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今月のフリーランス漫画業界002

割引あり

みなさんこんにちは、漫画家の根田啓史です。

僕は特定の会社に頼りすぎず、自分自身でも仕事をつくったりしながらフリーランスの漫画家として活動しております。

フリーランスの漫画家は、常に自分で情報収集しながら活動方針を修正していく必要があるため、
クリエイターズマガジンでは月一で自分が触れた情報の中で気になった情報をピックアップしつつ、所感などを付け加えております。

僕はTwitterを中心に活動しているので、そこでの情報が中心にはなりますが、皆さんの活動の手助けになればなと思います。

※(一点注意書きですが、ここで語られている情報はあくまで僕の私見にすぎませんので、自分の中に落とし込む場合は、鵜吞みにせず自分なりにも掘り下げてみることをお勧めしておきます。)

↓先月分(まだ始めたばかりなので、タイトルがまちまちですみません。気に入ったタイトル見つかるまで変わり続けるかも…。)

さて、


TwitterがXに…⁉今後の見通し

「Twitter」が「X」となってしまいましたw

何を言っているか分からねーと思うが、本当によく分かりませんwww

軽くいきさつを調べたのですが、なんでも代表のイーロンマスク氏は昔から「X」という言葉に特別な思い入れがあったそうで…。
過去に創業した会社も「X」にしようとしてたらしいのですが、幹部に阻止されたらしく、
でも今回は株を100%彼が持っているということで、誰にも阻止されることなく晴れて「X」が誕生したもよう。
そういえば、彼のロケットの会社もSpaceXですね。

で、
みんなが気になっているのは、これらが僕らの生活や仕事にどんな影響があるのかについてだと思いますが、
TwitterがXになろうと、僕のスタンスはこの記事(↓)書いた時と変わりません。

要約すると、現状維持で、とはいえ他の活動場所は常に探っていくこと
また、Twitter(X)の今後の見通しも悪いものではない、と考えています。

前の記事にも書きましたが、イーロンの主張は一貫していて(僕の受け取り方ではありますが)、
・サービスにタダ乗りするな、当事者意識を持ってくれ
・Xには巨大な経済圏が眠っているので掘り起こしたい

というようなことをずっと言っています。
どうやらXの中に決済サービスを実装して、X内での経済活動ができる世界線を思い描いているようです。


僕らフリーランス作家たちは、Twitterに決済システムが無いゆえに、Twitterから外部リンクに一生懸命誘導してマネタイズしています。
インターネットで外部リンクへの誘導がどれだけのエネルギーを要する問題か、ネットでご飯食べてる人は全員知っているでしょう。。。

それが、X内で完結するならどれだけ話が早いか…。
だからXを活動の中心に据えている人には基本的にはポジティブな話が多くなるはずです。
(ただ、経済活動は習慣や文化的な側面がとても強いので、変更したからと言ってすぐうまくいくとは限りません。時間をかけて醸成していく必要はあると思っていますが。)

逆に向かい風になる可能性があるのは、集客だけをXでやっている企業・個人です
今後X内で決済できるようになった場合、プロモーション機能を通さずに外部リンクを貼る行為は咎められていく可能性はあります。

我々に関係あるムーブとしては、イベント新刊の告知やFANBOX、kindleインディーズへの誘導などです。
自動でマージン取れる仕組みにできればいいんですけどね…。APIを巨額に設定しているのも、ここの穴を塞ぐための応急処置なのだと受け止めています。

今は明確な定義がアナウンスされてないので、運営も積極的に咎めてはいないですが、本来Xでのプロモーションには「#ad」をつけるよう周知されています
数年後ここの解釈が拡大されて、個人での課金誘導(新刊告知などを含めた)ツイートにも「#ad」が義務付けられ、いくらかのマージンが掛かるようになったり、「#ad」をつけない場合にペナルティが掛かったりする世界線はあるかもしれません。


Xでの広告収益化が始まる

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