見出し画像

SABRINA vol.9


僕は常に他人の時間を食べながら生きているので自分から進んで動かない限り太り続けていくんだと思う。
最近それをすごく思う。

あと数日すれば25歳になる。
僕は自分ではいろんなことが出来る可能性を秘めていると思っているから、歳が一つ縮まることは10ある物の1つが消えてしまう感じがして寂しい気持ちになった。
これまでに自分の歳が増えていくことから減っていくという感覚に変わった感覚はなかったから何か少し自分が良くも悪くも変わったんだなという感じがした。

僕はとてもわからないという感覚に寛大だと思う時がある。
寛大というか慣れきってるというかわからないことがあまりに多すぎて全く抵抗感がない。体とか行動でそれに対して何か模索していることはあるかもしれないが、答えを出すことにあんまり意識も行ってないのかもしれない。

あんまりそのつもりで生きてて良いことがないんじゃないかと思う時もある。
とくに人間関係の話になってくると良くないことがたくさん起こる。
関係がわからないと言うと大体の人は嫌な顔をする。
知っている人以上に本当にわかってることなんかほとんどない気がして、それが相手もわかってたとしても何か答えがあるような関係性でいないといけないことの方が多いんだなって思う。

こんなことを言うと人に対して冷たいと思われてしまうこともなんだか悲しい気持ちになる。
僕はわからないことが多いから色んな人に興味があって色んな話を聞きたくなる。
それをいくらしていてもお腹がいっぱいになる感覚が一向に訪れないからずっと気になるしずっとわからない。
だから僕は人といる時間が好きだけどそれ以上に何か原因があるのか1人でいる時間が異様に長い。

僕はまず家族がわからなかった。
今でも全然わかってないと思う。
両親は当時の僕の全てをコントロールする力があった。
子供の僕にとっては地球は世の中で家庭が国で両親が政治家で僕はまだ投票権の無い国民だった。
だから僕は世の中と全くいうことのきかない自分の人生が大嫌いだったと思う。
とてもヤンチャでもしかしたらトゲがあってその時は色んな人にズケズケ刺さっていっていたのかも知れないなって思う。

社会人になった時はあまりにも自分で物事を決めれるから僕は相当驚いた。
極端な話かも知れないけど、僕からしたら世界がひっくり返った感覚がした。
だから今でも、何だろう、苦だと思うようなことが一切ない。
22歳の頃に家を出たから、44歳までは最低でもちゃんと生きておかないと何だかもったいない気もするから。
最近始まったような感覚がする。
そういう意味であまりにも今毎日暮らしていて旨みが多すぎるが故減っていくと寂しい気持ちがするのかな。
まぁ、にしてもせっかく出来た実際の投票権は使ってみたことないんだけど。
立派な人間になりたくなったら行きます。(ニヤニヤ)

2023/10/16 PM13:27

何週間か前にギャスパーノエ監督の「LOVE」という映画を見た。
僕は結構気に入った良作だと思って、一応見終わった後には他の人の反応も覗くようにはしているのでレビューを見た。

そうすると大胆な濡れ場が結構なシーンを占めるからなのか「エロかアートかわかりませんでした」みたいなコメントが結構な数あった。

なんで映画なのにエロかアートかの二択になるかも理解できなかったのだけど、なぜエロかったらアートじゃないのか、どっからアートはエロくないイメージを引っ張ってきたのかが分からなかった。

エロの世界にもアートに通ずる何かは絶対にあるだろうし逆もしかり。

僕はそれ以上に誰1人としてオナニーしたいと思わないような作品残っていかないだろうと思う。
二次元のフィギュアに恋して自分の体を押し込もうとする人の存在を知っているからこそ村上隆はオタク文化を海外に運べたと思うし、モナリザが書かれてこの方色眼鏡で見た人が誰1人としていないなんてことは僕はありえないと思う。

映画はドラマとして映画より遥かに時間の蓄積がある人間をいかに巧く見せて映画の時間内に抑えるかだと思ってる。
「僕の24年間を2時間に抑えようとしたらどこの話、どこを切り取っていって繋げていくんだろう。」この感覚だと思ってる。
だから、今回の映画はカップルの話だった。
その2人の関係性をドラマにしようとした時SEXする瞬間に心動く何かがあった、じゃあその瞬間瞬間でドラマを伝えてみよう、僕はこういうことだと思った。

SEXも一つのコミュニケーションだから、映画の中でも毎回やる場所も理由も時には人も違う訳だから僕には充分な人間ドラマを楽しめたような感覚になれた。

「監督も自分で撮ってるんだからエロいと思ってるだろ絶対」
「何でそんなところわざわざ議論する必要があるんだ」
「2時間のエロ動画制作に誰が出資するんだよ他になんかあるだろ」

もしお時間があれば見てみてください。
ちゃんとエロくて良い映画なので。

2023/10/16 PM14:25

僕の長所の中の一つは人に薦められた作品は必ず見る。
そこに仲の良い悪いはなくて人が好きだと言ってくれた作品は必ず見る。
そして良い作品に出会えるとどんな人にでも聞かれれば答える。
人間関係が広い訳ではないけど僕と繋がってる人はこれだけで関係性を深め合ったり長い付き合いになったりしていると思う。
良作が人を繋ぐみたいなことは充分にあると思ってる。
だからこれを読んでいる人で良い作品があれば教えて欲しい。
僕は常に人と関わりたいと思ってる。

2023/10/16 PM18:53

あとこの前にもらった感想が嬉しかったので勝手に本文載せておきます。
改めてありがとうございます。
そして、これはもっと俺を褒めろという愛あるエゴイストの圧力だと思っといてください。

こんばんは!突然ですみません! 夜に見るとはなしにインスタ見てて、ふと月刊鼻につくよね最近読んでないなと思ってミサトのnote開いたら虚構ブラックホールみたいな名前に変わってて、ついにんまりしながら全部読んでしまった 女の子じゃないから反応するの躊躇ったけど、素敵な考え方やな~とか逆になんかむずむずするな~とか勝手に思いながらほんのり心に電流が走った男子もいることを伝えたかったからdmした!朝起きたらとりあえずおはよう!とだけでも返信してくれてたら嬉しい どっかの作家さんが、小説とか文章ってのは音楽のように集まった皆を熱狂させて、大勢の背中を押してさてそらみんなでなにかをやろうぜ、なんてことはできない。役割が違う。小説は一人一人の人間の身体に沁みていくだけで、読んだやつのどこかにじわっと沁みて、溶ける。みたいなこと言ってて、正にミサトの文章はこの感覚あるなと思って。はっきりと突き動かされるというよりも、自分に沁みていく途中でなにか引っかかる、みたいな プラスでもマイナスでも誰かのなにかに引っかけられるんは猟師っぽくて素敵やんね 自分の内で書くことと、書いたことを対無数に公開するのはまた違う感覚があるんかね あと、これまたどっかの国の画家さんが、"大事なのは今すぐに何か早熟な作品を描くことではなく、人間であること、または人間になること。"って言ってて、 その時はいまいち分からなかったんけど、noteに何か始めるときは20年後に化けるかどうかで考えてるって書いてあるのみて、妙に納得した。人間の形がやっと定まるのって20年前後で、確かになにかを産み落として、ことさらに結果も名誉もほしいってなったらそりゃ歳月要するよな~て、ミサトやこの画家さんとは絶対時間がこんなに違うんか~てなった。 最近になってやっと物事を3年から5年スパンで考えられるようになってきたのに、樹木くらい時間感覚が先にいってるやつ見たらむしろ気持ちいいっす もっといろんなもの味わって生きてこって思いました おはよう!

2023/10/21 PM13:50