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建築設計職から別業界・業種への転職を考えている方へ
「パソコンとひたすら向き合う日々。」
「次から次へと出てくる問題。様々なことを解決しながらようやく自分の仕事に集中。」
「気づくと真夜中になっていて、疲れて終電で家に帰り、そのままベッドで眠りにつく。」
この状態がいつまで続くのだろうかと不安になり、ついつい他の業界はどんな会社・働き方なのだろうと考えることもあるでしょう。
そんな悩みと好奇心を抱いているあなたへ。
ここでは、建築設計職から転職を考えている人に向けて参考になる話を紹介します。
まずは建築設計職の悩みについて見ていきます。自分がいる業界人の悩みを知ることで、転職をする意味は何なのか、また同じようなことを繰り返さないための肥やしにしていきましょう。
建築設計職の悩み 4選
・帰りがとにかく遅い
図面はちょっとした記載ミスが命取りになります。線が一本無いだけで図面通りに施工されなかったということはこの仕事ではよくある話です。設計は図面の精度を上げるため、絶えず集中して仕事をしなければならず、気がついたら夜中になっていることもしばしば。
また、図面が無ければ現場も営業も仕事が進まない為、間違いがないように自己チェックを繰り返し、工期に間に合わせるために夜遅くまで頑張り、終電帰りが続いてしまうこともよくあります。
・プレッシャーが大きい
建築業界では金額が大きいのが特徴です。例えば窓やキッチン・風呂等が現場に納まらないというだけで、再発注になってしまい、手間費・材料費がかかり、一瞬にして何十万円単位、もしくは何百万円単位の額になります。大きいミスをすると、あまりの金額の大きさに、精神的に追い詰められることもよくあります。
・報われない
建築は実際に完成しないとわからないことが多くあるので、完成後に思ったより狭く感じる、天井が低い、使い勝手が悪いなどクレームを受けることもよくあります。
その度にお客さんからひどいことを言われたり、衝突したりすることもあるので、精神的なバランスを崩してしまうこともよくあります。
また、図面に書いていないという理由で問題が起きた場合は納得できますが、図面に書いていても忘れられたり、間違ってつくられた時も、書き方が悪い等の理由で責められることもあります。
建売住宅では、売れれば土地が良かったと言われますが、売れないと住宅のデザインが悪いから売れない等、設計のせいにされることもよくあります。うーん悔しいですね。
・給料が安い
1日中朝から夜遅くまで働いているわりには給料が比例して上がらないのが、この仕事のつらいところでもあります。
残業が前提の仕事でもあるので、夜遅くまで働いていても給料が増えることはあまりありません。
以上が建築設計業界での主な悩みになります。共感して頂いた方も多いのではないでしょうか。
私の経験談
私も設計職出身で、転職経験があります。
新卒で入社した会社だったのですが、上司に話があると伝えて時間を作って頂き、退職する旨を伝えた時は、全力で止められました。
設計職は慣れるまでにかなりの時間と労力を費やします。また、設計職は会社が変わったとしても、同じ業界内であれば全然通用する仕事なので、入れ替わりも激しい職業です。
私の場合、やりたいことが明確だったので、自分の意見を押し通し、転職する道を選びました。
上司も転職経験者だったので、共感してくれたこともあり、波風が立つことはありませんでした。このようなケースはとても稀だと思います。
決心したけれど、ずっと隠していては時間だけが過ぎていくだけです。
嫌われてしまう、怒られてしまうと恐れるのはわかりますが、ずるずると何日も何か月も何年も過ぎてしまうことが、何よりもったいないです。
自分自身と向き合って転職を決意したのであれば勇気をもち、覚悟を決めて行動に移していくことが大切ではないでしょうか。
この仕事を経験した人が次に目指せる転職先
色々大変だった建築設計職の仕事。パソコンといつも向き合っているだけの印象が強いですが、決してそんなことはありません。
現場との打合せや、お客さんとの打合せ、社内で営業や現場との仲介的な役割がとても多く、コミュニケーション能力の高さが常に求められます。
ということから、建築設計職を経験した人であれば、転職先として以下のような職業へのステップアップが見込めます。ほんの一例ですが、見ていきましょう。
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