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4つの資源とその使い方(後編:使い方)

こんにちは!あき@create_todayです。

4つの資源の後編です。

前編では、4つの資源とはどんなものかを見てきました。

ちょっとだけおさらいしておきましょう。

4つの資源("TEAM")とは
T
ime:時間
Energy:エネルギー
Attention:注意、意識(の向かう方向)
Money:お金

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この後編では、資源の使い方(資源をどう配分するか)について見ていきましょう。

資源配分のイメージ1

さっそく、例をひとつあげてみます。下の図は、ある人の資源配分のイメージだと思って見てみてください。

右側が使い方で、アイコンの大きさ=配分量です。

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簡単に補足すると、この方は、
・時間とエネルギーの多くを仕事
・しかし、意識は趣味
・そして、お金の多くを食事
使っていることになります。

起きている時間のほとんどを仕事に費やしてはいますが、仕事中も趣味のことで頭がいっぱい、という感じですね。

資源配分のイメージ2

次は、数字で表してみます。前編でも告知した、恋愛モード全開のAさんの例です。

数字がたくさん並んでいますが、まずは食事の列だけ、次に仕事の列、という風に見ていただくとイメージしやすいと思います。

スクリーンショット (140)

このAさんの場合、
・食事中はいつも別のことを考え(食事のAttention:0)、
仕事時間は長いものの、使うエネルギーはセーブしつつ、
・だらだらとSNSをして(Attention:0)、
資源の多くを恋愛に投入(でも時間は短い)
しています。

重要な仕事と、そうでない仕事

上に挙げたふたつの例は、
・仕事
・恋愛
・趣味
など、活動のカテゴリーごとに配分を考えました。

でも、たとえば同じ仕事というカテゴリーでも、大切な仕事もあれば重要度の低い仕事もあります

限りある資源ですから、より重要なことに使っていきたいですよね。

そこで次に、ある有名なマトリクスを使って配分先を考えてみましょう。

重要度+緊急度のマトリクス

日々のタスクを重要度と緊急度の高さに応じて4つにわけるのが、このマトリクスの特徴です。

まずはからっぽの図を見てみましょう。

スクリーンショット (141)

このマトリクスは、第34代大統領ドワイト・D・アイゼンハワーが考案したことから「アイゼンハワーのマトリクス」とも呼ばれています。

大統領のような一国のリーダーは、多忙かつ重大な責任を負っています。次から次へと起こる問題に適切に対処するため、このようなマトリクスが考えられたのでしょうね。

「重要」は自分のこと、「緊急」は他人のこと

一般に、重要なこととは、仕事かプライベートかを問わず、自分自身にとって意味の深い結果をもたらすものが多いです。

一方、緊急なこと(急ぎの用事)とは、えてして誰か他の人の依頼や要請にこたえる目的で生まれるものです。つまり、他の人にとっての重要なことです。

それぞれの用事にどう対処するか

こう考えると、重要x緊急で生まれる4つのタスクへの対処方針が見えてきます。以下の①~④は、アイゼンハワーのマトリクスにおいて一般に言われている方針です。

スクリーンショット (128)

用事の例

もう少しわかりやすいように、マトリクスに例を入れてみましょう。

スクリーンショット (134)

この例を眺めてみて、みなさんなら①~④のどれに貴重な資源を使いたいですか?

一番大切なのは、重要だけど緊急でないもの

どうしても避けられない①はさておき、日々の資源の使い道として一番大切なのは、重要だけど急ぎではないもの。つまり、です。

スクリーンショット (135)

なぜなら、この部分は重要(つまり自分のこと)であり、緊急ではない(つまり他人由来ではない)からです。

自分の資源は、自分にとってもっとも大切なことにこそ使うべきです。

もちろん、「人のために生きること」、「誰かの役に立つこと」などはとても大切です。その場合は、「人のために生きること」が自分にとって重要度の高いこと、として考えればいいわけです。

大事なのは、自分にとって重要ではないことに振り回されないことです。

4つの資源(TEAM)をどう配分するか

ようやくここにたどり着きました。

下の図は、TEAMとアイゼンハワーのマトリクスです。

要素が多い(4x4=16)ですが、ここでも一番たいせつなのは②の列、つまり、重要だけど急ぎではないことです。

スクリーンショット (142)

②にはどんなものが入るか、もう一度例を見てみましょう。

スクリーンショット (135)

ここで、4つの資源(TEAM)をこの②の例に当てはめるなら、
・将来のプランにTEAMをつかう
・自己投資にTEAMをつかう
・長期的な活動にTEAMをつかう
などとなります。

まとめ

最後にもう一度、TEAMの意味を載せます。

Time:時間
Energy:エネルギー
Attention:注意、意識(の向かう方向)
Money:お金

また一例として、理想的な資源配分の例をあげておきます。

自分の将来自己投資にいつも目を向ける(Attention)
・そして、そのことにじっくり時間をかける(Time)
・専門家や書籍にあたり、自分でも調べる(Money、Energy)

おわりに

一般に、スケジュール帳などは
・時間
・カテゴリー
管理します。

一方、今回ご紹介した「TEAMとアイゼンハワーのマトリクス」は、
・4つの資源(TEAM)
・重要度と緊急度
管理するものです。

このように、私たちの持つ大切な資源をより網羅的に把握しながら、それらの資源を自分にとって重要なものに投入していくのが、このマトリクスの目的というわけです。

この記事が少しでもみなさんのお役に立てたら嬉しいです。

以上です。
前編、後編と読んでいただき、ありがとうございました!


("TEAM"は、create_todayのオリジナル概念です)


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