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誰もが移動を楽しめる社会をつくりたい。クリエスタ唯一の会社員、人生第2章開幕

こんにちは!伴走支援やWEB制作事業を行う株式会社クリエスタです。

クリエスタで働くメンバーの素顔に迫るインタビュー企画。第4回は、クリエスタで唯一の会社員である赤堀正浩さんにインタビューしました。現在の仕事内容や今後のキャリアプランについて聞きました。

赤堀正浩(あかほり・まさひろ)
東京都杉並区出身。日用品を扱う専門商社勤務を経て、2022年1月から電動キックボードのシェアリングサービス運営会社へ。クリエスタでは主にバックオフィス業務を担当。異常な体力と行動量が強みで、休日も分刻みのスケジュールを送ることで知られている。


2週間=1年分の体感スピード

——赤堀さんはクリエスタで唯一の会社員ですよね。ここまでのキャリアを教えてください。

大学卒業後、日用品雑貨の専門商社で物流センターの生産性を向上させる提案業務をしていました。2022年1月に電動キックボードシェアリングサービスの運営会社へ転職。会社は設立して数年のスタートアップで、社員は10人程度の少数の組織です。組織ができあがっていく過程なこともあり、業務内容は多岐にわたります。

——電動キックボード!最近、街でもよく見かけるようになってきた気がします。業務内容は多岐にわたるとのことですが、たとえばどんなことをやっているのでしょうか?

入社直後はピンポン営業をしていました。アポなしで飲食店などにピンポンをして「電動キックボードという乗り物があるんですけど、お店の前にポートを置かせていただけないでしょうか?」とお願いしに行っていました。入社当時の2022年時点では、電動キックボードは実証実験段階。まだ市民権が得られていない乗り物だったので、営業はとても大変でしたね。

現在は、新たにオープンするサービスエリアを設計したり、現場で修理や充電オペレーションを行ったりしています。サービス維持のために、駐車ポートで充電ができるよう協力事業者さんへ訪問営業もしています。

会社は熱気とスピードがすごいです。少人数の会社に勤めるだけあって、社員のみなさんはモビリティ業界や電動キックボードに対して熱い思いを持っています。また、新しい業界なので日々のアップデートが多く、前職の1年分をわずか2週間で体験してしまうほどのスピード感。最前線を生きている感じがします(笑)。

2022年入社当時

難しい道を選ぶ人生に

——本業以外ではどのような活動をしているか教えてください。

僕のモットーは「遊びも全力、仕事も全力」。趣味は「そとあそび」で、登山したりフリスビーをしたり、遊びにもお金と時間をかけています。また、仕事面では副業としてインド人材紹介業の日本担当窓口責任者を務めています。

——「遊びも全力、仕事も全力」は素晴らしいモットーですね。ただ、やりたいことが多い中で、時間は限られているという現実もあると思います。遊びや副業に関して、時間の使い方で心がけていることはありますか?

まだ100%実践できているわけではないのですが、意識しているのはより難しい道を選ぶということです。

大学の卒業式で、なんとタレントの山下智久さんが登壇してくれたんです。そこで山下さんが「人生は選択と決断の連続。今後2つ以上の選択肢があらわれた場合は、ぜひ茨の道を選択してほしい」と話してくれて。

もともと母が大ファンなこともあり、僕も山下さんが好きなんです。カラオケに行くと『愛、テキサス』をよく歌います。音痴ですけど(笑)。しかも、大学の学部の先輩でもある。そんな山下さんの言葉が響かないわけがありません。

芸能活動を続けながら大学に通ったり、グループを脱退してソロ活動に専念したり、アメリカに留学したりと困難な挑戦を続ける先輩のように、自分も難しい道を選ぶ人生にしていきます。

富士山にて。 撮影:植松舞

説明力を磨き、ディレクターになりたい

——2022年10月、クリエスタの元となる「クリエイター集団」に参画。これまでで印象的な仕事について教えてください。

一番印象的だったのは、最初に取り組んだ佐賀県の和菓子屋さんのプロジェクトですね。3ヶ月間でWEBサイトとInstagramのアカウントをつくりました。

それまで自分はお客さん視点しか持っていませんでした。WEBサイトは「見る側」だったので。ですがこのプロジェクトを通して、初めて「つくる側」「提供する側」を体験することができました。

佐賀に行って店主の方にインタビューしたり、お店の写真を撮ったり。ゼロからサイトをつくる体験は学ぶことばかりで、とても楽しかったです。一方で、クリエスタの5人でプロジェクトを進める中で葛藤が生まれてきました。

——どんな葛藤だったのでしょうか?

自分には突出したスキルがないということです。綺麗な写真が撮れるわけでも、うまい文章を書けるわけでもない。

ただ、自分なりに考えて、ミーティングの議事録を取ったり、プロジェクトのスケジュールを管理するガントチャートをつくったり、最近は契約書のたたき台をつくったり。主体的に仕事を取りにいっています。

——たしかに、WEBデザインや写真などのスキルを持つクリエイターが集まるクリエスタでは動き方が難しいですよね。今後はどのような役割を担っていきたいですか?

クリエスタには、様々なスキルを持つクリエイターがいます。なので自分はメンバーをまとめて、1つのプロジェクトを成功に導くディレクターになりたいです。

本業では次から次に新しいプロジェクトが立ち上がるので、設定した目標を期限内に達成するディレクションスキルが鍛えられています。本業での学びを生かさない手はないと思うので、クリエスタでは自ら営業して仕事をつくり出すことも含めて、幅広いディレクション業務をやっていきたいです。

クリエスタのメンバーたち

——ディレクターを目指すにあたっての課題を教えてください。

課題は説明力です。本業で「こういう業務をお願いします」と指示をした際に、相手と認識の齟齬が生まれ、こちらが意図したアウトプットが返ってこないことがあります。自分が伝えたいことを100%相手に伝えられるようにしたいです。

また、営業をする際にも、クリエスタの事業内容や提供価値を分かりやすく説明する必要があります。スムーズなディレクションをできるようにするために、説明力を磨いていきたいですね。

モビリティ業界の専門家になる

——本業、副業含めて、これからどんなキャリアを築いていきたいですか?

モビリティ業界の専門家になりたいです。せっかく電動キックボードというレアな仕事に携われているので、この業界で一目置かれるような存在になりたいと思っています。

移動距離の総量が人生の深みにつながると、僕は考えているんです。自分自身、旅が好きだったり趣味が「そとあそび」だったりで、移動をたくさんしてきました。だから、移動が楽しいとみんなが思える社会にしたいんです。

——「モビリティ業界の専門家」の具体的なイメージはありますか?

具体的にどのような立場でどんな仕事をするかは定まっておらず、いろいろな可能性を模索している段階です。というのも、自分にとっては「何をやるか」の優先順位はあまり高くないんです。

仕事をする上で一番大切にしていることは「誰と働くか」。身近にいる大事な仲間や尊敬している方と一緒に仕事をしたいと考えています。そして、周りの人に貢献して「ありがとう」と言ってもらえるような生き方、働き方をしたいなと。

人の次に重要なのがビジョンです。多くの人がもっと移動を楽しめる世の中をつくる。そのために、自分ができることを広げていきたいです。

ひとつ明確な目標としては、父親を超えたいと思っています。父は国家資格を持つ専門職に就いているので、自分は全く違う業界で専門家になりたいなと。

モビリティ業界の専門家のファーストステップとして、2年後までに個人事業主になりたいと思っています。会社に所属しなくても個人として仕事をいただける、つくり出せるようになりたいですね。

——最後に、今後の意気込みをお願いします。

4月から社会人6年目になり、自分の人生はこれから第2章に入っていきます。

0章は高校時代まで。学校では誰とも話さず、授業が終わればすぐに家に帰る。勉強ができることと真面目なことだけが取り柄の、内向きで暗い人間でした。

大学生になり、ようやく1章が開幕。人間関係を広げるラストチャンスだと思って、テニスサークルに入りました。ゼミにも2つ所属し、英会話教室にも通うなど学内外で新しい人間関係を築いていきました。

後悔のないように「迷ったらGO」の精神で、気になることには次々と手を出していきます。仕事でも趣味でも、寝る間を惜しんでひたすら目の前のチャンスに飛び込んでいきました。

1章は本当に楽しかったのですが、そろそろプレースタイルを変える時期が来ていると感じます。ここからは「取捨選択」がキーワード。「2年後に個人事業主になる」という目標に向けて、優先順位を決めてやるべきことをやっていきたいです。第2章、開幕です!


取材・執筆:岡村幸治


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