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怪しげな手口

昨日、LUUPという電動アシスト自転車や電動キックボードを時間レンタルで借りるサービスを使った。

LUUPサイト
飯能市・LUUP期間限定の実証実験

そのきっかけは、既に一度使った妻がまだ使っていない僕を招待すると“友だち招待で無料クーポンゲット”というものがあったからです。

ということで早速、情報を登録しました。

こういう招待コードが送られてきます。
アプリのダウンロードをするとこんな画面で立ち上がります
完了すると初回ライド30分無料クーポンがもらえます


クーポンコードを登録すると“ライド料金1,000円分無料”が3回分もらえました

登録完了までまあ、さっと済みました。
で、ここまででこのクーポンが自分が登録したエリアで使えるか否かの情報も、そもそも対象エリアが設定されたクーポンであるという情報もありません。
つまり、何か疑う余地がなく使えば自動的にクーポンが適用され、3回1000円分、時間にすると2時間×3回を無料で乗れるというモノだと理解していました。
だから、行った場所ごとにポートに返してまた借りてを繰り返すのは無駄だから2時間ずっと借りっぱなしにしようとわざわざポートのある場所でも駐輪場に一時停止で継続使用。

神社に駐輪
はんのう Yellow Week
メッツァ スターバックス

最後は信金設置のポートに返却。
快適に使えました。
そこで料金を確認してみると割引が適用されていないので、うーん🧐なんか時間差がある?なんて釈然としないので、とりあえずカスタマーセンターに(2024/3/3 午前11:48 JST“クーポンが適用されない。何故なのか?”)一報してからランチ。

イタリアから取り寄せられた、美しいピッツァ窯
Quattro formaggi
窯用の薪

ナポリピッツァを提供するピッツェリアが年明け早々にオープンしていたので、そこを初訪問。
悪くないけど、そう遠くないところに前から行っているピッツェリアに味もコストも軍配・・もうひとつの近くのピッツェリアより上、というところ。

食事を済ませて買い物を済ませ帰宅。
コーヒーを啜りながら映画鑑賞をしながらメールをチェックしてみると、迷惑メールにランチ前に送ったものの返信が来ていた。

ここからやり取りが続く。
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2024/3/3 午前11:57 JST

XXXXXX様

LUUPカスタマーセンターです。
お問い合わせいただきありがとうございます。

恐れ入りますが確認のために詳細が必要ですので、下記項目をご返信にてお教えいただけますでしょうか。
・クーポン名
・クーポン内容
・登録を試みた日時
・エラー等表示のあるスクリーンショット

お手数ですが何卒よろしくお願い致します。
今後ともLUUPをご愛顧くださいますようよろしくお願いいたします。」
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2024/3/3 午後4:39 JST

先程知ったことですが、クーポンが対象エリアという最初から限定された場所での利用しか適応されないことになっていました。
しかし、これは地域限定である旨が最初に周知されるようアプリにしろ通知メッセージにしろアラートとして出ないと、多くの場合LUUPを使ったら1000円割引が3回使えるという内容にしか見えません。情報階層の下位部分にそれらの情報記載があったとしても、そこに注意事項として周知されていないのは、相当タチの悪い大量ダウンロードを促すためのマーケ的“手口”とみえます。
どうにかならないものでしょうか?
困ったものです。
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2024/3/3 午後4:54 JST

XXXXXX様

LUUPカスタマーセンターです。
お問合せいただきありがとうございます。

クーポンの対象エリアの表示について、貴重なご意見いただきましてありがとうございます。
いただいたご意見を社内で連携し、今後のサービス改善に生かしてまいります。

ご不明な点ございましたら何なりとお申し付けください。
今後ともLUUPをご愛顧くださいますようお願い申し上げます。
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2024/3/3 午後5:10 JST

定型文で返信されるのは何なのでしょうか?
意図的な何かを感じずにはいられません。
これ、返金など含めて相談させて頂けないでしょうか?
とても釈然としません。
私の登録住所ではクーポン対象外なのは明らかであり、データを扱っている会社なのにそんなこともわからないのだろうかと、訝しんでしまいます。つまり、逆にわかってやっているように見えます、曖昧性に付け込んだダウンロード拡散の手法という。
審査な対応を望みます。
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2024/3/3 午後8:34 JST

XXXXXX様

LUUPカスタマーセンターです。
ご返信いただきありがとうございます。

わかりにくい点がございましたため、今回に限りライド料金800円について課金取り消しさせていただきました。
クレジットカード発行会社に応じておおよそ5~10営業日でお客様のクレジットカードの明細書に反映されます。
5~10営業日経っても課金取消されない場合、お手数ですがご契約のクレジットカード会社にご確認願います。

次回以降、キャンペーン内容について事前にご確認いただけますと幸いです。
今後ともLUUPをご愛顧くださいますようよろしくお願いいたします。
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これがやり取りの全貌です。
僕は真相が知りたいだけだったのですが、定型文での返信が来たときに“ああ対応していないな”と思ったので、少し切り込んでみたら、あっさり全額返金するという対応で、少々驚きました。
でも、データを扱っている企業ですから、それを最大限利用しているのは当たり前です。つまり、誰がいつどのエリアでダウンロードしたかが情報からすべてわかりますから、今回の対象クーポンが適用されないエリアであることも当たり前にわかるはずです。でもその重要な情報が検索をかけた先の先にしか明示されていないのはよくある話ですが、それは企業に許してはいけないことだと思っています。情報解析する側は優位性がありますから、重要情報はパッとみてわかるという出し方をする義務があると思っています。今回であればクーポンが登録地では使えないモノだとまず伝えるべきで、クーポンが自動反映される仕組みをとっていますから、ライド前にクーポンが使えない情報をそのタイミングでも表示する必要があります。
こういうことからしても、明らかに都合によって伏せられた情報を走らせているという風に見えました。それに、前述のことが理解されないままアプリがクーポンで釣られてダウンロードが増加するのは必至で、それを狙い撃ちした悪質な手口に見えてなりません。
このくらい当たり前に前提にしてビジネスをしてもらわないとものすごく粗悪な思想が伝播してしまうと危惧します。本当に舐めた連中が多いと指摘しておきますが、実は僕が一番イラついたことは、僕の前でこのクーポンのシステムがおかしいとカスタマーセンターに連絡していた妻が何度かやり取りをする中で最後に“クーポンに対象エリア外であることは書いてあるから対応できない”というメッセージを送ってきたことです。
だから、即座に妻のメールから、僕がやりとりしたメール内容を全部添付し、“本件については私と同じ事案なので、同様に対応をしてください”と返信を送ると程なくして“全額返金対応をします”と連絡がありました。

後味悪い、なんとも真摯な対応とは程遠い人を見ての対応をしていることにLUUPを周囲にすすめないことを誓ったわけですが・・なんでこういうことが許されるのか、平気でやるのか。
このシステム自体がおかしいという指摘は誰もしなかったのだろうか?
本当にイライラするやり取りでした。

皆さんも、是非おかしいとか、なんか引っかかるという違和感を覚えたらちゃんと真摯に対応させるということを怠らないようにしてください。
それによって、企業は少しマシなこと、真っ当なことをやるキッカケになるのではないかと思いますし、何より個々人が一定以上のレベルで対応できるようになればくだらぬことでつけ込むようなやり方は減ると思います。
一応付け加えておきますが・・対応したカスタマーセンターの人の問題ではなく、企業のボードメンバーや投資家側、それらが決定している企業の制度の傲慢が生み出していることであることは間違いありません。

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