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八百万の神

鵜葺草葺不合命と神武天皇。

神の父に対して子の人、つまりここが神と人の分岐。大凡2700年ほど前の話・・

古事記や日本書紀は残っていて、でも実のところ全国津々浦々にあるであろう“風土記”については極々一部しか出てこないので、おそらく全貌は推理するしかないのだろう。それに山に海の神話を流したり、山の神話を平地に持っていって話すということも盛んに行われていたと伝わる。ますます、全貌が・・ただもっと色々な豊かなものがあるのだろうとは想像がつくが記録がない。

でももっと気になるのは何故に日本だけが八百万なんて森羅万象に神ととんでもなく面白い方向に向けたのだろうということ。

出発点はどこにも多種多様な神があったはずなのに、勝者敗者の中でどんどん削ぎ落とされていった先の今。なのにそれを多少変化があったとは言えど、保存され伝わり未だそういうことを土台にしている。

言語と地理的環境の関係に似たようなことなのだろうか・・

何れにせよ、まことに面白い、日本。

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