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社会変革の難しさ

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3年保証が切れた途端、不具合。
メーカーに問い合わせたら修理部品がないと。
計画的だな・・
しかし、こんなことで大丈夫かな?業界は・・
コーヒーが飲めないのは不便なので、新調することに。

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3年保証が切れた直後、動かなくなったネスプレッソ・マシーン

数年前、SNSに投稿したものだ。

そもそも、家電のつくり方以前に企業が置かれる社会の流れに大きく左右され・・今の時代の中では、キャピタリズム一辺倒である(どんなに否定してもそれを軸にしか成立し得ないところまで浸潤してしまっていると言える)。

その思想は、勿論消費者にも伝播し、それがプロダクトの在り方にまで波及するのは言うまでも無い。

僕は何れその考え方が破綻する日が来ると思っていたので二十数年前に某社に提案をしたことがあった。

お面のデザインをどれほどに施したところで何れは飽きられる。

それ以前に毎シーズン新しい商品を投下し続けているのだから飽きられるためのモノのあり方を実践しているわけだから矛盾にも程がある。

何より開発をみていて一番おかしいと思うのは技術的更新が毎回乏しいことだった(誇張されたキャッチーなコピーが乱立し、本質的には配線ひとつ変えましたみたいなレベルの改善が多かった気がする)。

大前提としてモノを長く使うことを否定したのは“企業”であって、間違っても消費者ではない。

だからこそ、二十数年前にそんな提案をしたのだが・・まあデザイン側がまたなんか言ってると軽くあしらわれて終わったのを記憶している。

あるイントレプレナー育成絡みのところでそんな提案をしてグランプリになったものがあったが、さて僕の目には過去やったから今更な提案に見えたがどんな舵取りでどう進めるのかは興味がある。

ただ恐らく内容からして企業に有りがちな自己都合主義な面が多過ぎて、先人と同じ轍を踏むことになると危惧する。

そういう意味においてはスウォッチの事例が世界の中心だ。

そして、結果は明らかで有り、その大河のような巨大な流れに大企業とて抗えるのかと言われれば、それまた明らかなことなのではないか。

まあ、だからこそ価値があるとも言えるが、それが内なる燃え滾る何かから出てきた提案なら良いのだが・・(どうにもそうではないと見える言動が多いので、いやはや)。

もう少し“社会・世界の先をつくる”ということをしっかり見ることのできる目利き、メンターが必要だと思えてならぬ。

とはいえ、それを言ったところで届かぬことの方が多いのだが😂

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