ちょっとかわったTODOリスト
ふつうTODOリストには、
・want to do
・have to do
・need to do
などのニュアンスが含まれています。そのため、
・したいこと
・すべきこと
をざっくりリスト化したものが、TODOリストと呼ばれています。
ここでちょっと意識を変えて、
・plan to do(~することを計画する)
・intend to do(~することを意図する)
などととらえると、もっとガチっとしたTODOになります。
・・・
こんな風に、〇〇 to doはいろいろあって、〇〇に何を入れるかでTODOリストの性質ががらりと変わるので、とても面白いです。
・・・
今日とりあげてみるのは、
・tend to do
のリスト。
tend to doには、「~する傾向がある」という意味があるので、このリストは、
① 自分って、ついこんなことしがちだよなあ(自分が主語)
② とかくAというものは、Bしがちだよなあ(Aが主語)
みたいなことを書きだしたものになります。
・・・
例を挙げてみますね。
まず①。「自分って、ついこんなことしがちだよなあ(自分が主語)」の例です。
・私って、すぐあきらめがちなのよね(I tend to give up easily.)
・私って、無神経になりがちなんです(I tend to be insensitive.)
・私って、人の名前をすぐ忘れがち(I tend to forget people's names.)
英語は補足程度に加えました。
さて、このTODOリストって、一体何でしょう?
将来したいこと(つまり普通のTODO)ではないですよね。
これは、
・自分のよくない性質
・人とは違う点
・なおしたほうがいい(かもしれない)性格
などをかえりみるリストになります。
なぜそうなるかと言うと、tend toという英語には、しばしば「よくない習慣」というニュアンスがあるからです。
つまり、自分をかえりみて、なおしたほうがいい点をリスト化したのが、tend TODOリスト、ということになります。
・・・
もう一つ、②の例です。
②は、とかくAというものは、Bしがちだよなあ(Aが主語)というものでした。
リストの例を挙げますね。
・新しいアプリってバグが多いものだよね(New apps tend to have lots of bugs.)
・若い人って、時間をムダにしがちですよね(Young people tend to waste time.)
・野菜はくさりやすいですね(Vegetables tend to go bad quickly.)
さて、このTODOリストの正体は何でしょう?
これは、物事や人・団体などの一般化リストになります。
〇〇というものは、とかく△△だよね
と言いたい時や、一旦そう仮定したい時などに使えます。
こんなリスト、いったいいつ使うの??と思いますよね。
このリストが必要になるのは、
・事実やエピソードなどを要約、一般化しておきたい時
・自分の偏見や誤解をチェックしたい時(一般化すると偏見・誤解が目立つため)
・一般化や抽象化のリストをストックしておいて、将来具体化して応用したい時
などになります。
・・・
今日は、ちょっとかわったTODOリストの一例をご紹介しました。
tend to以外にも、昔習った英語表現を思い出しながら、他のTODOを探してみるのもおもしろそうです。
今日は以上です。読んでいただきありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?