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3月16日の相場振り返り

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さて、昨日の相場を振り返ってみましょう!

日本市場3指数と寄与度ランキングの確認

日経・TOPIX・マザーズ複合チャート(real time chart)
日本市場3指数と寄与度ランキング(real time chart)

昨日の日本市場概況

■市場のポイント

  1. 東京市場3指数揃って大幅上昇。日経平均、2万5,700円回復へ。

  2. 原油価格連日急落で、過度なインフレ懸念が後退。

  3. FOMCの結果発表を前に、売り方の買い戻しが入る。

  4. まん延防止措置が21日で解除が決定し、内需株に買いが集まる。

■東京市場概況

昨日の日経平均は、3指数揃って上昇しました。
日経平均は、400円を超える上げ幅を見せ、一気に2万5,700円台まで回復しリスク選好の一日となりました。
高騰していた原油価格が連日急落し6%程度の下げに。これを受けて、企業収益を圧迫するという懸念が後退し、特に空運株などを中心に幅広く買いが集まりました。また、まん延防止措置が来週21日で解除の方向が決まり、内需株にも買いが集まり市場を下支えした形になりました。
しかし全体としては、FOMCの結果発表目前である為、売り方の買い戻しが市場を押し上げた状況で、東証1部の値上がり銘柄数は1331に上りました。

業種別株価指数変化率

業種別株価変化率(real time chart)

東証33業種のうち上昇は28業種。

上昇率の上位5業種は(1)空運業、(2)サービス業、(3)電気機器、(4)鉄鋼、(5)電気・ガス業。一方、下落率の上位5業種は(1)水産・農林業、(2)倉庫運輸関連、(3)鉱業、(4)建設業、(5)ゴム製品。

■個別銘柄状況

売買代金トップとなったソフトバンクグループ<9984>が大きく上値を伸ばし、日本郵船<9101>も上昇。レーザーテック<6920>が堅調、東京エレクトロン<8035>は大幅高に買われた。また、三井ハイテック<6966>は連日のストップ高人気に。任天堂<7974>が上値を追い、ソニーグループ<6758>も値を上げた。ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>が商いを伴い大幅高。ブラス<2424>はストップ高、テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>も値を飛ばした。
 半面、スノーピーク<7816>が安く、JT<2914>も冴えない。第一三共<4568>も軟調。シスメックス<6869>が安く、レノバ<9519>も下落した。Link-U<4446>は急落、アスクル<2678>、ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>が大きく値を下げ、イーレックス<9517>、ヤーマン<6630>の下げも目立った。

ソフトバンクG株が急反発、中国が国外株式上場を支持との報道に反応

ソフトバンクG株は16日午後の取引で急激に買われ、一時前日比6.6%高の4548円まで上昇。終値は6%高の4519円と1月12日以来、およそ2カ月ぶりの上昇率となった。同社株は今年に入り軟調に推移し、前日までに22%下落していた。

ソフトバンクグループ日足チャート(trading view)

昨日は、大陽線で引けています。
今までボリンジャーバンドのー2σをバンドウォークしていた状況ですが、-1σ間近まで上昇しています。
足形は、前日の下値付近で買いが集まりましたが、上は直近高値を超えることができず、下降トレンドを否定するような流れにありませんので、高値では利益確定売りもある程度強い状況にあります。
しかし、MACDラインも上向きになり、RSIも43%と転換間近であるため、本日の寄り付き価格によっては、デイトレードの対象としても良いかもしれません。

【ウクライナ】ゼレンスキー大統領が米議会演説、米国はドローン提供

ウクライナのゼレンスキー大統領は米連邦議会でオンライン形式で演説し、ロシアの侵攻阻止に向け一段の支援を訴えた。バイデン大統領はその数時間後、ウクライナに兵器を追加提供すると約束した。

中国は株式市場を安定維持へ、国外上場も支持-本土・香港株急騰

中国政府は16日、金融市場を後押しするとともに、経済成長を喚起する政策を講じるとの力強い方針を打ち出した。不動産市場や国外上場、インターネット企業関連のリスクを受けた相場急落に対応する。

宮城県などで地震、最大震度6強観測、津波注意報発令-気象庁

気象庁によると、16日午後11時36分ごろ、福島県沖を震央とするマグニチュード7.3の地震が発生した。宮城県北部、南部や福島県中通りなどで震度6強を観測した。東京23区では震度4を観測。同庁は宮城県や福島県に津波注意報を発令し、石巻港で17日午前1時5分に20センチの津波を観測した。

3指数日足

日経平均

日経平均日足チャート(trading view)

昨日は小陽線で引けています。
寄り付きは移動平均線の上から始まり、下値は2万5,500円付近で買いが集まり上昇していきましたが、3月4日から7日の間での損切りもあり2万5,700円近辺の高値では上値が重い展開にとなりました。
MACDはゴールデンクロス間近でRSIが48%と転換サインが出る位置にありますので、本日の足形に注目です。
下は、昨日の終値より下で入れれば、まずまずの良い結果が見込めると考えます。もし、ギャップアップして始まった場合は、25日移動平均線もありますので、利益確定売りに押される位置になり、高値掴みになる可能性が高いので注意が必要です。

TOPIX

TOPIX日足チャート(trading view)

上髭陽線で引けています。
25日移動平均線の抵抗を受けた流れにありますが、3月4日と7日の損切りは
ある程度溶かすことが出来ているので、日経平均よりはポジティブに考えております。MACDはゴールデンクロスし、RSIも49%とほぼ転換サインが出ていますので、今後は、この25日移動平均線を上抜けし、1,860ポイントが支持線として機能しながら定着すると上昇に向けて準備が出来始めていると思います。
本日は25日移動平均線の指示を受けて上昇すると考えていますので、下は本日の終値付近で入ると安全かと思われます。
半値押しの1861ポイントが間近にありますので、注目していきます。

マザーズ

マザーズ日足チャート(trading view)

昨日は下髭陽線で引けており、2番底を形成するような流れになりつつあります。
短期移動平均線の抵抗を受けた状況でしたが、下値は前日の終値付近で買いが集まった状況ですので、多くの投資家がこの付近の価格に注目していることがわかります。
MACDはゴールデンクロスし、RSIも54%と転換のサインが出ていますので、
まずは、705ポイントを超えることが出来るのか注目です。

米国市場3指数最新

米国市場3指数最新(real time chart)
その他指数最新(real time chart)
仮想通貨(real time chart)

■米市場概況

きょうのNY株式市場、午後にFOMCの結果が発表され、株式市場は上下動した。FRBは市場の予想通りに0.25%の利上げ開始を打ち出した。注目はFRBが今後の利上げについて積極的かどうかだったが、FOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)では、今年末の金利見通しの中央値が1.857%(1.75-2.00%)と、0.25%ずつであれば、年内の全ての会合での利上げを想定していることが明らかとなった。また、インフレ見通しを大幅に上方修正し、今年のPCEの見通しは12月の2.6%から4.3%に修正した。

 きょうのダウ平均は引き続き停戦協議への期待で大幅に続伸して始まり、ダウ平均は上昇。しかし、FOMCを受けて急速に戻り売りが強まり、一時マイナスに転じる場面も見られた。しかし、売り一巡後は買い戻しが再び強まり、FOMC後の下げを取り戻す展開となっている。結局、500ドル超上昇して終えた。

 FOMCは全体的には想定よりもタカ派な印象だったが、市場は全会合での利上げを事前に織り込んでいた面もあったことから、ある種の材料出尽くし感が出たのかもしれない。これ以上はタカ派にはならないと感じた可能性もありそうだ。注目のバランスシート縮小については、具体的な時期は示さなかったが、パウエル議長は早ければ5月にも発表の可能性を示していた。そのほか、議長はインフレについて、前月比では落ち着くとの見通しにも言及した。

 一方、きょうは売りが強まっていた中国株が買い戻されている。中国政府が景気浮揚策を打ち出すのではとの期待が膨らんでいる。

■個別銘柄状況

テスラ<TSLA>やリビアン<RIVN>といった電気自動車(EV)株が上昇。前日のテスラに引き続き、中国のBYDが値上げを発表したことを好感。

 スターバックス<SBUX>が上昇。同社はジョンソンCEOが退任し、創業者のシュルツ氏が暫定復帰する人事を発表した。シュルツ氏が取締役に復帰し、日々の経営に携わるほか、同社が秋までに完了予定の新リーダー探しを支援する。

 きょうは半導体関連株も買い戻しが強まる中、マイクロン・テクノロジー<MU>の買いが目立った。アナリストが投資判断を「売り」から「買い」に2段階引き上げた。

 百貨店のコールズ<KSS>に買いが強まった。カナダの百貨店チェーン、ハドソンズ・ベイが買収を検討していると報じられている。アクシオスが関係者の話として伝えた。また、投資会社のサイカモアも買収提案を検討しているという。

 ロッキード・マーチン<LMT>が下落。ウクライナとロシアの停戦協議への期待感が膨らむ中で、防衛関連株は利益確定売りに押されている。一方、米国防総省が次期予算で同社のF-35戦闘機を61機発注する予定との報道が伝わった。当初の計画より33機少ない。

ウクライナ中立化、ロシアが受け入れの姿勢-交渉に期待高まる

ロシアとウクライナは16日、交渉が前進している兆しを示した。ウクライナが自国の軍隊を保持する中立国になるという提案を、ロシア大統領府のペスコフ報道官は「ある種の妥協点と見なすことができる」と述べた。

FOMC、0.25ポイント利上げ-年内の連続追加利上げも示唆

米連邦公開市場委員会(FOMC)は15、16両日に開催した定例会合で、政策金利を0.25ポイント引き上げることを決定し、年内残り6回の会合全てで利上げを実施することを示唆した。経済成長へのリスクは強まっているものの、40年ぶりの高インフレに対応するため利上げサイクルをスタートさせる。

日経平均CFDの今は!?

日経平均先物CFD(リアルタイムチャート)

現在の日経平均先物は26,318円と+556円になっています。

昨日の東京市場は、米先物の動きもあり3指数揃って大幅に上昇しました。
このところの原油急落に伴い、企業業績収益圧迫懸念が後退し、まん延防止措置の解除からリスク選好ムードになり、日経平均は400円超の上昇を見せました。
米国市場は、3指数揃って上昇。FOMCの発表があり、タカ派な内容であった為一時マイナスに転じる状況もありましたが、売り一巡後、買い集まり売りを帳消しにする上昇が見られました。
これを受けて日経先物も上昇しておりますので、日経平均は2万6,000円台から寄り付く流れになりそうです。
中国の株式市場を後押しするような政策の発言がありましたので、関連銘柄に注目しつつ、ウクライナ情勢の不透明感もありますので注意していきたいと思います。

それでは、本日も頑張っていきましょう!

※株式投資は、さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行なわなければなりません。これが「自己責任」の原則です。

誰かに「儲かる」とささやかれて損をしても、誰も損失を補償してくれません。大切なのは、自分のマネープランに適した「自分のルール」を作り、それをしっかり守ること。

自分の株式投資に関する知識、投資経験、投資目的、資産の状況などを勘案して、どれくらいを運用資産に回せて、どれくらいまでなら損をしてもよいのかという許容範囲を決め、損失はその範囲内に収まるようコントロールしましょう。

※本文はリアルタイムチャート、株探、bloomberg、trading viewを参考に作成しています。

リアルタイムチャート

株探

bloomberg

trading view


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