料理の腕が落ちたのか？

フリーランスになって時間はたくさんあるはず。なのに、料理の腕が落ちてきたように感じる。自覚があるのだ。

夫は好き嫌いはあっても、よほどのことがなければ文句を言わずに食べてくれる。それが最近、量が多いとか味が薄いとか、逆に濃いとか言い出した。おかしいなあ。以前はよく「おいしい」と言ってくれたのに、7月に入って2週間。あまり「美味しい」と言わなくなった。

たったの2週間で、そんなに料理の腕が落ちたのか？いや、そんな訳があるはずない。何か理由があるはず。何だろう。

唯一思い出したのが、時間がたっぷりあるから、手の込んだ料理を作ろうと頑張り始めたこと。腸活を真面目に実行していたころは、添加物を避けるために無添加調味料か塩コショウのみで味付けしたごくシンプルな料理を作っていた。フルタイムで働き、帰宅後に作るから、できるだけシンプルに時間をかけずに食べられるものを用意していた。

それが今は料理する時間がたっぷりあるから、スーパーで中華の素シリーズを購入して、ちょっと凝った中華料理を作ったりしていた。肉と野菜とキノコを炒めて中華の素を入れる。すると、それだけで豪華な1品になる。もしやこれ？と思って中華の素シリーズの箱を見たら、添加物がたくさん入っていて驚いた。

そうか、シンプルな調味料から添加物てんこ盛りの調味料を使うようになったからか。腸活を始めて1年半。すっかり無添加でシンプルな調味料の方が美味しいと感じる舌になっていたんだ。

今夜は久しぶりに塩麹に付け込んだ豚肉とキノコのソテー、キャベツと塩もみきゅうりのサラダ、納豆めかぶキムチ添えを出した。味噌汁は無添加の麦みそ。やっと夫がほっとしたように、美味しいと呟いた。