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音楽、世界情勢、暗号資産、地政学、マクロ経済などに興味を持つ個人投資家。コンテンツクリエイター兼クリプトリサーチもやっています。日々の出来事に疑問を持ち、それを理解しながら時々の思いを綴っていきたいと思います。

マガジン

  • 暗号資産とか経済とか株とか

    暗号資産、ビットコイン、金融、経済などについて書いています。個人の視点でのコラムになっていますので参考になればと思います。

  • 投資の勉強マガジン

    私自身がこれまでの投資を通して、感じたことを紹介していきます。2020年に始まったバブルに乗っただけかもしれませんが、それなりに資産は増えました。それまで全く鳴かず飛ばずだったのに比べるとうまく乗れたと感じています。その心得を共有していきたいと思います。

最近の記事

ビットコインはリスク資産ではない

 ずっと前から思っていることですが、ビットコインは株や不動産などのリスク資産とは性質の違うリスクを持つものではないかと考えています。ということをメジャーなファンドが言い始めたことは良かったかなと考えています。  おそらく、まだまだ世間的にはビットコインはリスク資産で、株よりも不確かなモノだとの認識だと思います。確かに位置づけは従来からある資産に比べると曖昧で、資産として考えていいのかどうかも分からないというマイナーな存在でした。新たな存在という意味ではその通りです。ただ、そ

    • ID、パスワード、ログイン、web3はどこ行った?

       web3なるマーケティング用語が言われてから久しいが、それに値するサービスやUXが出て来たか?というと余りそういう感じがしない。そもそも、web3の標榜する概念は分散では無いかと思うのだが、今あるweb3をうたうモノは大体ログインIDとパスワードを要求される。web3のキモは分散化では無かったのだろうか。web3のサービスを表明するならぜひ、アカウントを作成するという行為をやらなくて済むようにして欲しい。  ビジネスをする上でユーザ情報の取得というのは必要なことなのかもし

      • ビットコインの価値とはなんだ?

         web3が世の中を変えるのか変えないのかみたいな議論がちょっと目に入ったので、改めて自分なりにweb3とはなんだろう?この先何か生活をかえてくれるのかどうなのかということを考えてみました。  たしかに、加納さんや渡辺さんが言っているように、キラーアプリケーションやUXというものが足りてないという実感はあります。ひろゆきさんの主張は結局web3が普段の生活になんらかの利便性を提供する可能性があるとは思えないという事のようです。  ビットコインを始めとするブロックチェーンプロ

        • ビットコインの成長線

           夏枯れ相場の雰囲気があったり、夏休みモードに入ったりで、まったりと過ごしていましたので更新が伸び伸びになってしまいました。8月に少し波乱がありましたが、その後はダラダラと市場は回復し、今は大きな出来事もなく、定常運転というか夏枯れっぽい雰囲気を感じています。  さて、ビットコインもそんな感じで、FRBの利下げへの意向を踏まえてちょっと戻しましたが、大きくは跳ねず、レンジ内を行き来している感じです。市場参加者は夏休みなのでしょうかね。  過去はビットコインが下がると極端な批判

        ビットコインはリスク資産ではない

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        • 暗号資産とか経済とか株とか
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        記事

          株式も為替も暗号資産も所詮は同じ

           いやはや、落ちましたねー、日経平均。為替も一気に4円も円高になりました。ビットコインはボラティリティが高くて使い物にならないという意見を日本大好きエコノミストの人たちが過去言っていた気がしますが、さて、実際には日本株式も為替相場もなかなかのボラティリティじゃないですか。もちろんビットコインも引きずられていますが、ボラティリティの大きさ自体は同じようなものです。  もし、ビットコインのボラティリティが為替や株式より大きいならもっと振れても良さそうなものですが似たようなものです

          株式も為替も暗号資産も所詮は同じ

          ビットコインの現在地

           ビットコインの現物ETFがリリースされ、既存金融のシステムに組み込まれたわけですが、この先ビットコインはどのような位置付けになっていくのでしょうか。今の所、順調にポジションを確保し続けています。ここまで来るとなかなか忘れ去られるというところには行かなくなってきた気もします。先のことはわかりませんが。  ビットコインはここまで順調?に存在感を高めてきました。最初は暗号コミュニティの実験で始まり、技術者のトライアルでした。その時はおそらく、価値があるとかないとかより、永続的に

          ビットコインの現在地

          法定通貨と政治の世界

           なかなか円高にはならないかもねと言っていたのですが、さまざまな要因から一気に円高に振れています。この先どうなるかはわかりませんが。何せその要因が、トランプ氏が大統領に当選しそうな確率が上がって、彼が円と元に対してドルが高すぎると発言したからとか、FRBが利下げに向けた意向を示しているとか、とにかく口先介入で動いています。 結局のところ法定通貨の上げ下げは政治家や当局の発言で右往左往しているのが現状です。  トランプ元大統領の発言は矛盾だらけですが、それを声高に主張したと

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          法定通貨は安全か?

           フランスでは与党連合が議席を大幅に減らし、左派連合が第一党になったようです。年金受給年齢の引き上げが国民には不評だったようで、この先、揺り戻しがあるかもしれません。与党連合は財政規律を守るために、年金受給年齢の引き上げを実行しましたが、財政規律を守る、というのは国民には耐え難いようです。  どこの国も同じですが、政府の予算は増え続けます。それが、経済規模の拡大に伴う税収増なら良いのですが、実際には経済の拡大以上に予算は増え続けます。ではその不足分はというと国債を増発する、す

          法定通貨は安全か?

          円安が止まらない

          今年はアメリカが利下げを始め、日本が異次元緩和をやめて金利がつき、円高基調になる、はずだったのですが、今の所、全くその気配がありません。金融政策の面だけ考えると、思ったほどアメリカの経済が減速せず、インフレもなかなか収まらない中、利下げが遠のいている。一方、日本は物価が上がり始めているが、日銀は慎重で、徐々にしか緩和をやめない。 当初の予想より事態の進捗が遅いという結果、と素直に考えられるところですが、どうやらそれだけはなさそうです。 金融政策的には円高方向へ進んでもおかし

          円安が止まらない

          暗号資産が浸透した証?

          日本では、あまり盛り上がりを感じない暗号資産界隈ですが、Web3という言葉も昔ほど聞かなくなったものの、プロジェクト自体は色々と立ち上がっているようです。 ほとんどはWeb3という名のもとにWeb2的ビジネスを展開するというほとんど新鮮味のないものが多いように見えますが、それこそが暗号資産が浸透してきた証かもしれません。 結局、イーサリアムなどのレイヤ1プロトコル上でトークンを発行してしまえば、それがどんなものであれ、Web3プロジェクトになってしまうからです。中身は何らか

          暗号資産が浸透した証?

          自由であることの重要性

          ここ最近のミームコインブームで、イーサリアム創設者のブテリン氏が苦言を言ったようです。しかし、ビットコインやイーサリアムのような暗号資産の重要なポイントは自由に使えることだと思います。この自由さがなくなり、制限が人によって加えられるようになると最終的には廃れていくことになりかねないと思っています。 自由ということは当然、好き勝手に使われるわけで、その中には倫理的に疑問を持つようなことも出てくるでしょう。犯罪に利用するのはやり過ぎだとは思いますが、遊びの範囲であれば、くだらなく

          自由であることの重要性

          現金とビットコイン、どちらが安全資産なのか

          このところビットコインの価格はずっとレンジ相場です。ビットコイン現物ETFが認められたり、イーサリアムの現物ETFが承認されそうだとかプラスの材料はあるものの、結局は米国の金利政策次第という感じです。 株もそうですが、リスク資産というのは金利が上がると下がり、下がると上がる。いわゆる現金(法定通貨)の価値と相対関係になっています。今の所ビットコインに代表される暗号資産はリスク資産に分類されています。法定通貨の方が安全であり、ビットコインはリスクがある。 現象面だけ見るとその通

          現金とビットコイン、どちらが安全資産なのか

          暗号資産の本質を見失わずに、イーサリアムは基盤開発が進む

          さて、イーサリアム現物ETFもどうやら承認の方向で確定のようです。そろそろ暗号資産が、資産として認められる様になりつつあります。昨今、この手の話題や記事は、基本的にアメリカ政府がどう扱うか、や価格の上下などの動きを中心とした話が大半です。中身がどういうものかという話があまり聞かれなくなりました。それこそ、メジャー化したせいかも知れません。 そう言った話に接している時間が長くなると、あれ?そもそもどういうものだったんだろうと本来の姿を見失いがちです。ビットコインの次はイーサリア

          暗号資産の本質を見失わずに、イーサリアムは基盤開発が進む

          選挙を敏感に捉えるアメリカの暗号資産市場!現物ETF承認に注目集まる

          これまで、イーサリアムの現物ETFは承認されない可能性の方が高いと言われていたのに、突然、承認されるかもと話が180度変化しました。この記事がアップされる頃には期限が来ているかもしれないので、終わった話になっている可能性はありますが、とにかくこのくらい話が変わる方が面白いので書いておきます。 本当かどうか分かりませんが、急展開を迎えた背景には大統領選挙があると言われています。昨今、アメリカで暗号資産に否定的だと選挙に不利だという話が噂されています。 バイデン大統領以下民主党

          選挙を敏感に捉えるアメリカの暗号資産市場!現物ETF承認に注目集まる

          ビットコイン現物ETF認可により、既存金融企業のビットコイン参入が急増

          ビットコイン現物ETFが承認されたことで、散々、ビットコインを批判していた既存金融企業も結局、ビットコインに手を出し始めている様です。 もちろん、それほど大きな金額ではないので打診買いというフェーズなのでしょう。CEOがビットコインをくずだと言い張っているJPモルガン、ビットコインを殺鼠剤と切り捨てているウォーレンバフェットが株主のウェルズ・ファーゴなど、言っていることとやっていることは別です。 結局、儲かるなら何でもあり、というのが真実なのかもしれません。しかし、こういっ

          ビットコイン現物ETF認可により、既存金融企業のビットコイン参入が急増

          国家の議論が進む中、暗号資産の存在感が増す

          ゴールデンウィークも過ぎ去り、ビットコインの半減期も通り過ぎ、イベントが終わって少し退屈な状況です。マーケットも材料不足と言った感じでしょうか。 さて、退屈を紛らわすためにさらっと暗号資産周りの記事をながめているのですが、なんとなく、国家が暗号資産に口を出す事例が増えてきたような気がします。昔から多かったのですが、少しその内容が変わってきた気がします。 トランプ前大統領の話は気まぐれの選挙対策だと思われますが、それにしても、もはやビットコインを主とした暗号資産は技術的な話

          国家の議論が進む中、暗号資産の存在感が増す