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アメリカはやっぱり裕福な国

アメリカは上位1%の人が富の90%を持っていると言われています。なのでお互いが受け入れることの出来ない分断社会を生んでるとかなんとか。散々すり込まれて来たのでそうなのかなーと感じている人は私を含めて少なくないと思います。でも、こんな記事がありました。

この記事によるとアメリカではミリオネアが全世帯のうちの12%もいるそうな。しかも貧富の差も縮まっているそうな。なんか思っていた印象と違いますね。

アメリカは貧困層がたくさんいるという刷り込み

特に民主党がそうですが、貧困層の票集めとか、貧しいものの味方をするのに損はしないということなのか、とにかく貧富の差を強調し、金持ちを攻撃する傾向があります。マスコミもそういうことを取り上げるので印象操作にやられている気がしますが、ここで取り上げている記事を読むと、実態はそうでもなさそうです。
ちなみに日本の富裕層と言われる世帯は全世帯の2.3%だそうです。ここで言う富裕層というのは資産1億円以上の人たちのことなので、アメリカに比べるととても少ないです。もしかして日本の方がアメリカより貧富の差が大きいのでは?さらに、アメリカに比べると全体として貧しい。
なんとなくイメージとしてはアメリカの方がすっごい金持ちがいて、貧富の差が激しいと思っていましたが、実際にはアメリカの方が日本より遙かに裕福な人の割合が多いのではないでしょうか。そんなことは知っているよと言われそうですが、ここまで差があるとは私は認識していませんでした。

なぜ、このことが気になったかと言うと、アメリカに投資している身としてはアメリカが没落するのかこれからも繁栄するのかが気になっているからです。
過去、アメリカではウォール街を占拠せよなどの、格差是正に対するデモ活動などのイメージがあって、さらには資本主義は格差を拡大するなどの論調が見られ、アメリカが経済成長するとともにどんどん格差が広まっているというイメージが自分の中にあったのが、覆されたからです。
確かに超富裕層が超越しているだけに、貧困層との差の絶対値はものすごいものなのでしょうが、一般的に格差社会というと1%の富裕層だけが潤い、その他99%の人は日々の暮らしにあえいでいるというイメージです。しかし、実際にはそんなことはなく、普通に裕福に暮らしている人がたくさんいるというのが実態なのでしょう。
また、資本主義が進むと格差が広がるというイメージも実際にはそうでもないと言えそうです。このことについてはもう少し勉強してみたいテーマです。資本主義の先に何があるのか気になっています。

日本はどんどん貧しい国になりつつあるかも

報道などの記事は格差を強調して書くためにアメリカは貧富の差が日本よりもかなりある印象を受けますが、本当のところは、アメリカより日本はかなり貧しい、ということなのかもしれません。アメリカではラーメン一杯が3000円などの物価の差が強調されますが、要するに日本はアメリカに比べると全然安い国になってしまっているということなのでしょう。
今、日本株が注目されていますが、本当に浮上するかどうか心許ない感じです。日本政府の減税や給付金などの小手先はさておき、結局、国のマインドがアメリカに負けている気がします。マインドを変えない限り日本は沈んでいくかもしれません。今の日本に住んでいる自分も含めて真の貧しさを感じることがあまり無いという現状では小改善にとどまりそうな気配です。

やはりアメリカは最強

日本を浮上させるためにはどうするかというのは私よりも遙かに深く考えている人たちがいそうなのでその人たちに任せるとして、投資効果を追求する身としては世界を見渡したとき、やはりアメリカを最優先に考えたくなります。

為替についても気になります。今年の初頭、ほとんどのアナリストの予想は円高でした。しかし2023年も残りわずかとなり、結果はほぼ反対に終わりそうです。年初言われていたのはアメリカの利上げが一段落し秋口には利下げ、一方、日銀のゼロ金利解除が行われる可能性が高い、ということで円安は終了し円高になる、という予想でした。
しかし、アメリカの利上げは続き、高止まりのまま、日銀はイールドカーブコントロールを辞めたものの、ゼロ金利解除は遠い感じです。今の為替レートはこの直接的原因に基づく物だと思いますが、遠因としてファンダメンタルズについて考えざるを得ません。つまり、アメリカと日本の成長の差です。
アメリカの経済成長率は直近4.9%と驚異的な成長です。中国に迫る勢いです。一方日本は−0.1%という低成長な状態です。この差は大きい。来年、日銀の政策やFRBの利上げ終了などの要因で多少円高に振れることはあるかもしれませんが、長い目で見たとき、過去のように円高が復活するか、と考えるとなかなかありそうな気がしません。なので、とりあえずドルベースの資産を増やしていく方が無難なのではないかと考えています。

インドがこの先どうなるか分かりませんが、今のところやはり経済最強はアメリカであり、将来性もアメリカと言わざるを得ない気がします。全体として経済規模は世界一だし、富裕層の比率も多い、ということは購買力もあると言うことで、投資するならアメリカというのが無難な気がしています。どうなるか分からないですけど。

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