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DTM Tips

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Tipsという名の怪文書
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コンプレッサーは本当に数値通りに動いているのか?という話

コンプレッサーは本当に数値通りに動いているのか?という話

〇〇は〇〇なのでコンプのアタックは〇〇msに設定、みたいなTipsはよく見掛けるのだけど。
果たして本当に、〇〇msに設定したら〇〇msで圧縮されるんだろうかね?

実際には耳で聴きながら操作するので、正しく数値通りに〇〇msで圧縮される必要があるかといえばないのだけど。では、AというコンプとBというコンプのアタックを〇〇msに設定した時に、同じような時間軸で圧縮されるんだろうか?

もしTips

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ミックス力を鍛えるTips

ミックス力を鍛えるTips

たまにはビール以外の話をしよう。
というわけで音楽の話。

まだnoteでミキシングの話を真面目に書いてないなぁと思って途中まで書いてみたのだけど、筆が止まってしまった。
世の中にはいくらでも初心者向けのミキシングのTipsコラムが転がってて、今更私が書くまでもない。

でも、どんなに良いTipsを読んでも、なぜか苦手な人はずっと苦手なまま。
それはなぜだろう。

本当に難しいのは正解と間違いの境

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HR/HMのプロダクションの歴史

HR/HMのプロダクションの歴史

ビールの話ばっかりじゃなくて音の話もしよう。

メタルが好きじゃなければ多分、ヘヴィメタルの音なんてみんな同じに聴こえるんだろう。
でも実際にはそうじゃない。HR/HMにはその国や地域のポピュラーミュージックの成長の過程や音楽的な文化の違いが現れまくってるし、ポピュラーミュージックのサウンドプロダクションの成長を先取りし続けてきた……と、私は思ってる。

そんなHR/HMのプロダクションがどのよう

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SDX Death & Darknessをミックスしてみる

SDX Death & Darknessをミックスしてみる

特にBlack Fridayセール中というわけではないけど買ってしまったSDX Death & Darkness。
ダウンロードに丸1日くらい掛かってようやくインストールが終わったので、試験的にラフを作ってみました。

リフセクションだけなので、ここから主旋律が入るとまた勝手が変わるかとは思うのですが、備忘録も兼ねて何をやったのかをメモしておこうと思います。

最初にやったことミックス前の下準備と

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ラウドネスノーマライゼーションの話:応用編

ラウドネスノーマライゼーションの話:応用編

以前の記事は、ラウドネスノーマライゼーションは難しい話ではないからプロだけじゃなくて趣味で作るクリエイターも意識してもいいんだよ、っていう意図で書いたもの。
今回はそこから発展して、「今までの価値観がこれから大きく変わる、じゃあこれからどんなことができるだろうか?」という話をしようかと。

ラウドネスノーマライズはマスタリングだけの話ではない
ラウドネスノーマライズの話が、マスタリングで音圧を稼ぐ

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ラウドネスノーマライゼーションの話

ラウドネスノーマライゼーションの話

ラウドネスノーマライズの話をするとしよう(CV:諏訪部順一)

っていってTwitterで書き始めたんだけど、歴史から入ってしまって無駄な情報が多くなってしまってちょっと失敗したなあと思ったのでリライト。
簡単な、本当に簡単な話から、少しずつ掘り下げていく形にしてみようかと。

ラウドネスノーマライズの誤解まず最初にラウドネスノーマライズに対する誤解を挙げておこうかと。

・ラウドネスノーマライズ

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ギターのリアンプのお話

ギターのリアンプのお話

DIの録り方の話をしたから、今度はリアンプの話をしようかと。
といってもまぁ、大事なことはGodspeed先生の記事でだいたい出てるんでそっち読めばいいと思う。

ちゃんとした記事は既に存在することがわかったね。
よし、それじゃあ私は何の役にも立たない駄文を書くことにしよう。

ゲインに気を付けるラインの音を録る時はS/N比を考えてできる限り大きな音で録った方がいい、という話をライン録りTipsの

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ギターのライン録り

ギターのライン録り

ついにTipsっぽいネタを投下する時がきた。
というわけで今日はギターをライン直で録る方法について。
ライン直というかDIソースの録り方の話。

ソフトのアンプシミュを鳴らしたりとか、リアンプしたりとか、昔と比べて色々使い道も増えた昨今。
今回はそんなギターのDIの録り方の初歩的な話を書こうかと。

どうやって録るの?ギターとオーディオインターフェイスをシールドで直結すればいいのさ!
簡単だろう?

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