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慣行・有機農法、自然農法

慣行農法とは農薬や化学肥料の使用を前提とし、耕し、除草し、農水省や都道府県によるいくつかの基準に倣って行うもの。

※農薬を使用する者が遵守すべき基準を定める省令 https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_kaisei/h141211/h141211f.html

※都道府県施肥基準等 https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/hozen_type/h_sehi_kizyun/

有機農法とは、天然由来の農薬を使うことや、有機肥料を使うことを許容し、耕し、除草し、農林水産省が定める有機JAS認証制度などに倣って行うもの。

※有機食品の検査認証制度 https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html


対して、自然農法とは農薬や化学肥料不使用を基本(使っていても自然農法と称している場合も散見される)とし、耕起・除草の有無は栽培方法によって違いが見られます。栽培技術が確立されたものではありません。


ここのところ、その界隈に目を向けることが多いので、少し深掘りをしていて、思うことがあります。

農業界隈にもキャピタリズムが随分深く浸潤し、収穫量の無理な拡大、生産効率・コスト効率を第一儀とするあまり、その他のものに気が使われない状況から大多数が過度な慣行農法に依存している感じです。かといって振り戻しが起こっているかといえば、ますますスマート農業など手抜きが加速しつつある状況なのだという理解。

でもなんでそんなことになるのかと言えば、社会の少し上流で起こっている出来事に鈍感または耐性のない農業従事者の対処の仕方に問題があるのだと感じています。(俯瞰出来ない思考の問題)


まあ、面白いからchat GPTにこの辺りの問題についての探索をしてもらいました。

以下、そのコピーです。


環境への影響:

土壌劣化: 長期間にわたり化学肥料を使用することで、土壌が劣化し、土壌生態系が乱れる可能性があります。

水質汚染: 使用された農薬や肥料が地下水や河川に流れ込み、水質汚染の原因となることがあります。


生態系への悪影響:

生態系の破壊: 化学物質の使用が、周辺の生態系や生物多様性に悪影響を与える可能性があります。

有害物質の蓄積: 農薬の使用により、有害物質が食物連鎖を通じて生物に蓄積される可能性があります。


健康への懸念:

食品中の残留物: 農薬や化学物質の使用が、食品に残留する可能性があり、それが健康への懸念を引き起こすことがあります。

抗生物質抵抗性: 家畜の慣行的な飼育法において、抗生物質の大量使用が抗生物質抵抗性の問題を引き起こす可能性があります。


経済的影響:

生産コストの増加: 化学肥料や農薬の購入にかかる費用が増加し、農家の経済的負担が大きくなる可能性があります。

依存度の増加: 化学物質への依存度が高まり、農家が独自の方法で生産する余地が狭まる可能性があります。


これらのデメリットが、慣行農法が持つ環境や健康、経済への影響を示しています。持続可能な農業手法への移行や、有機農業などの環境にやさしいアプローチの採用が、これらの問題に対処する一つの方法とされています。



という回答。

さらに、もう一段階深掘りしたらどうかと問いかけると・・

以下、その回答です。


土壌へのダメージ:

微生物の減少: 化学肥料や農薬の使用が増加すると、土壌中の有益な微生物が影響を受け、その結果、土壌の生態系が乱れる可能性があります。

有機物の減少: 化学肥料の使用により、有機物が減少し、土壌の保水力や通気性が低下することがあります。

水資源への悪影響:

過剰な灌漑: 大規模な慣行農法では、水の大量使用が一般的であり、地域の水資源に負担をかける可能性があります。

排水の問題: 過剰な灌漑や農薬の流出が、地域の排水システムを負担し、洪水や土壌浸食のリスクを高めることがあります。


気候変動への寄与:

温室効果ガス排出: 化学肥料の生産や使用に伴うエネルギー消費が、温室効果ガスの排出源となり、気候変動に寄与する可能性があります。


抗性の問題:

抗薬性微生物の増加: 農業における抗生物質の広範な使用が、病原体や微生物に対する抗薬性の進化を促進し、公衆衛生上のリスクを増大させる可能性があります。


地域社会への影響:

地域の農業者の経済的損失: 大規模な慣行農法が一般的な場合、小規模な農家が経済的に追いつけなくなり、地域の農業者が損失を被る可能性があります。

地域の雇用の減少: 自動化や大規模生産が進むことで、地域の雇用機会が減少する可能性があります。


これらの問題は、持続可能な農業の重要性を強調し、環境や社会に配慮した新たなアグリカルチャーの手法への転換の必要性を示唆しています。


という回答が返ってきます。

つまり、農業従事者より俯瞰した視点で考えられている結果“環境や社会に配慮した新たなアグリカルチャーの手法への転換の必要性を示唆”と言っているという皮肉。

やっぱりこの辺りも結局のところ“人の(意識の)問題”なのかなと・・

98-99%が慣行農法またはそれに近しいもの。

そろそろ大掛かりな変革が必要です。

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