ドイツの薬局のお姉さんに助けられた日
ハンブルクにも春が近づいている。
先週凍っていた湖は雪解け、
晴れの日も多くなった。
道端には花のつぼみも見かけるようになったし、
ランナーも増えた。
今日は大学のクラスメイトと散歩してから
処方箋を取りに行った後薬局に立ちよる予定にしていた。
手元分が単純になくなったから。
友人との散歩を楽しみ、晴れ晴れとした気分でクリニックに向かうと、
・・・無人。
・・・ドアが、閉まっている。
・・・呼び鈴も、誰も出ない。
すごい嫌な予感。今日は金曜日。
たしかに比較的さっさと店じまいする日ではあるけれども
ここは大都会ハンブルクだし(ドイツ比)
普段なら17時までやってるし(現在15時30分)
クリニックだし・・・
油断していた。
案の定google mapには"closed"の文字。
まじかー・・・
ダメもとで1階下の付属ラボに立ち寄る。
私「上の階、もう誰もいないんですかね?薬が必要で・・」
ラボのお姉さん「別組織だから分かんないんだよね・・どうしようもしてあげられないけど、薬局に聞いてみたら?」
これはやってしまったー
閉業時間から30分しか過ぎてないのにー
ドイツ人帰るのはやすぎかー
ドクターも残業してないってすごくないかー
私「このフロアから通じてる特別な電話番号とか、別の階段とかないんですよね・・?」
ラボのお姉さん「ない。」
私「ぐぬぬ・・・わかりました・・・・」
ラボのお姉さん「グットラック!」
バッドラック!涙と思いつつどんよりした気持ちで薬局へ。
薬局のお姉さん「今日はどうされました?」
私「まじで困りました・・助けて・・・」
薬局のお姉さん(´・ω・‘)「・・・。話してみてください。」
私「かくかくしかじかでこれどうしたらいいですかね?」
薬局のお姉さん「本来なら処方箋が無いと出すのが許可されていない薬なんですよね・・」
私「ですよね・・」
薬局のお姉さん「でも止めるわけにはいかないものなので・・困りましたね・・・。でもこうしましょう!2パックあるうちの1パックをお渡しするので、今度来た時にこのレシートと引き換えに残りの1パックをお渡ししますよ。その時に処方箋を持ってきてもらえますか?」
私「も ち ろ ん です !!!本当に申し訳ないありがとうございます超助かりました命の恩人ですくぁwせrdtfgyふじこ」
お姉さん「とんでもない!良い週末を☆」
ドイツも日本と同様柔軟性は結構低めのカルチャーで
官僚気質も悪名高いけど
フレキシブルな対処に目からうろこな日でした。
もうずっとこの薬局に通います。
心から感謝。
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