見出し画像

11月29日の相場振り返り

いつも貴方を応援する、パピーぬです。

ご覧頂き誠に有難うございます。

本日も、よろしくお願いいたします。

さて、昨日の相場の振り返りですが、早速行ってみましょう!

日本市場3指数と寄与度ランキングの確認

日経・TOPIX・マザーズ複合チャート(リアルタイムチャート)
日本市場3指数と寄与度ランキング(リアルタイムチャート)

■値上がり銘柄数は、13銘柄。

昨日は、ファーストリテイリングやソフトバンクグループなどの主要銘柄が続落となりました。また、トヨタ自動車などの陸運も売られる展開に。反面、エムスリーが寄与度TOPに。海運も反発し、アドバンテストなどの半導体銘柄も一部反発しています。

■TOPIX寄与度ランキングTOP10

TOPIX寄与度ランキング(みんかぶ)

■任天堂が巣篭もり銘柄として買われる展開に。
[東京 29日 ロイター] - 任天堂が大幅に反発している。南アフリカで最初に見つかった新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン」の感染が世界各地で確認される中、「感染拡大への思惑から巣ごもり関連銘柄として買われているようだ」(国内証券)との見方が出ている。

■マザーズ寄与度ランキングTOP10

マザーズ寄与度ランキング(みんかぶ)

■FRONTEOがストップ安。増担保規制を嫌気に。
FRONTEO <2158> が急反落。東京証券取引所が29日から同社株の信用取引による新規の売り付け及び買い付けにかかる委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)にすると発表しており、これを嫌気した売りが出ているようだ。また、日本証券金融も同日以降、貸借取引自己取引分及び非清算者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を50%(うち現金20%)にするとしている。

昨日の日本市場概況

■ポイント


 1.日経平均は大幅続落、新型コロナのオミクロン株を懸念視
 2.経済活動に対する警戒感から景気敏感株の一角が売られる展開
 3.前場の日経平均は下げ渋り一時プラス転換も後場売り直される
 4.レーザーテックなど半導体製造装置の主力銘柄が頑強な値動き
 5.個別株は全体の9割以上の銘柄が下落、売買代金は大きく膨らむ

■東京市場概況

29日の東京市場は、前週末の欧米株市場が大きくリスクオフに傾いたことを受け、朝方から主力株をはじめ広範囲に売られる展開でスタート。新型コロナの新たな変異株であるオミクロン株が経済活動を妨げるとの思惑が、景気敏感セクターを中心に売りのターゲットとなった。前場は空売りの買い戻しなどで日経平均は戻り足に転じ一時はプラス圏に浮上する場面もあったが、後場寄りに大口の売りが出て再び下げ幅を拡大した。
日経平均は500円を超える下げで2万8100円台まで水準を切り下げた、引けにかけやや下げ渋ったもののおよそ1カ月半ぶりの安値圏で着地。東証1部の値下がり銘柄数は2000近くに達し、全体の9割以上の銘柄が下げる文字通りの全面安商状となった。
なお、売買代金は3兆4000億円近くに膨らみ、これは今月4日以来の水準となった。

■前日の米国市場概況

前週末の米国市場ではNYダウは前営業日比905ドル安と大幅に続落した。南アフリカで検出された新型コロナウイルス変異株に対する警戒感が膨らみ今年最大の下げ幅となった。

■個別銘柄状況

◯買われた銘柄
レーザーテック<6920>が朝安から大きく切り返し1000円超の上昇をみせたほか、任天堂<7974>も上値を追った。日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株も買われた。シンプレクス・ホールディングス<4373>が大幅高、オーイズミ<6428>も高い。バリューHR<6078>が値を飛ばし、日本電子<6951>も高い。
●売られた銘柄
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが軟調、オリエンタルランド<4661>が大きく売られ、JR東日本<9020>、日本航空<9201>なども安い。資生堂<4911>も下値を探る展開に。ジャステック<9717>が急落、中越パルプ工業<3877>も大幅安。ミツバ<7280>、ファーマフーズ<2929>、東洋電機製造<6505>なども大きく値を下げた。三光合成<7888>、テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>、JUKI<6440>も売られた。

■日経平均寄与度ランキング

◯プラス寄与度上位5銘柄
エムスリー <2413> 、任天堂 <7974> 、アドテスト <6857> 、ヤマトHD <9064> 、オムロン <6645> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約28円。うち16円はエムスリー1銘柄によるもの。
●マイナス寄与度上位5銘柄
ファストリ <9983> 、テルモ <4543> 、SBG <9984> 、KDDI <9433> 、オリンパス <7733> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約124円。

業種別株価指数変化率

業種別株価変化率(リアルタイムチャート)

■東証33業種のうち上昇は海運業、その他製品の2業種のみ。
下落率の小さかった上位5業種は(1)情報・通信業、(2)電気・ガス業、(3)電気機器、(4)食料品、(5)サービス業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)空運業、(2)陸運業、(3)繊維製品、(4)ゴム製品、(5)輸送用機器。

◯値上がり率上位10傑

(1)ファマライズ <2796> 、(2)北陸電工 <1930> 、(3)シンプレクス <4373> 、(4)バリューHR <6078> 、(5)オーイズミ <6428> 、(6)日電子 <6951> 、(7)レーザーテク <6920> 、(8)ビジ太田昭 <9658> 、(9)アドバネクス <5998> 、(10)メドピア <6095> 。

●値下がり率上位10傑

(1)ジャステック <9717> 、(2)中越パ <3877> 、(3)ナルミヤ <9275> 、(4)ミツバ <7280> 、(5)ファーマF <2929> 、(6)ジャムコ <7408> 、(7)ギークス <7060> 、(8)佐鳥電機 <7420> 、(9)東洋電 <6505> 、(10)日新 <9066> 。

WTI原油先物と空運・原油関連銘柄比較

WTI原油先物日足チャート(trading view)
WTI原油先物・空運、原油関連銘柄チャート比較(bloomberg)

現在のWTI原油先物は、+1.57(+2.3%)の69.71と小幅に反発。

■入国禁止措置を受けて空運株に逆風
日本航空<9201>が大幅安。29日付の日本経済新聞朝刊が、南アフリカなどで見つかった新型コロナウイルス「オミクロン型」について、28日までにドイツとイタリア、オーストラリア、オランダで新たに初の感染が確認されたと報じたことが材料。

変異株の感染地域が拡大していることを受け、各国では入国制限などを強化しており、空運需要の回復が遅れるとの見方から、同社に売りが出ている。ANAホールディングス<9202>も売りが優勢となっている。
[トレーダーズ・ウェブ]

■原油先物は安値拾い買いが入り反発。
[東京 29日 ロイター] - 29日の原油先物は反発。26日に約10ドル下落していたことを受け安値拾いの買いが入り、マイナス分をある程度取り戻している。ただ、新型コロナウイルスの新たな「オミクロン」変異株やイラン核協議に焦点が当たる中、投資家は慎重な姿勢を崩していない。

バルチック海運指数と海運銘柄比較

11月26日時点 バルチック海運指数 (money box)
バルチック海運指数・海運銘柄比較日足チャート(bloomberg)

26日時点のバルチック海運指数は、+89.00(+3.32%)の2767.00と続伸。

■バルチック海運指数底値固めから反転の兆し。海運も続く。
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手海運株がしっかりした値動きをみせている。東証1部33業種中、値上がり業種はわずか2業種にとどまっているが、「海運」はそのひとつで上昇率首位。
新型コロナの新たな変異種の発見で、世界経済への影響が警戒されているが、海運セクターは9月下旬から前倒し的な調整が進んでいた。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は今月18日を境に底入れから戻り歩調に転じていることも目先押し目買いや空売りの買い戻しを誘発する背景となっている。

SOX指数と半導体銘柄比較

11月29日時点 SOX指数 (money box)
SOX指数・半導体銘柄比較日足チャート(bloomberg)

29日時点のSOX指数は、+153.41(+4.08%)の3,910.54と大幅に反発。

■レーザーテック大幅反発。売買代金1300億円超で断トツの売買代金。
レーザーテック<6920>は既に1300億円を超える断トツの売買代金をこなし朝安から大幅高に切り返したほか、東京エレクトロン<8035>も上昇に転じている。
前週末の欧米株急落を受けて、朝方は半導体関連株も売りに押される展開にあったが、リオープン(経済再開)関連が売られる一方、ロング・ショート戦略で直近売り込まれていた半導体関連は買い戻しが優勢となった。
市場では「米ナスダック先物が大きくプラス圏に切り返していることで、ハイテク系グロース株の象徴であるレーザーテックなどはショートカバーを助長した可能性がある」(中堅証券マーケットアナリスト)との見方も出ていた。

レーザーテック日足(trading view)

昨日は、+1,150の30,160と大幅に反発したレーザーテック。売買代金も1300億円で一位に。朝の寄りは、一旦売られるも基準線がサポートになり後場から引けにかけて上昇していった。MACDはデットクロスになっているが、このまま切り返せるか確認していきたいところ。

3指数日足一目均衡表

日経平均

日経平均日足チャート(trading view)

上髭陰線で引け。遅行線は株価を下抜けし、基準線や転換線も下向き、株価も雲を完全にわれてしまったので、非常に弱いチャートです。MACDもさらに下向きになり、RSIも31.85になっています。30%を割れてくると売られすぎ水準になり、過去の状況を見て、ここが反発するラインだと考えています。雲が薄いうちに上昇していきたいところです。

TOPIX

TOPIX日足チャート(trading view)

上髭陰線で引け。日経平均と同じような動きですが、RSIは28.7と売られすぎ水準になったので、反転する可能性もありますが、過去は19あたりまで売られたこともあるので、油断は禁物です。たとえここから上昇しても、雲が割と厚いので抵抗を受けそうです。

マザーズ

マザーズ日足チャート(trading view)

上髭陰線で引け。マザーズは雲の下限で下げ止まった形です。本日は、雲の中に留まっていられるか、もしくは、雲の上限まで上昇できるか見ていきたいところです。

外国人の新規入国、               11月30日午前0時より全世界対象に中止

bloom bergニュース

■日本政府、水際対策に海外主要国に先立って厳しい措置
新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の拡大を受け、政府は30日から全世界を対象に外国人の新規入国を停止する。
南アフリカなどから帰国の日本人もリスクに応じて隔離措置を取る。
岸田首相は「状況が分からないのに岸田は慎重すぎるという批判については、私が全て負う覚悟だ」と説明。日本のワクチン接種率は主要7カ国(G7)でも高く、接種から時間もたっていないことから「オミクロン株へのリスクへの耐性は各国以上に強いと認識している」と述べた。

また、オミクロン株が広がるナミビアからの日本への入国者1人に陽性の疑いがあり、詳細を調べている。ゲノム解析に4-5日かかる見通しという。

オミクロン株を巡っては、英国、イタリア、デンマーク、ドイツ、オーストリア、ベルギー、チェコで感染事例や感染が疑われる件が報告されており、欧州を中心に既にかなり広がっていることが示唆された。

英国は入国者全員に再びPCR検査を義務付け、陰性が確認されるまで自己隔離を求めた。イスラエルは14日間、外国人の入国を禁止、フィリピンはスイスとオランダを含む欧州の一部諸国からの航空機乗り入れを数週間停止した。スペインとスイスは、渡航者へのPCR検査や隔離措置を再導入した英国からの入国規制を強化した。

世界保健機関(WHO)は初期の感染報告は大学生だったとし、比較的若い人はより軽症となる傾向にあると注意を促した。
WHOは声明で、「オミクロン株の重症度が分かるには数日から数週間かかる」とした上で、「オミクロン株の感染による症状が他の変異株と異なることを示唆する情報は現時点でない」と指摘した。

米国市場3指数最新

米市場3指数最新(リアルタイムチャート)
その他指数最新(リアルタイムチャート)
ビットコイン最新(リアルタイムチャート)

■米市場概況のポイント

1.IT・ハイテク株や旅行関連株中心に買戻し、ダウ平均一時300ドル超反発した。
2.モデルナ、来年初めにもオミクロン株に対応したワクチンを提供できる可能性に言及したことも安心感拡がる。
3.オミクロンに関する現在のワクチンの有効性や、感染力、影響などのより詳細な報告を確認するまでは数週間待たなければならず、不透明感も根強い。

■米市場概況

きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。先週末はオミクロン株の感染が確認され、株式市場はリスク回避の雰囲気が広がったが、きょうの市場はひとまず落ち着いている。先週末に売りが強まったIT・ハイテク株や旅行関連株中心に買戻しが見られ、ダウ平均は一時300ドル超反発した。

 南アの医師から感染の症状は軽いとの指摘が出ていたほか、モデルナ<MRNA>が、感染が再拡大するようであれば、来年初めにもオミクロン株に対応したワクチンを提供できる可能性に言及したことも安心感をもたらした。なお、バイデン大統領はロックダウンは想定していないと述べていた。

 しかし、世界保健機構(WHO)はオミクロン株を懸念の変種と位置づけたことや、オミクロンに関する現在のワクチンの有効性や、感染力、影響などのより詳細な報告を確認するまでは数週間待たなければならず、不透明感も根強い。

 ダウ平均は寄り付き直後に300ドル超反発して始まったものの、買い一巡後は先週末付近まで急速に伸び悩んだ。しかし、IT・ハイテク株が力強く推移する中で、再び一時300ドル超に上げ幅を戻す展開。

 市場からも楽観的なコメントが出ている。これまで他の変異種も消化不良を引き起こしたが、少し時間が経つと、物事は落ち着いて前進している。再びその流れになるのではとの楽観的な声も聞かれた。

 IT・ハイテク株の買いでナスダックは終始堅調な動きを見せている。テスラ<TSLA>やエヌビディア<NVDA>、アップル<AAPL>に買い戻しが膨らんだ。

■個別銘柄状況

個別にツイッター<TWTR>が上下動。同社のドーシーCEOの退任が発表された。物言う株主のエリオットからの要請。後任は同社の最高技術責任者(CTO)のアグラワル氏がきょうから就任する人事を発表。発表後は買いが強まったものの中盤から下げに転じた。

 セールスフォース<CRM>が上昇。きょうはIT・ハイテク株に買い戻しが強まっており、同社株も連れ高となっているようだが、一部からは明日の引け後に発表になる8-10月期決算(第3四半期)への期待が高まっているとの指摘も聞かれた。

 医薬品のメルク<MRK>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げたうえで、ネガティブ・ウォッチに指定する可能性にも言及した。同社はHIV治療薬の開発を断念する可能性が高いことに言及した。

ADR値上がりランキング(円換算)

ADR株価ランキング(money box)

ADR値上がりランキングは、引き続き凸版印刷が1位となっている。

日経平均CFDの今は!?

日経平均先物CFDチャート(リアルタイムチャート)

現在の日経平均CFDは、-103円の28,387.60と反発。

本日は、米国市場の反発を受けて、日本市場も追随すると考えています。短期金利も低く、SOX指数も反発していることから、IT・ハイテク株や半導体関連銘柄にも買いが集中しそうな流れかと思います。入国禁止措置を受けて、陸運や空運には逆風でしょうか。
しかし、オミクロン株の不透明感もまだまだ懸念要因としてあるので、ここは引き続き現金比率を多く持って冷静に対応していきたいところです。

それでは、本日もよろしくお願いいたします!

※株式投資は、さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行なわなければなりません。これが「自己責任」の原則です。

誰かに「儲かる」とささやかれて損をしても、誰も損失を補償してくれません。大切なのは、自分のマネープランに適した「自分のルール」を作り、それをしっかり守ること。


自分の株式投資に関する知識、投資経験、投資目的、資産の状況などを勘案して、どれくらいを運用資産に回せて、どれくらいまでなら損をしてもよいのかという許容範囲を決め、損失はその範囲内に収まるようコントロールしましょう。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?