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ビジネス書出版社社長の四方山話

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クロスメディアグループの代表による四方山話です。毎週更新しています。
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#本

ハルシネーション【ビジネス書出版社長の四方山話】

AIが事実に基づかない情報を生成することをハルシネーション(幻覚)と言います。 ハルシネーションは、生成AIの実用化においての技術的な課題とされています。 そのため、今は人間がAIが生成する情報をチェックする必要があります。 ただ、人間自身にもハルシネーションがないとは言えませんし、人でもAIでも、社会生活において誤情報が大きな問題を引き起こすことがあるので、ハルシネーションには気をつけないといけません。 さて、考え方を変え、生成AIのハルシネーションをクリエイティブな仕

【ビジネス書出版社社長の四方山話】安い日本

GW中の観光地が多くの人で賑わう中、 WHOが3年にも及ぶコロナ緊急事態終了を宣言しました。 私はコロナだろうがなかろうが、マイペースで外出していましたが、さすがにこう人出が多いと、かえって不要不急の外出は控えたくなります。 コロナ禍での空いている電車や飛行機、渋滞のない道路、予約が取れるレストランとホテルが懐かしいですが、そんなことを言ってはいけませんね。 さて、需要が回復していくなかで、様々な分野でまた新たな競争が生まれます。 新たな競争は、低価格や過剰サービスを

【ビジネス書出版社社長の四方山話】本屋がいまできること

先週水曜日の朝日新聞で、ジュンク堂書店の有名書店員の福嶋聡さんが「本屋がいまできること」というテーマでインタビューを受けていました。 福嶋さんはたくさんの著書を持つ有識者で、関西出張で書店を伺ったときにたまにお会いするのですが、今度お会いしたときにいろいろとお話をしたい内容を取材では話されていました。 「書店、特に多くの本を置ける大型書店は、社会の変革器であるべきです。売上データだけに頼っていたら、今ある社会の欲望や格差の増幅器にしかなりえません」 「マーケティングや宣

【ビジネス書出版社社長の四方山話】古典芸能

趣味関心は、年とともに変わっていきます。 子供の頃、大人の嗜みには、「それの何が楽しいの?」と思うことばかりでしたが、今では自分もすっかり大人の嗜みを愉しんでいます。 大人の嗜みの1つに古典芸能があり、その中でも、能・狂言、歌舞伎、落語などは、何となく興味を持っている人は多いのではないでしょうか? 私も何となくの興味から、今では定期的に観に行くようになりました。 私の経験から、入門者が古典芸能を楽しむためのポイントは2つあります。 1つは、わかりやすい演目を選ぶこと。

【ビジネス書出版社社長の四方山話】マインドフルネス

先週木曜日に、来日中の『スタンフォード大学 マインドフルネス教室』著者、スティーヴン・マーフィ重松夫妻が、当社ZEROGYMのマインドフルネスを体験に来てくださいました。ご招待したのがコロナ直前だったので、3年半越しです。 インストラクターは隈で、NY仕込みの英語で、バイリンガルレッスンをしてもらいました。 最近、経営、営業、編集と、早朝から深夜まで集中しての仕事で疲れが溜まっていたので、ZEROGYMでリセットできました。翌日の朝の目覚めが爽快で、もっと通うべきと痛感。

【ビジネス書出版社社長の四方山話】知識集約型産業

ここ最近は、「労働集約型ではないビジネスとは何か?」ということについて考えています。 人口が減少し、労働人口もこれから減少していく日本において、人手や人材が不足していくのは目に見えているので、労働集約型のビジネスで事業を成長・拡大していくことは大変なことです。 それなので、最新のテクノロジーで省力化を実現するAIやSaaS、ロボティクスなどの非労働集約型ビジネスが、期待含みでの企業価値が高いということには頷くことができます。 事業活動の大部分を人間の労働力に頼る割合が多

【ビシネス書出版社社長の四方山話】 ブランディング

今年は自分のメディア露出を増やしていこうと考えています。 これまでは目立たずに経営をしていましたが、クロスメディアグループが次のステージに行くためには、創業者である自分が表に出て経営や事業、商品、会社の魅力を語ることが必要だと感じているためです。 コーポレートサイト、ブランドサイト、広報メディアというオウンドメディアでの情報発信やセミナー、SNSなどで、著者やパートナーの方々と連携をしながら積極的に活動をしていきます。 昔は、社長が講演活動に熱心になると会社が傾くと言われて