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4月1日の相場振り返り

いつも貴方を応援する、パピーぬです。

さて、昨日の相場を振り返ってみましょう!

東京市場3指数

3指数結果

東京市場概況

昨日の東京市場は、日経平均やTOPIXは3日続落、マザーズは続伸という流れになりました。
日経平均は、前日の米株安や期初の需給から利益確定売りが優勢で、一時400円を超える下げ幅を見せる場面も。
日銀が発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業・製造業の先行き業況判断指数が一段と悪化する見通しとなったのも投資家心理を弱気に傾けた状況です。
その後は、円安が進行したこともあり、押し目買いも入り下げ渋りました。
個別に、東京エレクトロンやアドバンテストなどの寄与度が高い値がさ株が軟調な展開で、日本郵船などの海運銘柄も揃って大幅安となりました。
一方、半面、任天堂やコナミHDなどのゲーム関連やT&D、第一 生命HD、ヤマトHDや三越伊勢丹が上昇しています。
東証1部の値下がり銘柄数は1002、値上がりは1080、変わらずは94でした。

業種別騰落率ランキング

業種別騰落率TOP3

東証33業種のうち上昇は14業種。

その他製品では、任天堂が大幅高となり、その他金融ではオリックスなどが高く、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループも上昇しました。
一方、日本郵船など海運業が売られて、石油・石炭では出光興産やENEOSなどが軟調。日本製鉄、JFEなどの鉄鋼が売られています。

注目銘柄

象印マホービン <7965>東証一部

象印マホービンは、引け後に決算を発表。22年11月期第1四半期(21年12月-22年2月)の連結経常利益は前年同期比15.5%増の41.4億円に伸びて着地。巣ごもり消費が継続した北米をはじめ、中国や台湾など海外で調理家電の販売が好調だったことが寄与。
  上期計画の32億円をすでに大きく上回っており、業績上振れが期待される。

象印マホービン日足チャート

↓小陽線で引け。
【ポジティブ要因】
・陽線で引けている。
・RSIは50%ラインより上にあり、線が上向きに。
【ネガティブ要因】
・上にも下にも長い髭を形成しており、迷いが見られる状況。
・25日移動平均線の抵抗を受けて上値を切り下げている。
・MACDでデットクロスが発生している。
【目標株価平均】
・1,400円

3指数日足

日経平均

日経平均日足チャート(trading view)

↓下髭陽線で引け。
【ポジティブ要因】
・長い下髭がついている。
・75日移動平均線のサポートが機能している。
・各移動平均線は、まだ上向きになっている。
・MACDラインは緩やかにはなったが、高い水準を維持している。
【ネガティブ要因】
・前日の安値より、窓を開けて下落。上値を切り下げている。
・引き続きMACDのヒストグラムが下げている。
・RSIは80%と加熱感が出ており注意が必要な状況。
・200日移動平均線では抵抗を受けている。

TOPIX

TOPIX日足チャート(trading view)

↓下髭陽線で引け。
【ポジティブ要因】
・長い下髭がついている。
・25日移動平均線がサポートとして機能している。
・MACDラインは下向きになったが、ゼロラインより上で推移している。
【ネガティブ要因】
・前日の終値付近で売りが出ており、上値を切り下げている。
・10日移動平均線が抵抗となってしまった。
・チャネルラインを大きく下抜けしてしまった。
・MACDのヒストグラムはさらに下落。
・RSIは78%とまだ加熱感が出ている状況。
・2,000ポイントの節目を超えられないという市場心理が勝ち、売り優勢に転換する可能性がある。

マザーズ

マザーズ日足チャート(trading view)

↑小陽線で引け。
【ポジティブ要因】
・前日の安値付近の株価が注目されており、反転上昇している。
・MACDラインがゼロラインを上抜けている。
・ボリンジャーバンド幅が広がりつつある。
【ネガティブ要因】
・前日の高値付近で上昇が止まり、毛抜き天井のような流れになってきている。
・ネックライン周辺が心理抵抗線となってしまっている。
・RSIは、78%と加熱感があるので注意が必要。

米国市場3指数最新

米国市場3指数最新

米国市場概況

NY時間の終盤に入ってダウ平均は横ばいで推移。きょうの株式市場は方向感がなく、前日終値を挟んでの上下動に終始している。取引開始前に発表された3月の米雇用統計は概ね予想範囲内といったところだが、失業率が3.6%まで低下するなど、力強い米労働市場を示しており、FRBの積極利上げを追認する内容ではあった。ただ、株式市場はネガティブな反応は示していない。

 前日は引け間際に急速に売りが強まり、ダウ平均は550ドル安で引けた。1-3月期の相場を象徴するような締めくくりだったが、1-3月期は2020年以来の最悪の四半期となった。3月には買い戻しも入ったものの、ダウ平均は4.6%、S&P500は4.9%、ナスダックは9%以上下落した。

 きょうから4-6月期の相場がスタートしたが、高インフレに伴うFRBの積極利上げ、エネルギー価格高騰をはじめとしたウクライナ情勢の影響といった株式市場の難題は何も解決されていない。

 米国債市場では2-10年債の逆イールドが示現し始めており、景気後退のシグナルを発している。ただ、今のところ株式市場は看過している状況。逆イールドは景気後退がいつ起こるかを正確に予測するものではなく、歴史的には平均的に20カ月先とも言われている。先行きを占って価格を形成する株式市場でも、景気後退への不安まではまだ強まってはいないようだ。

 しかし、今後、米経済が減速していくことは明らかであり、誰もがその事実を認識する必要はあるとの見解も聞かれる。財政支出や金融緩和の追い風が期待できない中、どこか別のポイントでの成長を模索する必要があり、きょうからの4-6月期はより厳しい経済情勢を背景に取引に微妙な食い違いが出ることも考えられるという。そのような中、きょうは次の展開を見極めようという雰囲気が強まっているのかもしれない。

現在の日経平均先物(CFD)

日経平均先物CFD

来週の予想レンジ

日経平均 27,600円〜27,850円

TOPIX 1,955ポイント〜1,980ポイント

マザーズ 785ポイント〜805ポイント

それでは、今週もお疲れ様でした。

※株式投資は、さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行なわなければなりません。これが「自己責任」の原則です。

誰かに「儲かる」とささやかれて損をしても、誰も損失を補償してくれません。大切なのは、自分のマネープランに適した「自分のルール」を作り、それをしっかり守ること。

自分の株式投資に関する知識、投資経験、投資目的、資産の状況などを勘案して、どれくらいを運用資産に回せて、どれくらいまでなら損をしてもよいのかという許容範囲を決め、損失はその範囲内に収まるようコントロールしましょう。

※本文はリアルタイムチャート、株探、bloomberg、trading viewを参考に作成しています。

リアルタイムチャート

株探

bloomberg

trading view

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