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11月26日の相場振り返り

いつも貴方を応援する、パピーぬです。

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さて、昨日の相場の振り返りですが、早速行ってみましょう!

日本市場3指数と寄与度ランキングの確認

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■値上がり銘柄数は、わずか7銘柄

昨日は、値上がり銘柄数はわずか7銘柄で、ほとんどの業種で値下がりしています。ファーストリテイリングやソフトバンクグループの主力銘柄や、東京エレクトロン、信越化学、アドバンテストなどの半導体関連銘柄、KDDIも下げ、寄与度上位の銘柄が全て売られる展開になりました。

■TOPIX寄与度ランキングTOP10

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■味の素、上期決算を評価され、17日にレーティング引き上げ

味の素 <2802>は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が17日、同社株のレーティングを「オーバーウエイト」で継続し、目標株価は3500円から3800円に引き上げています。上期決算で確認できた電子材料とバイオファーマサービスの成長加速、調味料・食品事業で直面する原材料高を打ち返す姿勢を評価された模様ですね。

■マザーズ寄与度ランキングTOP10

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■FRONTEO<2158>がストップ高。

25日取引終了後、スズケン<9987>とライフサイエンスAI事業に関しての業務提携に基本合意したと発表。「会話型認知症診断支援AIプログラム」の早期市場浸透・市場拡大に向けた体制の確立、さまざまなAI医療機器やAIソフトウェアプログラムに適応する新たな医療流通プラットフォームの構築のほか、これらに関連した両社の機能やサービスの組み合わせによる新たなAIソリューションサービスの創出に向けた研究で連携する。FRONTEOが開発を進める「会話型認知症診断支援AIプログラム」に関する業務のうち、物品の配送及び債権管理などの流通関連活動をスズケンが独占的に行うことに合意した。今後は「会話型認知症診断支援AIプログラム」の早期市場浸透及び市場拡大に向けた体制確立を目指すほか、さまざまなAI医療機器やAIソフトウェアプログラムに適応する新たな医療流通プラットフォームの構築、両社グループ、協業企業の機能やリソースの組み合わせによる新しいAIソリューション開発についても検討を進めるとしている。

■昨日のポイント

 1.日経平均は747円安と急反落、全業種下落の全面安に
 2.南アで検出された新型コロナ変異株への警戒感が台頭
 3.リスクオフ姿勢強まり1ヵ月ぶりの2万9000円割れ
 4.JALやANAHDなど空運株が安く、HISが大幅安
 5.自社株買い発表が好感されシチズンや住友大阪が逆行高

■東京市場概況

 東京市場では、日経平均株価は大幅安。南アフリカで検出された新型コロナウイルス変異株への警戒感から売りが膨らみ、一時900円近い下落となった。

 日経平均は10月29日以来、約1ヵ月ぶりとなる2万9000円割れに落ち込んだ。一時、2万8600円台まで売られた。南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が検出されたとの報道が嫌気され、リスクオフの動きが強まった。この変異株は免疫反応回避などの特徴を持ち、深刻な懸念をもたらす可能性があるとみられ、英政府は南アフリカを含めアフリカ6カ国の航空機乗り入れの一時禁止を発表したことも警戒された。これを受け、先物を中心に仕掛け売りが膨らんだとの見方もあった。コロナ変異株に対する警戒感の高まりから33業種全てが下落する全面安となった。

■前日の米国市場概況

前日の米国市場は、感謝祭(サンクスギビング)の祝日で休場だった。

■個別銘柄状況

◯買われた銘柄

神戸物産<3038>や味の素<2802>、FRONTEO<2158>が高く、自社株買いの発表で住友大阪セメント<5232>やシチズン時計<7762>が買われた。霞ヶ関キャピタル<3498>やENECHANGE<4169>が上昇した。

●売られた銘柄

レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、ソニーグループ<6758>などハイテク株が安く、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が売られた。日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>が急落し、JR東日本<9020>やJR東海<9022>が下落するなど空運やJR株が売られた。エイチ・アイ・エス<9603>が大幅安となった。レノバ<9519>やコマツ<6301>、IHI<7013>が値を下げた。

■日経平均寄与度ランキング

◯プラス寄与度上位5銘柄

味の素 <2802> 、住友大阪 <5232> 、ニチレイ <2871> 、シチズン <7762> 、アマダ <6113> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約5円。

●マイナス寄与度上位5銘柄

ファストリ <9983> 、SBG <9984> 、東エレク <8035> 、信越化 <4063> 、ファナック <6954> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約259円。

業種別株価指数変化率

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 東証33業種のすべての業種が下落。下落率の小さかった上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)食料品、(3)水産・農林業、(4)パルプ・紙、(5)ガラス土石製品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)空運業、(2)陸運業、(3)不動産業、(4)金属製品、(5)非鉄金属。

◯値上がり率上位10傑

(1)OKK <6205> 、(2)ランド <8918> 、(3)住友大阪 <5232> 、(4)ギークス <7060> 、(5)ライドオンE <6082> 、(6)マーケットE <3135> 、(7)東洋電 <6505> 、(8)西部ガスHD <9536> 、(9)アイピーエス <4390> 、(10)JNS <3627> 。

●値下がり率上位10傑

(1)タカショー <7590> 、(2)フロンティM <7038> 、(3)西武HD <9024> 、(4)パーク24 <4666> 、(5)オープンドア <3926> 、(6)HIS <9603> 、(7)レノバ <9519> 、(8)JAL <9201> 、(9)T&Gニーズ <4331> 、(10)オルトP <3672> 。

株探ニュース[2021年11月26日]

WTI原油先物と空運・原油関連銘柄比較

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[26日 ロイター] - 米国時間の原油先物は約10ドル下落した。1日の下落幅としては2020年4月以降で最大。新型コロナウイルスの新たな変異株により経済成長や燃料需要が落ち込むとの見方が強まった。

米WTI原油先物は10.24ドル(13.1%)安の68.15ドル。週間では約10.4%下落した。

みずほのエネルギー先物部門責任者、ボブ・ヨーガー氏は「市場は新たな変異株によって需要が大幅に減少するとの最悪シナリオを織り込んでいる」と述べた。

バルチック海運指数と海運銘柄比較

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25日時点のバルチック海運指数は、+24.00(+0.90%)の2678.00と小幅に上昇。

昨日の海運3銘柄は、揃って下落。南アフリカの新たな変異株によりリスクオフの流れから売りに押された形。しかし、後場から引けにかけて底堅い流れになり、一定の逆張りの買いも入った流れになりました。

SOX指数と半導体銘柄比較

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26日現在のSOX指数は、-112.88(-2.92%)の3757.13と大幅下落。

昨日の半導体関連銘柄もめちゃくちゃに売られました。寄りから前場は売られまくりましたが、後場から引けにかけて買われました。

■東京エレクトロン 5分足

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東京エレクトロンは、後場につけた60,020円から切り替えしています。

アドバンテストやレーザーテックについても、同じような動きになりました。

3指数日足一目均衡表

日経平均

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下髭がついていますが、ほぼ大陰線と言っても良いでしょう。雲の下限のサポートを受けた形で下げ止まったように見えます。遅行線も株価を下抜けし、25日移動平均線も割れて、ネックラインも下抜けしてしまったので、現段階で判断すると完全に下降トレンド入りに。MACDはゼロラインを下抜け間近というところで、RSIは一気に50%ラインを下抜けしました。週明けも引き続き下落が予想されますが、27,500円付近まで下げてしまうのか確認していきましょう。

予想レンジは、27,900から28,600。

TOPIX

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日経と同様の動きですね。

予想レンジは1,960から1,995。

マザーズ

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マザーズについては、そこまで下げなかった印象です。下髭の長い小陰線で引け。雲の上限のサポートを受けたように見えますが、MACDはデットクロスし、RSIは50%ラインを下抜けしてしまい、引き続き下降トレンドは変わりませんが、日経やTOPIXのチャートよりは、まだ幾分マシかなぁというところでしょうか。

予想レンジは、1,113から1,137。

投資主体別売買動向

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●個人や信託銀、事業法人の国内勢が買い越す一方、海外勢は2週連続で売り越す

 東証が26日に発表した11月第3週(15日~19日)の投資部門別売買動向(現物)によると、上値は重かったものの半導体関連などテーマ買いの再燃で日経平均株価が前週末比135円高の2万9745円と2週ぶりに小幅上昇となったこの週は、個人投資家が3週ぶりに買い越した。買越額は1281億円だった。前週は541億円の売り越しだった。年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行が5週連続で買い越し、買越額は1310億円で前週の652億円から倍増した。自社株買いが中心とみられる事業法人は26週連続で買い越し、買越額は1357億円と前週の861億円から拡大した。

 個人投資家や信託銀行、事業法人の国内勢が買い越す一方、海外投資家は2週連続で売り越した。

米国市場3指数最新

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■米市場概況のポイント

1.WHOが、南アで検出された変異株を、「懸念される変異株」に指定。

2.その影響で、世界的にリスクオフの流れに

■米市場概況

きょうのNY株式市場でダウ平均は一時1000ドルを超える下げとなった。終値ベースでも900ドルを超える下げで、今年一番の下落率に。

 南アで検出された感染力の高い変異株は、WHOがデルタ株に次ぐ「懸念される変異株(Variant of Concern : VOC)」に指定など、かなり深刻なものとの認識が世界的に広がり、リスク警戒の動きが一気に強まった。

 終値はダウ工業株30種平均が905.04ドル安の3万4899.34ドル、ナスダック総合指数が353.57安の1万5491.66、S&P500が106.84安の4594.62。

 時間外取引で下げていたこともあり、寄り付きから大きく下げたダウ平均は、その後も売りが強まる展開。朝方は買いが入り、過去最高値を更新していたP&G<PG>が、その後マイナス圏に沈むなど、ほぼ全面安の展開。採用30銘柄中ベライゾンを除いて全面安という流れになった。

■個別銘柄状況

 特に売りが目立ったのがCDSスプレッド拡大が嫌気され、朝から大きく売り込まれたアメリカン・エキスプレス<AXP>、今後の世界的な渡航制限の流れなどが懸念されたボーイング<BA>など。その他、キャタピラー、メルク<MRK>、JPモルガン・チェース<JPM>、コカ・コーラ、トラベラーズ<TRV>、アップルなどが3%を超える下げに。

 その他銘柄も2%台や1%台の下げが目立ち、かなり大きな下げという印象に。

 GAFA関連ではテスラ<TSLA>、エヌビディアが3%を超える下げ。アルファベット、メタ・プラットフォーム(フェイスブック)、アマゾン<AMZN>なども2%を超える下げに。

 欧州でデルタ変異株による新型コロナの感染拡大の動きが広がっていたものの、米国では感染拡大が一服するなど、アフターコロナに向けた動きが強まっていたところだけに、今回の新たな変異株による懸念が大きなものに。

 米国が感謝祭シーズンで取引参加者がやや少なくなっていたことも、動きの荒っぽさに拍車をかけた可能性。


MINKABU PRESS

ADR値上がりランキング(円換算)

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ADR値上がりランキングは、引き続き凸版印刷が1位となっている。

第2位は、CYBERDYNEが入ってきている。

筑波大学発ベンチャーで、装着型ロボットを事業化するCYBERDYNEは2021年11月22日、レクメド(東京都町田市、松本正社長)と資本業務提携を行ったと発表した。CYBERDYNEと、同社の子会社であるCEJキャピタルが運用するサイバニクス・エクセレンス・ジャパン1号投資事業有限責任組合(CEJファンド)を中心に、事業会社やベンチャーキャピタル、個人投資家が出資し、レクメドは合計7億7100万円を調達した。[日経バイオテク]

南アフリカ変異株の現状でわかっていること

■名前は?

変異株の名称は「オミクロン株」に決定。WHOは「懸念される変異ウイルス(Variant of Concern=VOC)」に指定。

■オミクロン株は、他の変異株に比べてどうなの?

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感染症専門医の忽那氏が、わかりやすくまとめてくれた表がありますので掲載します。WHOの発表によると、「他のVOCと比べて、感染に有利な特性を持っている可能性がある」とのこと。ただし、現段階では、感染した場合の重症度や現状のワクチンが効くのかなど、分からない点が多いことが、上の表を見るとわかります。

■なぜ感染力が強いの?

新型コロナウィルスは、周りにスパイク蛋白を持っているウィルスで、その先端形状を変化させて、ワクチンの有効性低下や、再感染させると考えられています。オミクロン株については、多数の変異があるうちの、いくつかの株に見られる状況として、スパイク蛋白が多く、かつ変異しているため現行のワクチンが効きづらいため感染力が強いものがあると考えられています。

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■オミクロン株はどのくらい拡がっているの?

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初めて検出されたのは、11月11日にボツワナで、その後は、特にハウテン州というところで拡大しており、南アフリカ保険省は、元々この地域で広まっていたデルタ株が、すでにオミクロン株が置き換わっていると推測しています。

ボツワナの場所

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ハウテン州の場所

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そのほかに、現在は香港で2例、イスラエルで1例、ベルギーで1例報告されていることから、他の国々に拡大している可能性はあります。

■現在の対策は?

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英国は、南アからの航空便を一時停止しました。(これが引き金で、全世界同時株安が発生しました。)

その他、欧州連合(EU)加盟国はアフリカの一部からの入国制限を相次いで発表。アメリカ政府も同様に、29日から南アフリカ、ボツワナ、ジンバブエ、ナミビア、レソト、エスワティニ、モザンビーク、マラウイからの渡航を禁止するとのことです。

日本はというと、

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南アフリカ共和国を含め、6カ国の地域に対し、11月27日午前0時以降検疫所が確保する宿泊施設に10日間待機させるとのこと。

■変異株に対抗する動きは?(ブルームバーグより)

【科学者】

この変異株の感染力やワクチンへの耐性について確認を急いでいる。

【独ビオンテック】

ビオンテックと、ファイザーによるワクチンがどう作用するかについて、2週間以内に最初の試験データを得られる見通しだとしている。

【ファイザー】

新たな変異株に対応するワクチンを100日以内に生産可能であることを確認した。

日経平均CFDの今は!?

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現在の日経平均CFDは、-853円の27,897.70と大きく下落。

週明けの日本市場は、この流れを受けてさらに大きく下落するものと思われます。暴落時こそ、冷静な対応をとり、基本的なルールに則りトレードしていきたいところです。

それでは、今週もお疲れ様でした!


※株式投資は、さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行なわなければなりません。これが「自己責任」の原則です。

誰かに「儲かる」とささやかれて損をしても、誰も損失を補償してくれません。大切なのは、自分のマネープランに適した「自分のルール」を作り、それをしっかり守ること。


自分の株式投資に関する知識、投資経験、投資目的、資産の状況などを勘案して、どれくらいを運用資産に回せて、どれくらいまでなら損をしてもよいのかという許容範囲を決め、損失はその範囲内に収まるようコントロールしましょう。


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