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Twitterの制限騒動をうけて

Twitterでツイートに閲覧制限がついたと話題になっています。

先日月一のTwitterニュースの記事書いたばっかなので、月末にまとめようかと思ってたのですが、
タイムリーな方がいい話題かなと思って書きました。

僕もそうですが、フリーランスで活動している作家さんたちにとってTwitterはとても大事な発信手段であり、動向によっては死活問題になり得ます。
今回の騒動で不安を感じている人も多いのではないでしょうか…。

TwitterのCEOがイーロンマスクに変わってから(今はCEOは別の人でイーロンはCTOですが)、ことあるごとにハラハラさせられています。

個人的には、イーロンマスクは昔から尊敬している人の一人なので、彼の挙動には常に意味があると思って注視しているのですが、
結局Twitterを支えているのはユーザーたちなので、イーロンがどんな意図で何をしようと、ユーザーがNOといえばNOであり、やっぱ心配は尽きません。。。

(※ここで書かれている記事は、あくまで僕なりにリサーチしてまとめただけにすぎず、情報が全て正しいとは限らないことをご了承ください)


さて、
前置きが長くなりましたが諸々リサーチした結果、僕の今の結論は

自分の活動に重大な制限をかけるものではなく、現段階ではTwitterから軸足を移すつもりはない、です。



理由は大きく2つあります。

1.今回の主たる目的はスパムアカの駆逐だから

事の発端は、イーロンのこのツイートです。

Twitterblueの人は一日に6000ツイート、無課金の人は600ツイート、新規アカウントは300ツイートまでにツイートの閲覧制限をかける、
というものです。

これによって「ツイートが読み込めない」という声が各方面から上がりました。

おおまかな経緯としては、
まず、今年の2月にAPI(Application Programming Interface)という、外部アプリがTwitterの機能やデータと連携するための仕組みが有料化されました。
(余談ですが、これが月額数百万円~におよぶ高額であったため、多くの外部アプリがTwitterとの連携を解除したり、サービス終了に追い込まれました)

そんな中、ChatGPTが話題になるなどIT業界ではにわかにAIブームが巻き起こり、膨大なテキスト・画像データを抱えているTwitterはAIの学習先として目をつけられます。

ところが先ほど書いた通りAPIが高額になったため、代替手段としてユーザーのフリをしたプログラムでTwitterのタイムラインを直接見ることでデータ収集する方法が取られるようになりました。

この方法はTwitterのサーバーに負荷をかける行為で、
実際のユーザーが増えてサーバー増設するならまだしも、
他のサービスが送り込んできたデータ取得のためのスパムアカウントのためにお金払ってサーバーを強化する筋合いはないということで、

もう一律で(厳密にスパムアカと実人間アカの区別つけるのが難しいため)そもそもツイートをいっぱいは読めなくしてしまおうという施策に出たという流れです(僕の認識にすぎないですが)。

つまり、目的はあくまで何百万ツイートも自動で読み込みまくるスパムを封殺するためであって、基本的にはTwitterユーザーがTwitterを使っていてストレスを感じるほどの制限はかけないと思うんですよね…。

もちろん、Twitterのリソースが限られているのは事実だと思うので、今後無制限にはもうしないのでしょうが、おそらくユーザーの声やユーザーの実際の行動に応じて、制限数は絶妙なラインに落ち着いていく気がします(現に今はTwitterblueは一万ツイート、未認証アカは1000ツイートまで緩和されています(7月3日現在))。

初めに出した「無課金は一日600ツイート」という数字も、おそらくコアユーザーの一日のツイート閲覧数をもとに、絶妙に「Twitterblueやろっかな…」と思いかけるくらいのラインをついたテクい数字なんじゃないかと思っています。

ということで、
ただちにサービス終了みたいなことにはならず、
Twitterはむしろ、より使いやすく、より経済的なサービスを目指して試行錯誤している過程で起きていることだ
というのが僕の見立てで、今の段階ではそこまで不安は感じていません。

なんなら顛末としては「この事件がTwitterの終わりの始まりだった…」とかではなく、「あれはイーロンの過激なプロモーションだった」みたいな感じになるのではとすら思ってます。。。

イーロンのメッセージはずっと一貫していて、インフラにただ乗りするな、Twitterの価値をみんな見直してくれ、ということです。
朝ゴミ出しして、知らんうちに持って行ってくれてるのは行政が機能していて、僕らがそのための税金払ってるからです。

Twitterも「無料でもいいから新しいサービス使ってほしい」というフェーズから「お金払ってでも自分たちの生活のために維持する必要がある」というフェーズに移行しているのではないでしょうか。
まぁその主張を許容しすぎると利権が発生して腐敗の原因になるので難しい所ではあるのですが…。

ちょっと話が逸れましたが、
(今に始まったことではないですが)Twitterの経営が悪いのは変わらず、そもそもIT業界自体が今不況下で岐路に立たされているので、油断は禁物だとはもちろん思っています。
そういう意味では、SNSに軸足をかけすぎることそのものが僕は不安で、コミケとかのリアルイベントや商業媒体もちゃんと見ておいた方がいいなと最近はよく思っています。


2.とはいえ発信手段はTwitterが現状一番優位なことに変わりない…

もう一つの理由は、マジでこれに尽きます。。。

イーロンマスクが暴れはじめてから、Mastodonやmixiなど代替プラットフォームがことあるごとに注目され、ユーザー数が爆伸びしたりしています。

でも、
それってTwitterのアクティブユーザー数からしたらハナクソみたいなもんなんですよね…。
「数10万ユーザーが数100万ユーザーになった!」みたいなニュースなんです。
それに対してTwitterの月間アクティブユーザー数は日本国内でも4500万人いると言われています。
勿論、大量のスパムアカウントや複アカも含まれているとは思うのですが、それにしたって比べるべくもなくTwitterはデカいです。

同じような規模のユーザー数を持つ、youtubeやinstagram、tiktok(日本だとこのnoteも)に移住するという話ならまた変わってきますが、
僕は5年前から漫画家としてそれらのアプリに何らかの方法で進出できないか度々チャレンジしてきたものの、毎回「やっぱ普通に漫画描くならTwitterが一番発信力あるし親和性高いわ…」という結論に至っています。

今回の騒動を受けてもし自分が何か具体的に行動するとすれば、比較的アクティブユーザーの多いpixivやニコニコ静画にもしっかり漫画転載して、そちらにも売り上げにつながるような電子書籍やFANBOXへの動線をしっかり作っておこう、くらいです。

そしてそれも、3カ月くらいしたらまた怠惰ゆえにうやむやになってしまいそうな予感がしています…(それはよくない)。

という感じです。

なのでハラハラはしますが、
「イーロンがまたタイムラインに人を集めてくれてるな~」と思うようにして粛々と通常運行しつつ、
とはいえ一個の場所に軸足かけすぎるのは怖いので、なにかできることはないかと探していきたいと思います。。。

余談ですが、
制限が掛かりやすいアクションとして「ツイートのリプライ欄を見る」「キーワード検索」「タグ検索」「フォロー中のTLを見る」があげられると思います。
Twitterの基本動作の「おすすめのTLを見る」だけで、1000件のツイートを見るのはシステム的に逆に難しい行為です。

スクロールしてると気付くと思いますが、おすすめのTLは時間ごとにピックアップされたツイートを中心に少しずつ変わっていくので、50ツイートくらい見るとツイートがループします。

でも上に挙げた4つは一気に新しいツイートを表示させ直すアクションなので、上限に達しやすいと思われます。
Twitterのおすすめ欄に抵抗ある人からしたら地獄ですね…(T_T)

ただ、すぐ制限掛かってぐぬぬ…ってなってしまう人は、ちょっと意識してアクションを工夫してみてください。

こんな感じで、自分が活動していて考えていることや、触れている情報などをシェアするマガジンをnoteで始めました。

始めた理由は自分がフリーランス作家として安定した収入を得るのにそれなりに大変だったことや、試行錯誤してる当時、それを助けてくれるような情報源があったらなとずっと思ってたからです。
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