます。画像のハズレ=”損失を出して退場”だと思ってください。屍は何も言わずに去るので誰も気づきません。
そして、冷静に立ち回るには、慣れ+原因の調査&実践でしょう。
まず慣れでいうと、
・激しい値動きの慣れ
・Twitterタイムラインの荒れ具合(煽り・誹謗中傷)の慣れ
私は仮想通貨関連でTweetを追いかけて1年くらいですが、様々な阿鼻叫喚、大勝利宣言などを見てきました。ほんとにスゴイ界隈だと思います…。
で、ただこれを眺めてヤバイなーとか、羨ましいなーで終わらず、なぜタイムラインがお通夜(火葬通貨)状態なのか?なぜこんなに儲かっている人がいるのか?何が起きたのか原因を調査します。調べ方は「2章補足:さらなるレベルアップへ」を参照してください。
これを何回も繰り返していると、チェーンや通貨は違えど同じ状況、似た雰囲気、次に何が起こるか想定できそうなシーンに出会う場合があります。
この時に、実践です。
ガッツリ調べ、初動で乗り、程よいところで抜けることができれば、大成功です。いかに手元に情報があるかで判断軸ができ、その時の最適解をはじき出すことができると考えます。
・・・とはいえ、このnoteを読む方にそこまでやってみよう!というのは酷だと理解しています。
そこでは私は、まず勝つためというよりは、「心の健康を保つ」ための方法を提案します。
『応援したい(ファンになりたい)と思えるプロジェクトを探す』です。
以下のツイートは、STEPNで利益を出した方が、他のプロジェクトに乗っかって損をしてしまうことを危惧して投稿しました。
STEPNも、最初はお金が稼げる!すごい!で始めるで良いと思います。
私もそうでした。
でも、続けていくことで別の価値や可能性を感じませんか?
また、SNSで様々な人と交流することで、楽しくなっていきませんか?
そうすると、STEPNがますます好きになり、ファンとしてSTEPNを応援する気持ちが出て来るんじゃないかと思います。(この辺でオエーってなった方は読み飛ばしても良いと思います。せめて4章の仮想通貨のセキュリティは読んで欲しい!)
もちろん、仮想通貨投資なので、お金の面はシビアに見る必要はありますが、STEPNのファンとしてSTEPNが長期的に盛り上がることに期待するのであれば、暴落したとしても(実際しましたが・・)、長期で見たときに気にならない下落になると思うんです、といった考え方ができると、日々の価格変動に一喜一憂することなく、仮想通貨と向き合うことができるのではないかと考えます。
これは、STEPN以外のプロジェクトへ投資する際も、同じ考え方ができるはずです。上記ツイートのツリーも読んでみてください。
といった、心を保つために私が行っている考え方を紹介しました。参考になれば活用していただき、そうでないなら、ご自身のやり方を続けましょう!
価格変動とメンタリティ、部分利確
仮想通貨は無慈悲です。
先日、LUNAという仮想通貨が大暴落しました。
チャートは、1ヶ月間のものですが、数日で価格がほぼゼロに近い状態になっています。
GMTやGSTはもちろん、仮想通貨市場全体が暴落しました。仮想通貨はこういったとんでもない出来事が年に数回、まあまあな頻度で発生します。
今回のLUNAに関する大暴落で、多くの人が暴落というものを経験したでしょう。せっかくの含み益が一瞬でマイナスになってしまった方もいらっしゃるかもしれません。メンタリティ的にもかなり辛いはずです。お金がかかっている分、かなりキますよね。
そこで、1つ前の項目で記載した心の健康を保つために、以下を提案します。もちろん当てはまらない方、相容れない方はご自身のやり方でやっていただければよいと思います!
①応援したくない、と思ったら手放す
②利益を出したら一部を利確(USDC or 円)
①は1つ前の項目に書いた通り、応援したくない、と思ったらやめるという考え方です。もちろん、利益は大事です。でも、それ以上に心の健康が私は大事だと思っています。応援したい/したくないは、心の健康を保つための判断基準です。そのプロジェクトを応援している間は、価格に執着していた時に比べ、落ち着いて価格を見ていられるのではないでしょうか。
②も考え方は人それぞれだと思いますが、機械的に一定額をUSDCや円に戻すと良いのではないでしょうか。よく言われている原資回収ですね。
毎日コツコツ歩いた額を少しずつ回収してきます。もちろん、MintやGEM、新しスニーカーの購入などしたい方もいると思うので、手元に残しつつ行います。(あと、忘れがちな納税分も確保しておくと良いでしょう)
次、いつ暴落が発生するかは予想できませんが、コツコツ原資を回収していれば、暴落があっても手元にお金が残っている分、メンタルは保てるのではないか、と考えます。
もちろん、どこに価値を置くかは人それぞれです。判断はお任せします。
納税について
仮想通貨は投資です。利益が出た場合、納税が必要です。
STEPNの場合、歩いて/走ってGSTを獲得した時点の価格に対し、課税される可能性があります。(国の指針次第ではあります。確定ではないので常にDYORしてください)
個人としては、「Spendingも課税される」と判断された場合でも、対処できるよう準備しておく方が良いでしょう。
つまり、Spendingのあらゆる記録をエクセルなどに入力し、手元に控えておくことです。
例えば、今後Spendingも課税という判断や見解が出た場合、手元に記録がないと、翌年の納税計算が非常に大変です。そして、税理士にお願いするから、記録を付けなくて良い、とは基本的にならないはずです。(なったとしても高額な作業費用が発生すると思います。)
税理士の方に記録を提出して、誤りがないか、税法上問題がないかチェックしてもらうところに費用が発生し、そもそもの記録作成をサボることはできません。ここは面倒でも、コツコツやっていきましょう。
また、STEPN公式Discordの「税金対策室」では、各税理士の見解をスレッドのピンにまとめています。是非、Discordの税金対策室を覗いてみてください。
仮想通貨は冬の時代へ
2022年6月、仮想通貨市場全体が暴落に暴落を重ねています。
大きな流れでいうと、米国の利上げを起点に、金融緩和でつぎ込まれたお金が一斉に引き上げている状況です。利上げはしばらく続き、市場の資金は抜け続ける=仮想通貨の価格は下落トレンドをしばらく続ける。という状況になると思われます。これを界隈では仮想通貨の「冬の時代」と表現しています。過去でいうと2018年初頭のバブルが終了後~2020年にDeFiが流行り出すまでの間が冬の時代だったようです。
以下の記事は、zenecaさんというNFTインフルエンサーのメルマガを日本語翻訳した記事です。筆者自身が2018年のバブル~冬の時代を過ごした経験を元に、我々はどう過ごすべきか?が書かれています。
是非読んでみてください! ※掲載許可済み
冬の時代の過ごし方は人それぞれですが、仮想通貨のことは忘れて、本業や自身のスキルアップに費やすのも一つの手です。一方、冬の時代に情報を追いかけ、応援し続けたプロジェクトが次のバブルで花開く例もあります。ご自身の心身の健康に気を配りつつ、冬の時代も過ごしていきたいですね!
私は引き続きSTEPN含めた仮想通貨の情報を追っていきたいと思います!
4章:仮想通貨のセキュリティ
この章では、仮想通貨のセキュリティについて書いています。
特にSTEPNは仮想通貨初心者の方も多く、SNS等経由で標的になりやすいため、この章で様々な詐欺のパターンを知り、対策を頭の隅に入れておきましょう。
ただ、「セキュリティなんて言われても難しい!」と思われる方も多いと思うので、ここでは以下に重点を置いて書きました。
1.最低限やってほしい基本的な対策
2.とにかく詐欺(=SCAM:スキャム)の事例を載せる
3.事例の対策や被害にあってしまった場合の対処方法を載せる
1.については、
PCやスマホ、STEPNアプリに関する最低限のセキュリティ対策を書いています。少なくとも、ここに書いた対策については、実施して欲しいです。
2.については、
とにかく詐欺の事例を載せ、詐欺師は何を狙っていて、なぜそういった行動をするのか知ってもらうことで、実際に遭遇した際どこか違和感を感じ、詐欺を回避できるようにして欲しい、と考えています。
3.については、
いざという時行動できるよう、書いています。
セキュリティ対策を怠るとどうなるか?
・・と具体的な事例や対策を書いていく前に、まずなんでセキュリティ対策が必要なの?やる意味あるの?というところから書いていきたいと思います。
STEPNに限らず、仮想通貨は、デジタルの世界です。
やり取りは全て「データ」ですよね。
データの移動は基本的に一瞬で、世界中どこにいても、インターネットにつながっていれば、実行可能です。
一方、詐欺師も同じ条件です。
詐欺師も、世界中どこでも攻撃することができ、常に誰かに攻撃ができないか、綻びを探しています。もちろんあなたの資産も狙われています。
セキュリティ対策が出来ていないと、ちょっとした綻びから、文字通り「一瞬」であなたの資産を抜き取る(正確には詐欺師のWalletへ移動する)ことが可能です。
抜き取られてしまった場合、取り返すのはほぼ不可能です。
ちなみに、「ちょっとした綻び」とはこの辺りを指します。
・推測可能なパスワードを使用している
・パスワードを他のサイトやサービスで使い回している
・PCやスマホのウイルス対策ソフトの期限が切れたまま放置している
・パスワードを端末の中で管理している
この状態のままですと、例えばウイルスに感染してしまい、端末を遠隔操作され、Walletの中身を詐欺師へ送金する、といった事を詐欺師が実行できてしまいます。
上記以外にも、対策を取る意味として、
万が一何か被害に遭いそうになった際、対策を行っていたのであと一歩のところで助かった!という場合もあります。
ですので、まず最低限、これから書いていく対策は行いましょう。
もちろん、詳しい方はそれ以上の対策をしておくことが望ましいです。
それではいってみましょう!
基本的なセキュリティ対策
まずは、基本的なセキュリティ対策です。
ここは面倒でもやりましょう!生死を分けます。
1.端末のOSと仮想通貨で利用するアプリは最新版にしよう
端末(スマホやPC)のOSや、STEPNアプリのバージョンが古いと以下のようなことが起きてしまうかもしれません
・STEPNアプリが動作可能なOSバージョンに届かず、アプリが動かない
・アプリの新機能が反映されない
・脆弱性(=OSやアプリの弱点みたいなもの)が残ったままになる
⇒そこを突かれると、最悪資産消失の可能性アリ
脆弱性については、少し専門的な感じがしますが、要するにOSやアプリで「弱点」を晒してしまっている状態です。この弱点を攻撃者が利用し、あなたの資産を狙う場合があります。
例えば、ある特殊な文字列をSTEPNアプリのある箇所に入力すると、攻撃者があなたのアカウントを乗っ取ることができてしまう! といった危険な弱点が出てくるかもしれません。
そういった場合、STEPN運営は緊急アップデートを行い、弱点を修正します。しかし、OSが古かったり、アップデートを自身で拒否してしまうと、弱点が晒された状態になり、非常に危険ということです。
また、STEPNはベータ期間のアプリで、いわば「テスト版」です。
最新版がリリースされていきなりアップデートしたら、逆に最新版で不具合が起きてしまった、ということもあるかもしれません。
テスト版のため多少は致し方ないとは思いますが、Twitterなどで様子を見つつ、遅くとも1日~数日以内にはアップデートした方が良いと思います。
いずれにせよ面倒くさがらず、アップデートは行っておきましょう。
2.端末にウイルス対策ソフトを入れ、定期的にアップデートを行う
こちらを実施していないと、万が一ウイルスをダウンロード(=感染)してしまった場合、ウイルスの削除や無効化ができません。ウイルスをダウンロードしてしまうと、一概にいえませんが、仮想通貨に関連した場合ですと、以下のケースが起こるかもしれません。
・端末の遠隔操作で資産を失う
・端末の入力文字を読み取り資産を失う
・ファイル暗号化による身代金要求(ランサムウェア)
例えば遠隔操作をされてしまい、メモ帳にシードフレーズの情報があれば、攻撃者側でWalletの復元ができてしまいますし、パスワードの情報があればSTEPNアプリにもログインできてしまいます。
同様に、入力文字の読み取りでも、攻撃者側からすると少し段取りが必要かもしれませんが、似たような結果(資産を奪われる)になってしまいます。
また、ランサムウェアという単語を聞いたことがあるかもしれません。これは感染した端末のファイルを簡単には解除できない/内容が読めないよう変換し、解除したければ身代金としてビットコインなどの仮想通貨を要求する攻撃手法です。
もちろん、最新のウイルスの場合、対策ソフトがまだ対応していないケースもあるかもしれませんが、ウイルスのほとんどは既に作られたもののコピーで、対策ソフトで駆除可能です。
ですので、ウイルス対策ソフトは必ず入れましょう。
また、定期的に対策ソフトをアップデート(正確にはウイルスを定義するファイルのアップデート)を行うことで、最新のウイルスを駆除できるよう対応してくれています。アップデート中は端末の動作が重たくなるかもしれませんが、こちらも面倒でも自動でアップデートされるように設定しておきましょう。
3.強固なパスワードを設定しよう
パスワードをごちゃごちゃ長くすると、入力するとき面倒ですよね。
でも、一定の長さが必要です。
総務省のサイトではこんな形で書いてあります。
一方、FBI(正確にはNISTのガイドライン)は複雑さよりも長さが大事、とのことです。
ということで、少なくとも、長いパスワードを設定しましょう。
長さでいうと、FBIの記事にもある通り15文字以上がよいでしょう。
くれぐれも、誕生日とか、メールアドレスと同じ文字列とか、zaq12wsx(=キーボード配置的に打ちやすい)、とかやめましょうね!
攻撃者も当たり前にそのパスワードでログイン試行してきます。
4.パスワードの使い回しをやめよう
これ、実際やっちゃってる方多いのではないでしょうか。
でも、やめましょう!
使い回しをするとどうなるかというと、
例えば、サービスAとサービスBで同じパスワードを使っていたとします。
サービスAでパスワードが流失します(ちなみに流失は報道がないだけでそこそこ起こっていたりします)
ここで、詐欺師から見ると、元々メールアドレスとパスワードの両方を組み合わせないと突破できなかったものが、パスワードを固定し、メールアドレスだけを試せば良い、となります。詐欺師側の難易度が下がる、という訳です。
ここで、更に別のサービスCでサービスAと同じメールアドレスを登録しており、メールアドレスだけが流出してしまうとします。
そうすると、それぞれの流失した情報を組み合わせることで、サービスAにログインされてしまいます。
サービスAでクレジットカード情報が登録されてた場合、知らない内に詐欺師にクレジットカード情報が渡っている、ということになります。
今のSTEPNアプリ上、後述する2FA(2要素認証)が実装されたため、設定すれば外部からログインする難易度は上がりますが、1つ上の項の総務省もFBIの記事でも、パスワードの使い回しやしないよう記載があります。使い回さず、1つずつ別のものを設定しましょう。
5.アクセスするサイトはブックマークしよう
これも、やってしまう方が多いかもしれません。
仮想通貨は海外のサイトを利用することが多く、海外の場合、詐欺サイトが非常に多いです。
アクセスするなら、信頼できるTwitter公式、Twitter識者、ブロガー、Youtuberなどのリンクからアクセスするようにしましょう。
ただ、これらも、ブログ自体が外部から書き換えられ偽サイトに誘導されたり、偽アカウントに気付かず、偽サイトにアクセスしてしまう可能性もあり、気を付けなければいけません。
そこで次に、偽サイトにアクセスした際、詐欺師が必ずといっていいほど、入力を求められる「シードフレーズ」の管理について記載します。偽サイトにアクセスしたとしても、シードフレーズさえ入力しなければ、大事にならなくて済むことがほとんどです。
<超重要>シードフレーズの管理
シードフレーズとは、STEPNのWallet作成時に表示された12個の英単語です。
仮想通貨において、シードフレーズは一番重要です。この単語の「文字」と「単語の順番」を必ず、忘れずにメモしましょう。
そして、これを誰かに見られたり、どこかへ入力することが絶対にないようにしましょう。
誰かにシードフレーズを求められることはありません。絶対ありません。
投資の世界に絶対はないですが、シードフレーズを聞き出すことは”絶対”にありません。運営だろうが、ありません。何度でも言いますが、ありません。
あとは、シードフレーズの管理方法です。
様々な方法がありますが、一般的な方法は以下でしょう。
1.スマホやデバイスの中に残さず、紙に残す
2.安全な場所に保管する
資産が数百万、数千万、数億を仮想通貨で保有される方は単語ごとに保管場所を変えたり、金庫や鉄板に刻印など、色々な方法があるのでお調べください。
なお、メモを取らずにWalletを作成された方、STEPNではアプリ上で後から確認可能です。
シードフレーズの確認手順は、以下画像通りです。
①Wallet(右上SOLANA or BNBマーク)をタップ
②右上の歯車マーク をタップ
③パスコードを入力
④Backupをタップ
⑤再度パスコードを入力
⑥VIEW SECRET PHRASEをタップ
⑦PRESS AND HOLD TO REVEALを押し続けると12個の単語が表示
なお、BNBチェーン実装により、BNBのウォレットも作成できます。
SOLANAとBNBそれぞれでWalletがある場合、シードフレーズもそれぞれ存在します。両方紙にメモしましょう。
次に、シードフレーズが必要な場面も書いておきます。
最も多い場面は、恐らくスマホの機種変更をする場合でしょう。新しい端末でSTEPNをインストール後、Walletへ移動するとWalletのインポート(=復元)を実行しないと、使用していたWalletを使うことができません。
その際に、シードフレーズを使用します。
他にも、スマホで使用していたWalletをPCでも使用する等、新しい端末を利用する場合、Walletを復元する必要があり、復元するにはシードフレーズが必要です。
Walletのシードフレーズをメモせず忘れた、紛失してしまった。といった場合、復元は「不可能」です。
これがWeb3.0、仮想通貨の怖いところですね。
<重要>GoogleAuthenticator(2FA=2要素認証)の設定
2022年5月16日に2FA(2要素認証)の機能が実装されました。
2FAを解説すると、以下の通りです。
認証には3つの要素が存在します。
「本人のみ知っていること」「本人のみ持っている物」「本人の特徴」
2FAは、この3つの内2つの要素を確認することです。
STEPNではログインする際、メールアドレスとパスワード(or確認コード)を使用していますが、これは「本人のみ知っていること」に該当します。
これに、GoogleAuthenticatorを追加することで、GoogleAuthenticatorをインストールしているスマホがないと、STEPNへログインや一部操作が実行できません。つまり、「本人のみ持っている物」が確認に追加された、ということです。
これを設定することで、何が有効かというと、
例えば、詐欺師にSTEPNのログイン情報(メールアドレス・ログインパスワード・確認コード・6桁のパスコード)を伝えてしまった!となった場合でも、詐欺師はあなたのアカウントにログインできません。
なぜなら、アプリにログインする際、2FAのコードを入力する必要があるからです。詐欺師は2FAのコードを持っていないので、2FAが最後の砦としてあなたの資産流出を防いでくれます。
ということで、アプリで以下の操作に関して2FAを求められます。
以下の通りです。
・アプリへログイン
・Spending⇒Wallet間の資産移動
・アプリ内マーケットプレイスへの出品
・ログインパスワードの設定/変更
・WalletのRestore
ということで、2FAは必ず設定しましょう。
簡単に設定手順を載せておきます、以下画像の流れで設定しましょう。
①ホーム画面左上のアイコンをタップ
②GoogleAuthenticatorをタップ
③表示されるバックアップコードを確認
※このコードはメモして手元に控えてください。
万一コードを控えずにGoogleAuthenticatorを削除するとアプリにログイン/重要な操作ができなくなり、運営へ問い合わせが必要となってしまいます。
なお、問い合わせについては、「大事なポイントその6:チェーンの違いとチェーン上のトラブル」の最後尾「3.トラブル発生時の対応方法」の項目に記載があります。
④GoogleAuthenticatorを各ストアからインストールします。(事前にインストールしておいても良いです)
⑤GoogleAuthenticatorを開き、画像赤枠のプラスマークをタップ、「セットアップキーを入力」をタップ
⑥以下の情報を入力します
アカウント:任意の名前で良いです。GoogleAuthenticatorは取引所などでも使用している場合があるので、分かりやすい名前が良いでしょう。画像では”STEPN”としました。
キー:③で表示されたバックアップコードを入力、「追加」をタップ
⑦STEPNアプリに戻り、③画像の下部「LINK」をタップ、メールの確認コードと、GoogleAuthenticatorの6桁の数字を入力し、「LINK」をタップ
で設定完了です。
設定すると、例えばSpendingからWalletへ移動する際、以下のように2FAの入力を求められるので、GoogleAuthenticatorへ移動し、表示された6桁の数字を入力しましょう。30秒で数字が更新されるので、ちょっと忙しいかもしれません。
繰り返しになりますが、バックアップコードは必ず手元にメモを控えて下さい!万一コードを控えずにGoogleAuthenticatorを削除するとアプリにログイン/重要な操作ができなくなり、運営へ問い合わせが必要となってしまいます。普通に詰みの状況になります。
続いて各詐欺のパターンを書いていきます。
たくさんあるので、実際に詐欺に遭いそうになったら、頭の中のどこかでこのnoteで読んだ!あぶね!と、気づいてもらえれば良いです。
詐欺事例1:アクティベーションコードの詐欺
ケース1:Twitterで売買
・Twitterでアクティベーションコードを販売のツイートを行っている
・コードが獲得できない、というツイートした人へDMやリプライでコードの売買を持ちかける
恐らく、やり取りを進めると、
・詐欺サイトへ誘導
・仮想通貨で送金⇒受領後ブロックされ音信不通
といった流れが予想されます。
ケース2:メルカリなど外部で販売
・メルカリなどでコードを販売している
コード購入後、ただの数字の羅列だったり、使用済みコードを掲載されただけで利用できない、といったことが予想されます。
詐欺師の狙い
ケース1、2について、主に以下を狙っていると考えます。
・対象者のシードフレーズ(つまりあなたのWalletの資産)
・情弱リストの作成(これを別の詐欺師へ売る/リスト者へ別の詐欺を仕掛ける等)
・単純に小遣い稼ぎ
アクティベーションコード詐欺の対策
まず、コードの販売はSTEPN運営から禁止されています。
以下は、コード売買に関する運営のアナウンスを抜粋、翻訳したものです。
ーーー
🔸"お金を払えばアクティベーションコードをくれるという人がいるのですが、それは合法ですか?"
🔹アクティベーションコードが正規のものかどうかは問題ではありません。怪しい人に怪しい申し出のDMを送らないようにしましょう。もし誰かがお金と引き換えにアクティベーションコードを提供したら、BANできるように🛑-scammer-report で報告してください。
ーーー
と記載の通り、お金のやり取りが発生する場合、BAN(STEPNサーバから強制退出)扱いとなります。
ですので、
・アクティベーションコード売買を持ちかける人には応答しない
・頑張ってアクティベーションコードを獲得する
ということを意識しましょう。
また、コードを販売している方がいたら、やってはいけないことを教えてあげましょう。投稿履歴など見て詐欺常習犯や被害者多数の場合は、通報しても良いと思います。
ちなみに、正規のアクティベーションコード獲得方法は、以下QAで解説しています。
詐欺事例2:フィッシング・偽サイトの詐欺
フィッシングについては、詐欺の入り口が多種多様にあるため、ピックアップしたものを簡潔に記載します。
なお、詐欺の狙いは基本的にあなたが持つ「STEPNアプリのログイン情報」、「シードフレーズ」、「クレジットカード情報」あたりです。
ケース1:Google等の検索で偽サイトにアクセス
例えば、STEPNとGoogleで検索した場合、一時期、以下のサイトが検索トップに表示されました。
一見、STEPNの公式サイトに見えるかもしれませんが、赤枠のURLをよく見ると、stepn[.]cx となっています。つまり偽サイトです。これは、Googleの広告を利用することで、検索トップに表示するよう仕組んでいます。
※noteの仕様で勝手にリンク化されるので、誤アクセス防止としてURLにカッコを付けました。
アクセスすると、Walletのシードフレーズや、STEPNアプリのログイン情報、確認コードを入力させられる可能性があります。
ここでそれらを入力してしまうと、2FAを設定していない場合、詐欺師に資産を抜かれてしまいます。
特に、STEPNなど人気のあるプロジェクトやメジャーな取引所(BINANCE、Bybit等)のホームページは詐欺サイトが作られやすいです。気を付けましょう。
ケース1の対策:ネット検索でアクセスしない
特に海外のプロジェクトはネット検索せず、
・公式や信頼できる方からアクセス
・アクセス後はブックマーク(お気に入り登録)し、アクセスする
を心がけましょう。
公式とは、STEPN公式サイトや、STEPN公式Twitter等です。
ただし、気を付けないといけないのが、Twitterの場合、偽アカウントが多いということです。
以下の画像は、Twitterで”stepnoffi”の文字列で検索した際、ヒットしたアカウントの候補です。赤枠が本物のアカウントですが、それ以外にもたくさんの偽アカウントがあります。偽アカウントからアクセスしてしまうと、結局フィッシングサイトへアクセスしてしまう可能性があります。気を付けましょう。
ケース2:各SNSのDMからフィッシングサイトへ誘導
本当に様々なひっかけ方があり、その時々のトレンドにも乗った手法もあったりして、キリがない部分ですが、主に以下のSNSツールにおいてDMから誘導(Twitterはリプライ含む)してきます。
STEPNでよく見る詐欺DMは以下SNSでしょう。
・Twitter
・Telegram
・Discord
・Instagram
さて、その中でよくあるパターンをいくつか例示します。
①サポートと称してリプライやDMをしてくる
アカウント名もご丁寧に”STEPN Support”や、公式アカウントの文字違い(Stepnoffiicial)など名前になっていたりします。
なお、公式は”Stepnofficial”です。上記は offii と、アイが1文字多いです。
これ以外にも、小文字のアイをエルに置き換えるなど一見分かり辛い変換をしてくる場合があります。
②靴の当選!等でDMしてくる
こちらも、同じく公式を詐称したアカウントから連絡が来ます。
例えば、DiscordのDM宛に、身に覚えのないシークレットセールの案内が送られてきたり、Twitterですと、あなたのアカウントでGiveaway(プレゼント企画)に応募していれば、そのGiveaway開催者に成りすまして当選DMを送ってくることもあります。
どちらも、詳細は「詐欺事例3:偽アカウントの詐欺」にて解説します。
ケース2の対策:公式からDMは来ない
公式から直接DMが来ることはありません。
DMが来た場合、詐欺師からの連絡である、と思いましょう。
おいしい話をあなたにだけ特別に!なんてある訳ないじゃないですか。
DMが来ても、通報&ブロックしましょう。
ケース3:メールからフィッシングサイトへ誘導
OpenSea(NFTの売買マーケットのサイト)に関するフィッシングが多いようです。STEPNもOpenSeaにリストされましたので、今後こういった詐欺が増えてくる可能性が高いです。
詐欺の流れとしては、
まず、OpenSea公式のものとよく似た内容のメールが届きます。
内容は様々ですが、例えば
・OpenSeaをアップデートしました。試してみよう
・次の作品が売れました(画像読み込み中のクルクルを攻撃者が売却した画像に張り付けて送付)
・あなたのOpenSeaのアカウントが危険です!
などなど、パターンは色々あります。
いずれも、偽サイトへアクセスさせ、Walletを接続、出てきたトランザクション署名はWalletの全権限を詐欺師に付与する、といったものです。
つまり、あなたのWalletの資産を送金など自由に実行できてしまう権限を詐欺師に渡してしまう、ということです。
偽サイトに気付かず、英語が読めない方が、そのままよく読まずに承諾してしまうと、Walletの中身が詐欺師へ送金されてしまいます。
ケース3の対策:メールの差出人を確認&身に覚えのないメールのリンクはクリックしない
こういったメールの場合、差出人のメールアドレスが公式のものと異なる場合がほとんどです。内容をみて安易にアクセスせず、チラっと差出人を見ましょう。おかしなアドレスや公式とのちょっとした文字違い(opensaeとか。正しくはopenseaです)などを確認しましょう。
これ以外にも、STEPN公式を装ったサポートのメールなど飛んでくる可能性があります。身に覚えのないメールのリンクは興味があってもアクセスしないようにしましょう。
ケース4:Telegramのグループからフィッシングサイトへ誘導
これは私の実体験ですが、とある通貨のプレセールがあって、セール開始1時間前に突然、運営と同じロゴのアカウントが作成するTelegramグループに、私含め大量の人(1000人くらい)の人が追加されました。
そして、トークンセールが開始しました、ここへアクセスしてください。
というリンク付きのアナウンスが投稿されました。
もちろん、サイトは詐欺サイトですが、通貨の販売済み数量が「88%」に設定されていました。恐らく、購入を煽るための数字の設定でしょう。
セール開始時間に合わせてくるところが、巧妙ですね。
ケース4の対策:Telegramのグループ設定はOFFにする
このケースは結構びっくりしますし、急いでアクセスしてしまう可能性もあるため、未然に防ぐ方法として、勝手にグループに入れられないようTelegramを設定しましょう。
Telegramの「Settings」から
Privacy and Security ⇒ Group & Channels ⇒ My Contactsにチェックが入っていればOKです。
こちらが「Everybody」となっていると、誰でもあなたをグループに追加できてしまいます。
被害に遭ってしまったら
ここでは、万が一フィッシングサイトで被害に遭ってしまった場合の対処方法を記載します。基本的に資産は無くなると思った方が良いですが、回避できる可能性も残っています。
①ウォレットの接続/署名をしてしまったら
まずRevokeしましょう。
Revokeとは、アクセス権の解除、を指します。
なお、Revokeを実行する際、チェーンのガス代(SolanaチェーンならSOL、BNBチェーンならBNB)がごく少額(1ドル分以下)必要です。
RevokeはDYORすると、複数のサイトで実行可能であることが分かります。
中でも分かりやすいサイトを紹介しておきます。
以下サイトでは、Approve(=承諾)とRevokeの必要性について書かれています。図も多く、私の説明より分かりやすいです。ハイ。
②シードフレーズを入力してしまったら
万が一シードフレーズを入力してしまった、また①でRevokeだけでは不安な方は、使用しているWalletを破棄して、新しいWalletへ資産を避難させましょう。
特に、シードフレーズを入力してしまった場合、時間との勝負です。
詳細は「もし被害に遭ったら何をすべきか」で解説しますが、とにかく急いで新しいWalletへ資産を移動させましょう。
③クレジットカード情報を入力してしまったら
こちらは、お持ちのカード会社へ連絡し、カードの使用を止めましょう。
仮想通貨特有の対応は特にありません。
詐欺事例3:偽アカウントの詐欺
仮想通貨の世界では当たり前に詐欺アカウントから連絡が来ます。
こちらも、フィッシングと同じく、詐欺の狙いは基本的にあなたが持つ「STEPNアプリのログイン情報」
「シードフレーズ」
「クレジットカード情報」
です。
なお、STEPNの各公式アカウントは、以下リンクツリー内にあります。
偽アカウントか迷ったら、以下URLから各アカウントを参照しましょう。
ケース1:Twitterの偽アカウント
Twitterの偽アカウントは本当にたくさんいます。
例えば、
・公式アカウントの偽物
・Giveaway開催者の偽物
・インフルエンサーの偽物
⇒特にGiveaway開催してる方の偽アカウントは多い
・Giveaway当選者の偽物
⇒Giveaway開催者が騙されるパターンです。(私も引っかかって50GST送ったことがあります。。。)
などが、様々な言葉であなたを騙そうとします。
以下画像は、STEPNの偽アカウントです。
本物のアカウントと見比べ、違いに気付けるようにしましょう。
左が偽アカウント、右が本物のアカウント です。
本物と異なる部分を赤枠で記載しました。
①表示名
本物は「PhaseⅣ」です。さらに認証バッチも付いています
②アカウント名
本物は「@Stepnofficial」です。偽物は@Stepnoflcialとエフが少なく、アイをエルに置き換えています。
③自己紹介文
本物は最近更新したためもう少し情報が多いです。偽物は少し古い情報を載せているようです。
④アカウント開設日
本物は2021年9月です。偽物は最近作ったアカウントのようですね。
⑤フォロー&フォロワー数
圧倒的に違います。本物のフォロワー数は50万を超えています。
⑥フォローしている人にフォロワーはいません
あなたがフォローしている人でSTEPN公式をフォローしていればこちらに表示が出ます。STEPNをやられていれば、あなたがフォローしている方も公式をフォローしているため、こちらに複数名出ているはずです。
もう一つ例示しておきます。
左が偽アカウント、右が本物のアカウント です。
間違いは以下の通りですね。
①表示名:認証バッチがない
②アカウント名:@StepnofficialVとなっている
③自己紹介文:情報が古い
④アカウント開設日:日付が古すぎる
⑤フォロー&フォロワー数:フォロワー数が少なすぎる
⑥フォローしている人にフォロワーはいません:誰も表示されない
上記の偽アカウントにはありませんでしたが、アイコン画像・バナー画像の解像度が荒くなっているアカウントもあったりします。なんか画質悪いと思ったらなりすましを疑いましょう。
Twitter偽アカウントの対策
上記画像の観点で、偽アカウントであるかどうかをチェックしましょう。
何より危険なのは、何も考えず本物だと思い込む心です。偽アカウントはどこにでもいると思い、常に疑って取り掛かりましょう。
また、偽アカウントを発見した際は、以下ツイートを参考に通報&ブロックをお願いします。
ケース2:Instagramの偽アカウント
STEPNはInstagramにも公式アカウントがあります。
以下画像はInstagramでSTEPNを検索した際の候補です。
さて、どれが公式アカウントでしょう?
正解は真ん中「stepncom」です。
一番上かと思いきや、真ん中なんです。これ分かり辛いですよね…。
詳細画面はこの表示です。
フォロワーもあまり多くなく、紛らわしい。。
インスタの公式アカウントはこちら
Instagram偽アカウントの対策
特にインスタは、仮想通貨にあまり触れていなかった層が多いように思います。実際に被害に遭った方もおり、DMで詳細いただいたので私も注意喚起のツイートをしました。
以下のツイートを参考に、インスタでも偽アカウントに気を付けましょう!
ケース3:Discordの偽アカウント
DiscordのDMは詐欺しかありません。そう思いましょう。
私も以下画像のDMが来たことがありました。
STEALTH MINT(=ステルスセール)の事です。
そんなもの存在しません!
仮想通貨初心者の方は、STEPNで初めてDiscordを触る方が多いと思います。
(私も仮想通貨で初めてDiscordを触りました)
慣れないツールなので、うっかりDMを信じないようにしましょう。
繰り返しになりますが、うまい話が向こうからやってくることはありません。
また、詐欺だとわかっていても、リンク先が気になってアクセスしたいと思うかもしれませんが、アクセスすること自体が危険です。
アクセスするだけで以下の可能性もあります。
・ウイルスや遠隔操作マルウェア等をダウンロードされてしまう
・リンクに細工があり、クリックすることで結果的に第三者へ攻撃してしまう
もし、リンクをクリックしてしまった場合、念のためウイルス対策ソフトでスキャンをかけておきましょう。
Discord偽アカウントの対策
STEPN運営はいつ、どんな時もDMでアナウンスは行いません。
DiscordのDM設定を「オン」にしていると詐欺師からDMが届きます。
運営も、1週間に1回以上は「DMは詐欺」とアナウンスを出しています。
従って、DiscordのDMをオフに設定しましょう。
設定方法は以下の通りです。
・PCの設定方法
①STEPNサーバのタブを開きます
②「プライバシー設定」をタップ
③「サーバーにいるメンバーからダイレクトメッセージを許可する」をグレー表示にします(画像一番右の表示になっていればオフ状態)
・スマホの設定方法
①チャットが表示される画面に移動、左から右にスワイプすると各チャンネルや所属サーバが表示されます
②画面上部STEPNの少し右側に「・・・」のマークをタップ
③少し下へスクロールし、「ダイレクトメッセージを許可」をグレー表示にします(画像一番右の表示になっていればオフ状態)
ケース4:OpenSeaの偽アカウントと対策
STEPNのスニーカーNFTはOpenSeaでもリストされました。
ですが、OpenSeaも偽アカウントが大量にいます。
以下の画像は、赤枠が正規のコレクション/アカウントで、それ以外は全て偽物です。
例えば以下の偽物の販売者について、指摘していきます。
①出品数(items)
20は明らかに少ないです。公式は9万件以上あります。
②販売通貨(floor price・bolume traded)
紫のマークは「PlygonチェーンのETH」です。STEPNはSOLANAチェーンとBNBチェーンのみ対応のため、PolygonチェーンでNFT販売はおかしい。
③販売価格(floor price)
価格が安すぎます。0.2ETHは500ドルくらいです。最低でも13SOL~、1SOL80ドルとしても、1000ドル程度します。
わざわざOpenSeaで探すよりも、買うならアプリ内のマーケットプレイスで良いと思います。
なお、OpenSeaで偽アカウントを発見した際は、
以下のツイートを参考に、通報していただけると嬉しいです。
詐欺事例4:Giveaway詐欺・スニーカー売買詐欺
ケース1:Givawayを利用した詐欺
Twitterのタイムラインで、スニーカーNFTのGiveaway企画をよく見ますね。もちろん、きちんと配っている方も多くいらっしゃいますが、中は企画を利用して悪いことをしようとしている方も多くいます。
STEPNは日本人の中で今最も盛り上がっている話題の1つのため、詐欺師側も多数参加しています。なお、偽の企画に参加しても、当たらなければ問題ないと思う方もいらっしゃいますが、それは違います。
参加する=「人が集まる場所になる」ということは、
あなた以外の誰かが標的になってしまう可能性、
そしてあなたが今後のカモリストに加えられてしまい、
『将来何らかの詐欺に遭う可能性が高くなる』ということです。
詐欺師の狙い
大きく以下狙いがあると考えます。
・情報弱者(偽物を見極められない人)のリスト作成⇒今後別のアカウントからDMなどで詐欺を仕掛けてくる可能性有
・LINEオプチャなどへ誘導、商材販売や詐欺につなげる
・フィッシングサイト等へ誘導、シードフレーズやSTEPNアプリログイン情報を入力させる
・当選品を送るからガス代を送ってくれ、などといい、ガス代を送らせ、その後音信不通となる。こちらは実際にツイートしている方もいらっしゃいました。
いずれも、あなたの資産を狙ったり、あなたを利用してお金を儲けようとしています。
また、時にはGiveaway企画を中心に、複数アカウントを使い詐欺を働いている場合もあります。例えば、詐欺師がGiveaway企画者とは異なるアカウントを作成、当選報告を自作自演する、といった事が起きています。当選しているからといって本物ではないかもしれません。気を付けましょう。
偽Giveawayの見分け方
①企画者アカウントの作成日時を見る
詐欺師のアカウントは捨てアカウントが多いため、直近で作成された場合が多いです。直近なら疑いましょう。
②アカウント名の一部で検索する
類似の企画を行っているアカウントがないか探します。
複数アカウントで人集めをしている場合があるからです。意外とアカウント名の一部だけ変えて全く同じTweetをしていたりします。
また、アカウント名が適当な文字列の場合、ツールなどを使ってアカウントを大量作成し、それを利用している可能性があります。
③企画者の過去ツイートや過去の企画を検索する
過去ツイートで全く発言をしていない、他のGiveawayばかり応募している。同じような企画を連発している場合、怪しいと考えましょう。
④信頼できる方がフォローや企画に申し込んでいるか
誰も申し込んでいない企画を見つけた場合、もちろんあなたが周りよりも早く発見した場合もありますが、その際は偽の企画かどうか細かくチェックしましょう。
⑤UPしている画像が偽物ではないか
Twitterで上がっている他人の画像を勝手に利用して偽企画を開催している場合があります。
例えば、以下画像でGiveawayをやっている場合、本物の企画でしょうか?
不自然な点に気付きましたか?
こちらの画像で企画を行っていた場合、偽企画の可能性があります。
なぜなら、画像のスニーカーはLv30ですが、属性値がLv30分割り振られていません。これは、マーケットプレイスで販売されているスニーカーのスクリーンショットを利用していると思われます。
所持している場合は、残Pointの表記があります。
次の画像が所持者のインベントリ上の表示です。
+Point(88.0)と表示があります。
企画者であれば、所持している状態の画像を掲載するでしょう。
正規の企画だとしても、誤って詐欺に疑われるような画像を上げているのは企画として残念です。
このような形で、ぱっと見分かり辛いですが、こういったところから「違和感」や「胡散臭さ」を嗅ぎ取りましょう。
また、STEPNのGiveaway企画については、信頼性を評価しているTwitterアカウントの方もいらっしゃいます。こちらも参考にしてみてください。
@Stepn_SSGAP
SSGAP (STEPN Sneaker Giveaways Assessment Program)
ケース2:個人間のスニーカー売買による詐欺
こちらは、SOLのガス代を狙う場合が多いようです。
その他にも靴の交換を持ちかける場合や、もちろん、フィッシングサイト等へ誘導される場合もあるかもしれません。
もしかするとあなたがTwitterで「Uncommon欲しい…」などとつぶやいた場合、それを見て仕掛けてきている可能性もあります。
DMで個人的な売買は100%詐欺と考えましょう。
なお、Discordでの個人間売買は運営から禁止されており、そいうった発言を投稿すると即時BANされる可能性があります。
DMで個人的な売買は100%詐欺と考えましょう。
以下は、運営からのアナウンスの日本語訳です。
詐欺事例5:エアドロップ系詐欺
ケース1:OpenSeaのhiddenにエアドロップされるNFT
OpenSeaにログインすると、hiddenに知らないNFTが入っていることがあります。私のでいうと、こんな感じです。
こちらは、「絶対に触らないでください」
NFTの詳細をみるために、クリックすることも避けた方がよいでしょう。
単純に宣伝目的で送りつけているかもしれませんが、中にはNFTに悪意のあるコード(プログラムみたいなものだと思ってください)が仕込まれている場合もあり、unhide等、OpenSea上でNFTを操作することで、あなたのWalletの中身を抜かれてしまう可能性があります。
もう少し具体的に説明すると、NFTをunhideすることで悪意のあるコードが起動、Walletからお金を引き出す署名(トランザクション)が発生、この署名は一見OpenSeaから発生しているように見えるため、署名内容をよく見ずに承諾すると、Walletの中身が抜かれる、という流れです。
訳が分からない内に資産を抜かれてしまう可能性のある、怖い事象ですので、hiddenのNFTには触らない方がよいでしょう。ちなみに不要なNFTを処分するサービスも出ていますが、OpenSeaがこういった危険な要素が完全に除外されたことが分かってから利用した方が無難に思います。
なお、本ケースの詳細な手法は以下ツイートを参照ください。
ケース2:エアドロップ通貨の詐欺
エアドロップ通貨は、何かのキャンペーンへの応募、タスクの実行の報酬などで通貨を獲得できることをここではいいますが、MetamaskなどのWalletの履歴を見ると、稀に見覚えのない通貨を獲得している場合があります。
通常、エアドロップで配られる通貨は、流通量の少ない通貨を、たくさんの人へ配ることで、流動性を上げる狙いで配布しますが、ここでのエアドロップは、勝手に通貨をばら撒き、ApproveするとWalletの権限をすべて詐欺師に渡してしまい、Walletの中身が抜かれてしまう、というものです。
中には、Approveしやすいよう本物の通貨と似た名前、同じ名前を使うような通貨もあります。STEPNでも、同様にGSTやGMTと似た/同じ名前の通貨が勝手にエアドロップされる可能性があります。
ただ、基本的にSTEPNアプリ内のWalletだけを使用していれば、勝手にエアドロップされていてもアプリ上で表示される訳ではないので、気にしなくてよいと思います。
いずれにせよ、見覚えのないエアドロップされた通貨には、触れないようにしましょう。
ケース3:偽の通貨を取引させる詐欺
ケース2に関連して、偽の通貨がDEXに上場している場合があります。
以下のツイートでいうと、本来Avalanchチェーンでしか購入できない通貨が、BNBチェーンのDEXであるPancakeSwapで購入できた。というものです。
通貨は発行者が名前を付けることが可能なため、異なるチェーンで同じ名前の通貨を発行することができます。
同様に、STEPNでも対応していないチェーン(例えばPolygonチェーン等)でGSTやGMTがあった場合、偽の通貨である可能性が高いです。
詐欺事例6:ソーシャルハック系詐欺
ここでは、ソーシャルハックという、相手とのメッセージのやりとりから発生する詐欺について書いていきます。
ケース1:サポートと偽って偽サイトに誘導①
こちらは、Discordで被害に遭った方がおり、その内容を元に、以下のようなシナリオを用意しました。
どこで詐欺と気付くことができるでしょうか?
①STEPNアプリとWalletの紐付けができず、Discordに質問をする
②Support DeskというアカウントからDMが来る
③DMで現在使用しているWalletと別のWalletが結びついていないため、アプリに紐づかないと説明を受ける、あるサイトを案内される
④紐付けのためにWalletのシードフレーズを入力するよう誘導される
⑤シードフレーズを入力すると、応答がなくなり、Walletの資産がなくなっていた
詐欺と気付く箇所は少なくとも2つ。②と④です。
②はサポートからDMが来る、というものですが、STEPN運営やDiscordの赤色の名前(Support Advocate / Lead Support)であるヘルパーの方々は、サポートのためにDMを送ることはありません。
何かサポートする際は、
・Discord内の対応スレッドへ案内してのやりとり
・運営側でチケット発行して対応
のどちらかになります。
そもそも、DiscordのDMはオフに設定しましょう。
設定方法は「詐欺事例3:偽アカウントの詐欺」の「ケース3:Discordの偽アカウント」を確認してください。
④は、本noteでも繰り返しお伝えしていますが、シードフレーズは『誰にも教えてはいけません』、これです。途中引っかかってやり取りしたとしても、ここさえ教えなければ、Walletの資産が抜かれずに済む可能性が高いです。
また、詐欺師はDiscordのチャット内容を見ています。そして、困っている時を狙ってあなたへDMを仕掛けてきます。やっぱりDiscordのDMはオフの方が良いですね。
ちなみに、Discord内で赤色の名前の方々について簡単に解説しておくと、以下の通りです。
ケース2:こんにちは日本の友人系詐欺
TwitterやTelegramのDMでよく見るヤツです。
界隈にいる方ですと、以下画像のような始まり方をします。
こんな感じの機械翻訳っぽいDMをしてくる人がいます。海外から日本状況を知りたいのかな?と思いきや、これも詐欺の一種である可能性が高いです。
声のかけ方のパターンは無数にありますが、いずれもやり取りを経て
・フィッシングサイトへの誘導
・シードフレーズの聞きだし
・アフィリエイトリンクを踏ませる
・ガス代をちょろまかす
・詐欺取引所への入金
などを狙っているようです。
なお、詐欺取引所への入金について、簡単に解説すると、相手から聞いたことがない名前の取引所を案内され、取引を勧められます。
その取引所へ取引のために入金すると、しばらくは稼げたり、出金できたりしますが、ある日突然出金が出来ず、相手も音信不通になり。取引所もアクセスできなくなる。といった流れの詐欺です。
何にせよ、こういったDMについては、無視、そしてブロックが推奨です。構っている暇はありません。そして、送られてくるURLやファイルがあった場合、絶対にアクセスしない/開かないようにしましょう。
これ以外にも、国際ロマンス詐欺、みたいなものもあるようです。上記DMからこういった流れまで進むかわかりませんが、こういうものもあるんだな、ということで頭の隅に入れておきましょう。
ケース3:サポートと偽って偽サイトに誘導②
サポートと偽るケースは他にもありました。
Twitter上で画像のようなリプライを飛ばし、これを見てサポートのアカウントが存在すると勘違いし、返信やDMを送ってしまう人をターゲットにしているようです。
実際に連絡された方に情報をいただきましたが、以下の返信が来るそうです。DeepL日本語訳付きで載せておきます。
ご丁寧にスニーカーをWalletへ移動後、Walletを接続するように指示があります。さらに、Walletを接続すると、シードフレーズを入力する欄が表示されるとのことです。
つまり、スニーカーをWalletへ移し、シードフレーズを入力させることで、詐欺師は、Walletを復元し、Walletにある通貨とスニーカーを手に入れることが出来てしまいます。
繰り返しになりますが、シードフレーズは絶対に入力してはいけません。
ちなみに、こちらの詐欺サイトのURLをGoogleが運営している無料検査ツールのViruTotalで調べてみると、以下画像のように「フィッシング」と判定されました。このサイトで1つでもフィッシングと判定されるようであれば、危険なサイトだと思いましょう。ただし、偽サイト作成後すぐに検査した場合、タイミングによっては、サイトが最新過ぎてヒットしない可能性もあります。このサイトも参考程度にしましょう。
詐欺事例7:アカウント乗っ取り系詐欺
ケース1:Discordハック⇒Mintサイト登場
こちらも、Twitterで被害について発信されていた方の内容を元に、以下のようなシナリオを用意しました。
①STEPN公式Discordである日、以下BOT(プログラムされた通りに動く自動アカウント)からスニーカーNFTのMint(NFT発行)サイトのURLが投稿される
②サイトに接続すると、Walletが起動したため承諾をする
③すると、持っていたNFTや通貨がWalletの中から消えていた
なお、BOTは以下画像です。これは実際にDiscordのレベルチェックなどで利用されているBOTです。
これはDiscordのBOTが攻撃者にハッキングされた場合、こういった事態になる可能性があります。
実際、直近でも他のプロジェクトで稼働させているBOTがハッキングされ、詐欺Mintサイトを投稿した事例がありました。
ProjectGalaxyのボットハッキング
これ以外にもMAYCやDoodlesなど有名NFTプロジェクトのDiscordでハッキングがあったようです。記事も出ています。
しかも、4/1のエイプリルフールに実行されたのがいやらしいですね。
BOTがMintサイトをなんの知らせもなく投稿するのは怪しいと思いましょう。同様に、BOTがDMで偽Mintサイトを送ってくる場合もあります。
また、BOTがハッキングされるということは、同じようにDiscordの運営アカウントであったり、私みたいな目立つロール(私はAmbassadorロールで紫色)がハッキングされる可能性もあります。
普段と全く異なることが起きた場合、何か変だぞ、怪しいぞ、と気付けるよう普段から意識しましょう。
また、万が一Mintサイトへアクセスしてしまった場合も、出てくるポップアップやトランザクションをしっかり確認しましょう。
ケース2:アカウントが乗っ取られて詐欺DM来るパターン
こちらも、ケース1と似ていると思いますが、良くあるのはTwitterアカウントの乗っ取りですね。芸能人なんかも乗っ取られたりしています。
STEPNでも、公式アカウントが乗っ取られ、偽のMintサイトのURLを投稿する、DMで案内する、といった事が起きてしまう可能性があります。
こちらについても、ケース1同様、うまい話が向こうからやってくることはないと考えましょう。
詐欺事例8:その他詐欺
ケース1:ラグプルによるプロジェクト破綻
他のプロジェクトでは起きている「ラグプル」(絨毯=ラグ を引く=プル という言葉からきているらしいです)があります。
STEPNでは起きることはまずないでしょうが、例えばSTEPNの利益で他のMovetoEarnプロジェクトに投資しよ~とかやっている方は注意が必要です。
簡単にいえば、運営が資金を持ち逃げする、ということです。
運営が騙してお金を集め、ある日トンズラします。
運営がお金を持って行ってしまうので、参加者は全員損をします。
私がパッと思い出したのが、Netflixのドラマ、イカゲームをモチーフにした通貨「SquidGameToken」です。
以下のツイートは、実況中に運営が資金を抜き、一瞬で価格がゼロまで落ちる瞬間の動画です。実際に起きたらバグかなんかだと思ってしまうでしょうね。
特に流行っているジャンルと、相場が下り坂の時期にラグプルは発生しやすいです。本記事執筆中の2022年5月中旬は、まさにどちらも当てはまっており、STEPNで稼いだ利益をこういったSCAMプロジェクトに持ち逃げされないよう、プロジェクトの精査は各自行いましょう。
プロジェクトの調べ方は、「新しいプロジェクトの調べ方」を参考にしてみてください。
ケース2:取引所やブリッジなどを狙ったハッキング
例えば、昨年大流行したAxieInfinityというブロックチェーンゲームのBridge(通貨を別チェーンの通貨とする交換所)がハッキングを受け約720億円を盗まれてしまいました。
STEPNでは、これを受けてSOLANAチェーンとBNBチェーンのBridgeは実装しない(恐らく専用のBridgeを実装しないという意味。実態はBINANCEを介してBridgeさせる)と、以下ツイートで発表しています。
他にも、様々なプロジェクトがハッキングを受け、資金の流出が起きています。STEPNも今後ハッキングが絶対にないとは言い切れません。
仮想通貨の世界では、こういうことが起きてしまうと認識しましょう。
なお、このケースについては、ユーザ側ではハッキングの対策はありません。できることといえば、なるべく自身の資産を分散させておき、1か所ハッキングされても他でまかなえる状態にしておく、くらいだと思います。
もし被害に遭ったら何をすべきか
万が一、詐欺サイトにシードフレーズを入力してしまった場合、どう動けば良いかも書いておきましょう。
シードフレーズを入力してしまった=攻撃者(詐欺師)の手にあなたのシードフレーズが渡っていると考えてよいでしょう。
となると、『シードフレーズを知った攻撃者は、あなたのウォレットを復元できる』ということになります。
そうなった場合、攻撃者の動きでいうと、
①あなたのWalletを復元する
②攻撃者自身のWalletにあなたの資産(通貨・NFT)を移動させる
⇒メジャーなコイン(ETHやSOL、BNBといったチェーンの基軸通貨)を優先して移動させる場合があります。
これは、メジャーコインの方が盗んだ後売りやすい、多くの人が保有しており、探しやすい、等があるからです。
また他にも、ガス代を枯渇させ、被害者が即座に資金を逃がせないよう時間稼ぎをし、その間Walletの中身を把握、ガス代を攻撃者が追加して他の通貨を送金する、という動きが考えられます。
③不要となったWalletを別の攻撃者へ販売する
⇒これはちょっと私の想像も入っていますが、不要なウォレットを別の攻撃者へ売ることが予想されます。売却されたWalletは、例えばハッキングした際の通貨の経由先の1つとして使われるかもしれません。
こうなってしまった場合、②で攻撃者が資産を移動させる前に、自分で資産を退避させることで、被害を最小限に抑えられるかもしれません。
とにかくスピード勝負です。いかに攻撃者よりも早く、資産を別のWalletへ避難させられるかがカギです。
以下のサイトにも、資産を移動するよう、記載がありました。
「残されたものを守る」の項参照
また、シードフレーズを盗まれたWalletは、二度と使用しないようにしましょう。攻撃者が復元できてしまいますし、取引履歴などはブロックチェーン上に記録されているため、あなたの端末から削除することできても、世の中から完全に抹消することはできません。
あわせてRevokeをやっておきましょう。
Revokeとは、アクセス権の解除、を指します。
以下記事を再掲します。
おわりに
以上!最後までお読みいただき、ありがとうございます。
最後まで読んでくれた方へ、このnoteを作成したもう一つの理由として、STEPNが持続可能になって欲しいと、私は考えています。
そうなるためには、もちろん新規ユーザの増加、経済圏の拡大、外貨の獲得などありますが、ユーザのリテラシー向上も非常に重要だと考えています。ユーザの知識がないばかりに、STEPNを信じられなくなったり、ネガティブになって欲しくありません。
私はSTEPN成長を信じて、このアプリの面白さをたくさんの人に知ってもらうためにSTEPN公式アンバサダーになり、私にできることの1つとして、本noteを作成しました。現時点の私の伝えたい内容のすべてを出来る限り言語化したため、とんでもない長文になった事をお許しください。
このnoteを通じて、皆さんが知識を付け、よりSTEPNを楽しんでもらえたら嬉しいです。
また、私自身も、これまで界隈の様々な方の情報を参考にすることで、本noteを書くことができるほど成長できたと考えています。(ホント1年前は何も知りませんでした。。。)この場で勝手に感謝申し上げます。
なお、ガーっと書いてしまい、冗長な部分も多々あるため、本noteは今後も改訂を繰り返す可能性があります。ご承知おきください。
ありがとうございました。
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