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3月15日の相場振り返り

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さて、昨日の相場を振り返ってみましょう!

日本市場3指数と寄与度ランキングの確認

日経・TOPIX・マザーズ複合チャート(real time chart)
日本市場3指数と寄与度ランキング(real time chart)

昨日の日本市場概況

■市場のポイント

  1. 日経平均、TOPIXは小幅続伸。一方、マザーズは続落。

  2. 日経平均は朝方安く始まるも、円安や原油下げでプラス圏に。

  3. ロシア、ウクライナの停戦交渉不透明で上値が重い展開が続く。

  4. 円安で自動車関連株や米長期金利上昇受け保険や銀行に買い集まる。

  5. FOMCの発表を控え、割高なグロース株に売りが出て、市場の重荷に。

  6. 東証一部の8割の銘柄が上昇も、売買代金が3兆円を割り込む。

■東京市場概況

昨日の東京市場は、日経平均、TOPIX共に小幅に続伸。マザーズは続落という流れになりました。
日経平均は朝方安く始まりましたが、原油価格が下落し、米長期金利が上昇。また、円安方向に触れていることから、自動車株や銀行、保険銘柄に買いが集まる展開となり市場を下支えしました。
しかし、ロシアとウクライナによる停戦協議に進展が無いことによる先行き湯透明感や、中国のロックダウンに伴い、商品相場が下落したことが響き、鉱業や非鉄金属など市況関連には売りが出ました。さらに、金利上昇からグロース主力割高銘柄に売りが波及し、上値を押さえつけた形で引けています。
東証一部は8割の銘柄が上昇しましたが、売買代金は2営業日連続で3兆円を割れていますので、積極的にポジションを取る動きが少ない状況となっています。

業種別株価指数変化率

業種別株価変化率(real time chart)

東証33業種のうち上昇は25業種。

上昇率の上位5業種は(1)保険業、(2)空運業、(3)電気・ガス業、(4)食料品、(5)輸送用機器。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)非鉄金属、(3)石油石炭製品、(4)海運業、(5)鉄鋼。

■個別銘柄状況

レーザーテック<6920>が上昇したほか、信越化学工業<4063>が値を上げ、ソニーグループ<6758>も買いが優勢だった。リクルートホールディングス<6098>も上昇しKDDI<9433>も堅調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買い人気を集めた。オリエンタルランド<4661>も高い。三井ハイテック<6966>がストップ高、マネジメントソリューションズ<7033>、ヤーマン<6630>も大幅高に買われた。
 半面、日本郵船<9101>、商船三井<9104>などが売りに押されたほか、ソフトバンクグループ<9984>が下値模索。ファーストリテイリング<9983>の下げも目立った。任天堂<7974>も下落した。また、住友金属鉱山<5713>が大きく売られ、大平洋金属<5541>はストップ安で値下がり率トップに売り込まれた。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>、東邦チタニウム<5727>、東邦亜鉛<5707>など非鉄株の下げが目立った。

ヤーマンがストップ高、今期業績予想の増額を好感

11日の引け後に今2022年4月期業績会社予想を増額修正し、好感された。営業利益は従来予想の64億円から70億円(前期比14.5%増)に上振れる。中期計画の「売上高500億円、営業利益率20%」の達成に向けたブランディング広告や新製品開発等の諸政策の成果により、当初の業績予想を上回る見込みとなった。

ヤーマン日足チャート(trading view)

昨日は陽の丸坊主で引けており、非常に強い上昇力がある状況です。
ボリンジャーバンド幅が拡大し、+2σをバンドウォークしており、MACDラインもゼロを上抜けていますので、まだ上昇する余地はあるように思えますが、RSIが72%を超え加熱感がありますので、一旦の調整は挟む可能性は高いと思います。いずれにしても、移動平均からの乖離が大きいので、ここから買いに入るのは、通常であれば無理があると考えます。

魔の「18分間」頭から離れず-ニッケル市場大混乱、存続懸かる各社

ニッケル価格は通常なら1営業日でトン当たり数百ドルの変動だ。過去10年間の相場はほとんど1万ドルから2万ドルの間での推移だった。7日に始まった高騰は、8日午前5時42分までに史上最高値を更新していたが、さらにわずか数分で3万ドル急騰。午前6時過ぎ、ニッケルは10万ドルを突破した。

【ウクライナ】中国、対ロシア制裁の影響回避探る-米国はけん制

中国はロシアのウクライナ侵攻に関連した制裁の影響を受けないことを望んでいる。中国の王毅外相がスペインのアルバレス外相との14日の電話会談で述べた。ホワイトハウスはロシアに対しウクライナでの戦闘をやめるよう中国に働き掛けを求める一方で、中国がロシアを支持すれば相応の影響が生じると警告している。

ファンドマネジャーの中国株離れ進む-高値から75%下落でも敬遠

ファンドマネジャーは中国株の購入に慎重な姿勢を崩していない。高値から75%下落しており、押し目買いの好機ではあるものの、中国とロシアとの緊密な関係や新型コロナウイルス感染拡大抑制のための極端な措置、規制当局の締め付けがいつまで続くか不透明なことを重大視しているようだ。

金価格が3日続落-FOMC会合控え米国債利回り高止まり

金は先週、ロシアのウクライナ侵攻とインフレ加速による安全資産需要で2020年8月に付けた過去最高値まであと約5ドルに迫ったが、その後は下げている。米10年債利回りは14日、19年7月以来の高水準を付けた。米国債利回り上昇は金利収入が見込めない金の魅力を低減させる。

3指数日足

日経平均

日経平均日足チャート(trading view)

昨日は上髭陽線で引けています。
陽線ではありますが、上値は思ったほど伸びず切り下げており、下値は前日の終値を割り込んでいますので、弱含みの状況です。
本日、下落する流れであれば2万5,100円付近の値が意識されるのか確認していきたいと思います。
上は、2万5,700円以上迄上昇した場合高値掴みになる可能性があるので、注意が必要です。
今後は、2万5,600円を超えて定着し、10日移動平均線のサポートが機能するような状況にならないことには、ポジティブに考えられない状況にあると考えています。
MACDはゴールデンクロス間近で、RSIは40%と転換を示唆させるサインが出てくるのか注目してきます。

TOPIX

TOPIX日足チャート(trading view)

こちらも下髭陰線で引けています。
10日移動平均線の上で引けて、前日の上値を超え、下では同じく前日の安値付近で買いが集まる状況ですので、意識されていると考えています。
日経平均よりは若干ではありますが、ポジティブに見えます。
MACDはゴールデンクロス間近で、RSIは42%ですので、転換するのか確認していきたいと思います。
本日下落する場合は、1,808〜1,810ポイントで注目が集まるのか日中足で確認しながらトレードしていきたいと思います。
上は、1,850ポイントまで上がった場合高値掴みになる可能性があるので注意が必要です。

マザーズ

マザーズ日足チャート(trading view)

下髭陽線で引けていますが、
前日の十字線から、安値を切り下げており、非常に弱い流れです。
現状のチャートを見ると、直近安値の648ポイントを割ってしまう可能性は高いと考えます。
逆張りの買いがある程度入っている可能性もありますので、ここを割ってしまうと、今度は抵抗線になると思いますので、本日の足形が重要になってくると考えます。
MACDはデットクロスしており、RSIは47%と線の向きが横向きになっていますので、まだ下げる余地があるということを認識しておきたいと思います。
本日は、現状を見ると690ポイント付近は、心理的な高値になると考えますので注意が必要です。

米国市場3指数最新

米国市場3指数最新(real time chart)
その他指数最新(real time chart)
仮想通貨(real time chart)

■米市場概況

 NY時間の終盤に入ってダウ平均は上げ幅を伸ばしており、600ドル超上昇している。きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。市場の注目は引き続きウクライナ情勢に傾斜。停戦協議の進展期待も出つつある中、きょうはロシアが「ウクライナとの協議が続いていることはポジティブ」と述べていたが、原油相場も下落しており、株式市場の下値はサポートされている。前日にIT・ハイテク株の下げ主導し、序盤の上げを失速させたこともあり、きょうは上げを維持できているようだ。

 きょうからFOMCが始まり、明日の午後に結果が発表される。利上げサイクルの開始が確実視される中、すでにインフレが進行していた中でのロシアのウクライナ侵攻でコモディティ価格が高騰し、高インフレの長期化が懸念されている。そのような中で、FRBがどの程度積極的に金融引き締めを継続するのか、市場はその手掛かりを求めている。

 NY市場に上場している中国株はきょうも売りが続いている。中国で感染が拡大しているほか、一部からは、中国とロシアの関係が中国への制裁をもたらし、規制圧力に拍車をかけるのではないかという懸念も重石になっているとの声も聞かれる。

 航空株が上昇。大手航空が1-3月期の見通しを上方修正したほか、デルタ航空とヴァージン・アトランティック航空のCEOが会見しており、ロシアのウクライナ侵攻で大西洋航路の予約やキャンセルにはほとんど影響を受けていないと見込んでいると述べていた。

 そのほか、銀行、産業株も上昇。IT・ハイテク株もきょうは堅調に推移している。一方、エネルギー株は利益確定売りが強まっている。

■個別銘柄状況

ソフトウエア開発のクーパ・ソフトウエア<COUP>が大幅安。前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表していたが、ガイダンスが冴えず、通期の1株利益の見通しは予想を大きく下回った。

 ズーム・ビデオ<ZM>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を124ドルに設定した。

 ソフトウエア開発のギットラボ<GTLB>が大幅高。前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想ほど膨らまなかったことや、売上高は予想を上回った。ガイダンスについても、予想を上回る見通しを示した。

 航空部品およびアフターサービスのエアセール<ASLE>が上昇。10-12月期決算(第4四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期見通しも予想を上回る見通しを示している。アナリストからも「今回の決算は力強く、見通しも理に適う」と述べた。

ウクライナが得た大量の対戦車ミサイル、ロシアに戦術変更迫る可能性

ロシアによるウクライナ侵攻は3週目に入り、過酷な市街戦となる見通しが一段と強まっている。こうした中、ウクライナに各国から大量に送られた対戦車ミサイルが戦争の流れを変える可能性がある。

【ウクライナ】バイデン氏が来週訪欧へ、プーチン氏はウクライナ批判

ロシアのプーチン大統領はウクライナ政府首脳が停戦に「真剣」でないと批判した。ロシア軍が包囲に動くキエフは現地時間15日午後8時から1日半にわたり外出禁止となる。

  バイデン米大統領は欧州を訪問し、今月24日の北大西洋条約機構(NATO)および欧州連合(EU)の首脳会議(サミット)に出席する。最新のウクライナ情勢について同盟国と協議する予定だ。

米PPI、前年比で10%上昇-FOMCの利上げ軌道を後押し

2月の米生産者物価指数(PPI)は財のコスト高を反映し、力強く上昇した。インフレ圧力が浮き彫りになり、今週の利上げ実施に向けた態勢が整った。


日経平均CFDの今は!?

日経平均先物CFD(リアルタイムチャート)

現在の日経平均先物は25,645円と+299円になっています。
昨日の東京市場は、日経、TOPIX共に小幅続伸。マザーズは続落という流れになりました。引き続きウクライナ情勢が不透明な中、原油価格の上昇に限界が見られ、100ドルを割り込みました。また円安に振れたことから輸出関連株、米長期金利が上昇したことから、銀行や保険銘柄が上昇し、エネルギー関連株は全面的に下落しています。
米国市場は、ロシアとウクライナによる停戦協議が前向きに続いているということで懸念が後退し、また原油価格下落に伴い、ポジティブに反応した状況です。一方、米PPIの結果やコモディティ価格が高騰など、インフレが長期化する懸念もある中で、FOMCの結果待ちといったところも見受けられます。

現在の日経平均先物は、米市場の上昇を受け300円程度上昇していますので、東京市場も高く始まり、FOMCの結果待ちから徐々に上値の重い展開になると考えます。

それでは、本日も頑張っていきましょう!

※株式投資は、さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行なわなければなりません。これが「自己責任」の原則です。

誰かに「儲かる」とささやかれて損をしても、誰も損失を補償してくれません。大切なのは、自分のマネープランに適した「自分のルール」を作り、それをしっかり守ること。

自分の株式投資に関する知識、投資経験、投資目的、資産の状況などを勘案して、どれくらいを運用資産に回せて、どれくらいまでなら損をしてもよいのかという許容範囲を決め、損失はその範囲内に収まるようコントロールしましょう。

※本文はリアルタイムチャート、株探、bloomberg、trading viewを参考に作成しています。

リアルタイムチャート

株探

bloomberg

trading view


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