出張あてどなし (文芸小学校レポ)
こんばんは、青木です。
1週間前に急遽連絡を頂き、おかやま文学フェスティバル「文芸小学校」の「劇作家と廃教室」(NPO法人アートファーム)にて作品展示と物販を行いました。改めまして、本日たくさんの方にお立ち寄り頂きまことにありがとうございます<(_ _)>
今回は、記録として【物販・展示】の情報と参加にあたりこういう思いがありましたという【あとがき】を載せています。
【物販・展示】(こんなものがありました)
①100円台本…MUJIBOOKの文鳥文庫や、ハルキ文庫の280円文庫シリーズのような「気になる本をお手軽にちょっと読める」を目標に作成。
②チケット型しおり…本のイベントでいろんなとこがしおりを配っていたので立ち寄って頂いたお礼と名刺の代わりに作成。
(そのほか、思い付きで作ったものとか)
※閲覧用台本…学生時代に公演してあてどなしでもあげた「あの物件」と、最近落選くらったけど草稿から書き上げるまでに右往左往して7年かかった「10万年ヒストリア」。現物の台本に触れてもらえたらと思って持っていきました。
※フリーペーパー…演劇といっても、どっから何を調べたり、選んだりしていいかわからない人に向けた道案内として。「その心情を述べよ」に『星の王子さま』や『掌の小説』が出てくるので、だったら他にも本を進めようと苦渋の末悩んだ選書付き。
※かわいいおさかな…目印兼売り子。
(一人旅が趣味だった時期に兵庫にある「夢見るギロチン」というお店で購入。他にお目当て(人体モチーフのキーホルダー)があったけど店頭にいてひとめぼれして買った)
【あとがき】
演劇が「お団子」だとしたら、「お団子おいしい」ということを手持ちの手札でいかに伝えれるかなということを考えておりました。
多分、ボクがありったけの語彙力を駆使してお団子のおいしさを伝えてもつきつまるとこ主観でしかないので、すでにお団子好きやお菓子好きならチャンスはあると思いますが、ほとんどは「へぇ、そっか」で終わると思います。
そしてボクも、おかんから「ファジいいよ。サッカー観ようよ」と再三言われてもスポーツ観戦に触れたことないボクはその魅力がわかりません。おかんのはつらつとした顔からファジ好きは伝わるのですが、「ルールがわからないから楽しめないだろう」と思っていまだ見に行けていません。新しいことに足って中々伸びないんですよね。
味見を設ける、おまけをつける、値段をやすくする(もしくはプレゼントする)…等、様々手段が設けられているものの、味覚だったり、好みは人それぞれ違うのでそれでも限界がある。だけど、お団子好きとしてはお団子の世界にはまってほしい。
ならば、相手の好みに刺さりそうなお団子をすすめよう( ᐛ )و!
団子でも甘いのが苦手ならば、そういえば甘みの少ないみたらしがA社で売っていたなとか、家族で食べるならスーパーでも取り扱いがあって子どものお小遣いでも気軽買えるB社だなとか、年齢によっては王道で老舗のC社、ハイカラで変わり種ならD社で…と。
「それじゃあ、よそが儲かるだけじゃん」と思うのですが、たった一回自分のとこの団子売って終わりより、これをきっかけに自分が好きなお団子タイプを見つけてどんどん深みにはまってほしい楽しんでほしいのが実は本音でした。勿論、興味を持って食べてみたけど「もたれるから苦手だな」と思うのも選択肢の一つですし、「団子極めたくて自分で作るようになった」というのもありだと思ってます。青木はもうそれだけで自分のことのように嬉しいです。そして、数多あるお団子の中で「青木堂のお団子が好きだな」と選んでもらえる日はいつかきたら作り手/お団子好きとしてそれほどうれしいことはないのです。
そのため、ご来場いただいた方で話しかけて頂いた方の中には本を進める方もいれば、青木が見に行った様々な地元劇団さんの話をした方もいます。もし、「うわ、こいつめっちゃしゃべるじゃん」と熱量で怖がらせてしまった方がいたらすみません。この場を借りて謝ります。
実際に公演を打たない上に、どこにも属していない身なので多分出来ることだと思ってます。ただ、手札としてまさか前職(接客業)の経験と司書資格が手助けになるとは思っていませんでした。世の中わからないものですね。
「地方復興のため」「子どもの教育のため」「創客のため」…色んな人が色んな理由で演劇やWSを開いてます。でもボクは「自分が演劇という創作表現が好きだから、趣味の選択肢の一つに戯曲創作や観劇等演劇にまつわる趣味を選んでほしい」というよく言えば純粋、悪く言うならエゴでおすすめしています。
どのジャンルの趣味でも好きなもの一つあると「あれが楽しみだからがんばろ」と心の拠り所が出来ますし、ボク自身が学生時代それが演劇と本だったので。…でもきっと、「だからあまっちょろい」と言われてしまいそうですね…(苦笑)
それではまた。
どこかご縁があればまたお会いできる日を楽しみにしています。
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