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マーケターだけはメールの"署名"を軽視してはいけない

署名、知ってますか? 念の為こういうの↓です。

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株式会社神心会
マーケティング部 総帥
愚地 独歩
〒067-1000 東京都○○区0-6-7
TEL: 03-0000-0000 FAX: 03-0000-0000
Email: bosatsunokobushi@shinshinkai.co.jp
URL: shinshinkaikaratehasaikyou.com
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入社後に先輩の署名を真似て設定した人も多いのではないでしょうか。このnoteは署名が優れたマーケティングツールであることを紹介するものです。
非常にコンパクトな内容ですので、今後のマーケティング活動における小ワザぐらいの気持ちで読んでいただけますと幸いです。

①メール署名とは

メール署名とは、メールの末尾に添えられる自身の名前や所属企業、連絡先などをまとめた文章を言います。MAツールをはじめとした最新のマーケティングツールに比べると古典的にすら思えるほど長い歴史のある文化であり、同時に軽視されがちな部分でもあります。

実はメール署名こそ、厳しい広告費予算の中で戦うマーケティング担当者の味方なのです。

②あなたの会社では1日に何通のメールが送られているか

これに即答できる人は少ないんじゃないでしょうか。フィールドセールスはもちろん、開発部の人間だって意外とメールは送っているものです。もしあなたの会社が10名以上のインサイドセールス組織を持つ場合、もう想像するのも難しいぐらいメールが送られているのは明らかです。さらに、メールは送った先でも拡散されます。

例えば見積もりを記載したメール。おそらく部のメンバーや上席に転送するでしょう。

例えばマーケティングチーム制作の考え抜いたメルマガ。このメルマガ参考になったよ!とチームのSlackチャンネルにコピペしたことはありませんか?

以上からわかるように、実はどんな会社でもとてつもなく大きなメールマーケティングチャネルを抱えているのです。

③メールの持つポテンシャル

メールは強力なマーケティングツールです! そう言われても、あなたはこのnoteを読むのをやめ、FacebookADやTwitterADに手を伸ばそうとするかもしれません。強制はできませんが、閉じるのはあと2行だけ読んでからにしてください。

・メールのアカウント数は、FacebookとTwitterのアカウントを合計した数のさらに3倍
・メールからクリックスルーされる確率は、Twitterの6倍

数字にシビアなマーケティング担当者なら、もう少しだけ読んでやろうかと思いますよね?

④メール署名はマーケティングチームが管理し、最新の資料やセミナー情報を本気で紹介しよう

これだけのポテンシャルを秘めているメール。しかし署名を放置している企業がほとんどです。入社後すぐに設定して、あとは異動が起こるまで放置か、昼休みの暇潰しに署名を☆や*で囲んで保存するぐらい、というケースも少なくありません。

有効なマーケティングチャネルである以上、署名はマーケティングチームで管理するべきです。そして、最新の資料やセミナーの情報を逐一更新し、発信し続けます。セミナー集客のもう一押しには十分すぎる結果が生まれるはずです。

ないとは思いますが、やっつけでタイトルと参加受付中を加えただけではダメですよ? メルマガやセミナーのタイトルを考えるときと同じように、試行錯誤の末に辿り着いた渾身の文章を載せてください。(ないとは思いますがと言いましたが、ここが適当な企業は多いです。「これはマーケティング施策だ」と3回唱えてから文章を入力してください)

⑤もう1レベル上のメール署名マーケティング

メール署名の効果を実感できた後は、チーム毎に署名をアレンジしてみましょう。エンタープライズセールスチームの署名にターゲット顧客に絞った小規模セミナーの情報を載せれば、有効なABM施策に変貌します。

そこまで細かくなくとも、業界毎に事業部が別れているのであれば業界特化の資料を紹介するだけで、メール署名マーケティングの効果は天井知らずに向上していきます。

⑥最後に

メール署名は広告費をかけずに大きな効果を生む可能性を秘めています。メルマガと一緒で、トライ&エラーを繰り返しながら自社に合った署名を探してみてください。(良い署名があったら教えてください!)
最後まで読んでくださりありがとうございました。

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