A to Zで学ぶ建築家・谷口吉生さんの建築についてまとめました
私は普段建築を設計している人間です。
私が「日本で一番美しい建築をつくるのは誰か？」と聞かれたとき真っ先に思いつくのが建築家の谷口吉生さんです。
谷口吉生さんの建築を調べれば調べるほど勉強になることばかりです。
美しい建築をつくりたい人へ
美しい建築をつくりたい人は谷口吉生さんの建築を徹底して調べると良い非常によいと思います。
そこで今回はABC順に単語にそって特徴をまとめてみました。
Axis line（軸線）
谷口吉生さんの建築では軸線を設けています。軸線を通すことで建築は都市の一部であることを示してくれます。
Beautiful（美しい）
細部までこだわって設計することで究極といえるくらい美しい世界が生まれます。
Cool
谷口吉生さんの建築はとてもクール（かっこいい）
流行の最先端の街・銀座を代表するGINZA SIXも手がけています。
Detail
ガラスやタイルのような細部の納め方まで徹底してこだわるからこそ美しい建築が生まれます。
Eco
清掃工場にトンネル状の空間をつくることで内部を見学でき、エコ意識を高めることを狙ったデザイン。
Flat
どこまでも均整の取れた天井が続く美しいフロアー。フラットな空間をつくることは簡単なようで難しいものです。
Geometry（幾何学体）
谷口吉生さんの建築といえば立法体などの純粋な幾何学体を用いて建築を創り出します。
Healing（癒し）
谷口吉生さんの建築に広がる絶対的な静寂。この静寂が心に余白をつくり、癒しを与えてくれます。
Iron
鉄を用いることで現代的な建築をつくり出します。
Japan
谷口吉生さんの建築を見ていると日本に古来からある建築のデザインを感じられます。
Kudos（称賛）
谷口吉生さんのつくる建築は規模が大きくても小さくても美しい作品ばかりです。
その仕事ぶりに称賛の声がやみません。
Less
少ないことは豊かなこと。
少ないからこそ余白が生まれ、何か考えたり自分と見つめ合う時間が生まれます。
Modern
門型・庇の下の軒下空間・細い柱・縦格子など日本古来の建築を現代の素材を用いて表現しているのが伝わります。
Noiseless
釘の後やビス・コーキングなど施工の跡を感じさせないデザインはまさにノイズレス
Ocean（海）
海とどうつながるか。その答えを示してくれたのが葛西臨海水族園でした。
Paradise（極楽）
水盤に架けられた建築へ通じる道はまるで極楽へと通じる道を歩いているかのようです
Quiet（静寂）
訪れてみて初めて感じる絶対的な静けさ。
Reversal（逆転）
清掃工場と言えば閉鎖的な建築ですが、広島市環境局中工場ではトンネル状の空間をつくって清掃工場の見学ができます。まさに逆転の発想
Shift（ずらす）
あえて左右対称からずらしてみることで堅苦しさが緩和されます
Thorough（徹底的に）
メインとなる外観から内部の手摺など細かいところまで徹底してデザインするからこそ生まれる美しさがあります。
Urban（都会的）
谷口吉生さんの建築はとても都会的。そこにあるだけで最先端な街並みとなります。
Variety（様々な）
谷口吉生さんは美術館の設計で有名ですが、学校や清掃工場・幼稚園に体育館・水族館などさまざまな用途の建築を設計しています。
Water（水）
谷口吉生さんの建築には信濃美術館や土門拳記念館・法隆寺宝物館など水を用いた作品が多く見られます。
Xanado（桃源郷）
建築と外部空間が統一してデザインされており、まるで桃源郷のような世界が広がっていました。
Yard（庭）
庭を設けて庭とどうつなげていくかを常に考えているのが伝わってきます。
Zen（禅）
断捨離に放下著。
谷口吉生さんの建築にはどこか禅の精神が宿っているようにも感じます。
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