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王道エンタメはコミュ障を救う

最近、”好きなもの”の欄にお笑い、バンドに続いてジャニーズが追加された。ジャニオタになってからというもの、会話の間口と友達の幅がぐんと広がったように感じる。

私がジャニーズにハマったと報告すると、人の反応は三種類に分けられる。
①「意外!いいじゃん!」肯定応援タイプ
②「沼へようこそ!」現役ジャニオタタイプ
③「ハマっちゃったか~」元ジャニオタタイプ

私はいままで②と③の人種に深い関わりをもったことはあまりなかったのだが、最近は大変お世話になっている。単純にジャニオタは分母が多いので、大学やバイト先にうじゃうじゃいる。
そして、チケットを協力してくれたり、過去のグッズを譲ってくれたり、オタクならではの絆が必然的に生まれるのだ。
特に③の貫禄は圧巻だ。
「ジャニショの予約は戦争。大切なのは諦めない心!」
「人生変わるから絶対ライブは行った方がいい」
「Jrにハマったら終わりだよ。抜けれなくなる。」

遠い目をしている先輩たちの言葉を胸に刻む。自分との関係がたとえ後輩だとしても、「先輩!!」と叫びたくなるほどの大きな背中である。その結果、まんまとJrに興味を持ってしまった。ザ少年俱楽部は恐ろしい番組です。

ジャニオタになってから、初対面の人との会話に困らなくなった。
「最近、SnowManにハマってて…」と軽く自己紹介して印象付ける。相手がジャニオタではなかった場合は、自然な流れで好きなものを聞き出すことができる。
相手がジャニオタだった場合は勝ち。これは先日のインターンで既に体験済みである。担当してくれた落ち着いた印象の若い女性社員さんと好きな芸能人の話になり、テンプレ通りジャニーズの話をすると、「ジャニーズ」という言葉を聞いた瞬間に彼女の目の色が変わり、花が咲いたように表情が明るくなったのだ。そこからはただのジャニーズトーク。先程まで目の前にいた真面目な女性社員は何処へやら。彼女は完全に"キンプリ永瀬担"としてそこに存在していた。

サブカル気取りだった数ヶ月前までの私に伝えたい。あなたが大切に収納しているバンドのCDの棚の横のスペース。乱雑に色んなものが置かれている何でもない場所だ。これからそこに、ジャニーズコーナーが展開されるぞ。1ヶ月に2冊以上雑誌が増えて、どんどん拡大していくぞ。
おい、聞け。囲碁将棋の情熱スリーポイントは一旦止めなさい。

コミュ障な私にとって話題が増えることは非常に有難かった。友達からの「○○見てる?」の質問に、人生で一体何回NOと答えただろうか。テラスハウスも逃げ恥も鬼滅の刃も梨泰院クラスも見ていなかった私は肩身が狭く、話題を振ってくれているのに、全て"見てない"と答える自分が悪者かのように感じられた。「こいつは何なら見てるんだよ」という呆れた目線は忘れたくても忘れられない。

相変わらず流行りのドラマは見ていないけれど、ちょこちょこバラエティに出演しているJrの名前はばっちりだ。

とんでもない供給の多さに戦きながら、私は今日もYouTubeを漁る。

いつも話題提供やグッズ提供をしてくれる皆様、このご恩は一生忘れません。

最後に、最近の推しを置いておきます。
高身長の松井奏をよろしくお願いします!

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