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カナダBC州の教育

こんにちは、心理カウンセラーのゆうきです。
今回はカナダの教育について、心理療法とはまたちょっと違いますが、「人を育てる」という視点では、心理療法も、癒しを促しその人らしさをサポートするという部分では、かなり共通する部分があり、私の興味の一つになっています。

もともとその興味のスタート地点は、私自身がカナダに移民し、子どもを育てる中で、親として様々な悩んだりした事がきっかけでした。そこから幼児教育や子育てなどに興味を持ち、また自分が日本で育ってきているので、日本の学校教育で感じたこと、子どもを通してみるカナダの学校の違いなどを目の当たりにして、ますます教育に関心を持ちました。そのような経緯で、気がつけば幼児教育にも携わるようになりました。

コロナ前までは、カナダの個人経営の保育園にてアートファシリテーター(子供達の気持ちや表現をクリエイティブプロセスで探求できるようなアート体験)をさせていただき、日本では、子育て支援ソーシャルワーク研究所の副所長を勤めさせていただき、日本へ一時帰国の際には、親子のセッションや保育士育成現場などで、表現アーツを使ってのワークショップも開催させていただきました。現在は、カナダBC州の幼児教育指針の研究や、北米における未就学教育でのトラウマ・インフォームド・ケアなどを、日本に紹介し始めたりしています。

さて、カナダの教育ですが、今日はざっとカナダBC州の義務教育とかその構成についてお話しします。

カナダのBC州は、5歳からキンダーと言って義務教育が始まります。その年齢の区切りは、その年の1月〜12月生まれまで、その学年となります。中には、12月末に生まれた子供と1月初めに生まれた子供の差を考慮して(日本でいう早生まれの子供のようなポジション)、5歳児に今年なるけれど、学校入学は遅らせたいという親もいます。その場合、6歳からの入学には柔軟的には対応してくれます。けれど5歳に学校へ入れる方がほとんどです。

もちろん、カナダには、公立学校の他にも、選択肢はあります。私立に入れる人もいるし、またホームスクーリングと言って、家庭で義務教育を受けるシステムもあるので、それらを選ぶ人たちもいます。公共教育とは違う教育方法を選びたい人は、他の選択肢もあります。

カナダの義務教育は、5歳から始まり、高校3年生までです。州や、また市によって構成が少し違います。例えば、5歳〜小学校5年生が小学校、6年生〜8年生が中学(ミドルスクール)、9年生〜12年生が高校という、日本に似た構成になっているところもありますし、私の住む市のように、5歳〜小学校7年生までが小学校で、8年生〜12年生がセカンダリースクールと呼ばれる中高一貫教育の形をとっている市もあります。

それと、日本もそうかもしれませんが、同じ市の公立校に行っていても、やはりその学校は、校長先生によってもカラーが変わりますし、またクラスも、担任の先生によって本当に様々です。なので、簡単にカナダの教育が全てそうだとか、カナダの教育が良い・悪いということではありませんので、ご理解ください。

あくまでも、心理療法家の目線で、面白い取り組み、また教育の指針にあるもので大切だなと思うこと、日本との違いなど、そんなことをピックアップできたらと思っています。(※カナダとはいえ州によって多少指針などに違いはあるので、もちろんここで紹介するのは「BC州」のことです)

カナダBC州の小学校、また能力の高い学生を伸ばすプログラムでの教育、そこからピックアップしてゆきますので、教育にご興味ある方は、ぜひ、読んでいただけたらと思います!




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