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こんにちは!

はじめまして、こんにちは! カナダで心理療法士/表現アーツセラピストをしている ゆうき です。

90年代、アメリカのバージニア州の高校へ留学してから、かれこれ20年以上の月日が流れ、海外生活も人生の半分以上になってしまいました。もともとは、卒業したら日本へ帰国する予定での留学。気がつけばカナダに移民。外国に移民するなんて思ってもみませんでした。

人生はどこで誰と出会い、どんな事が起こるのか?進んだ先に何が見えるのかなんてまったく分りません。出来る限り目標や大間かな予定を立てていても、予測不可能な事は起こるもの。今までの私の人生は、そんな予測不可能な出来事でいっぱいでした。

そんな私が心理学を本格的に勉強したいと思ったのは大学時代。家族・恋愛関係、子ども時代のトラウマなど、一番痛い部分を見つめざるおえない出来事があり、それがキッカケで心理学へ強く惹かれて行ったのです。そんな私が、心理療法士へ行き着くまでに、なんと!10年以上かかりました。

心理療法士への道のりは、大学を卒業して、そのまま大学院へ進んで・・・というような、平坦な道のりではなかったのです。けれど、だからこそセラピストへの道が開いた・・私には必要だった年月だったと思うのです。

悲しい事、辛い事、落ち込んでしまうこと、自信のなさや、人間関係の難しさ、色んな事に悩んだ日々。向き合うのが怖かったり、不安でいっぱいで逃げ出したり。やみくもに何かを探していた時もあったけれど、自分のペースで、少しずつ、自分の心との対話が始まりました。そこから徐々に何かが変わってゆきました。

その変化は、決して劇的なものではなく、自分の中の変化にさえも、気づかない時もありました。自分では、ただただ・・もがいていただけに見えたから。しかし振り返ってみると、もがいていた時代を含め、自分の変化の軌跡が、今ではよく見えます。人は、その渦中にいると、変化というのは見えなかったりするものだから。

現に今も、私は日々悩んだりするし、後悔や落ち込むことだってある。まだ昔の傷を引きずっていることもあるから、また”ダメな自分”に戻ってしまった!なんて感じることもあるんです。でもね、フとした時に見えるのは、10年前、20年前の自分との違い。何が違うかというと、問題への取り組み方や、悩み方、悩む時間とその重さなどに変化があるんです。自分は今も悩みがあるけど、でも変わってきている自分もちゃんとここにいる。それが今ではちゃんと見える。だから同じように悩んでいるんだけれど、以前とは全然違う。

誰の人生も、日々の暮らしの中では、相変わらず悲しい事もあれば、楽しい事もある。そうやって同じような毎日が繰り返されて行く中で、フっと振り返ってみると、自分が変化している事にある日気がつく。あの頃に見えなかった事が、今では見える。

人生で起こること、その体験から学び、時には悩みや問題を乗り越えることで、世界の見え方、物事への取り組み方に変化が生まれる。これが「気づき」を積み重ねた結果であり、「心の成長」だと思っています。

心の成長は「完璧な自分」になるのではなくて、「ものの見方が変化する」とか、「自分の枠が広がる」とか「許すことができる」など、不完全なそのままの自分でOK、とどれだけ受け入れることができるか?だと思っています。

だから人の成長というのは、「ここまで」という限界はありません。誰でも年齢に関係なく、様々な可能性が人生にはある。ただその可能性を時に阻止しようとする思考、ものの見方、もしくは様々な問題や症状があります。

それらは一見ネガティブで自分にとっては悪い事のような、“問題” と見えます。そんなネガティブでマイナスなエネルギーは感じたくもないと誰もが思うでしょう。しかし実は、そのネガティブたちが、私たちに「可能性を閉じてるよ」と、教えてくれる貴重なメッセージで、可能性を開くカギでもあるのです。

辛く苦しい気持ち、怒りやイライラ、不安や孤独、またネガティブな思考や症状、また人生に現れる問題のすべては、心からのメッセージ。私たちの心が大きく成長する可能性を秘めている宝物です。

私はネガティブという闇は、光へ続く道だと信じています。

光へ向かう暗闇を一緒に歩いてゆくガイド役が心理療法士であり、私はそのプロセスを、様々な芸術表現や想像力、また遊びを使いながら行なっています。このプロセスがね、と〜〜っても楽しくて面白いんです!そんな表現アーツセラピーや癒しのプロセス、心の成長など、皆さんに、もっともっと知っていただくために、これから様々な情報を発信して行きたいと思います。

どうぞよろしくお願いします!


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