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革命は起きないだろうけど,小さな変化はもう始まっている

ご所属や普段の活動等自己紹介
コロナ禍における取組みの紹介

初めまして、東京大学大学院の修士課程に在籍している赤川英之です。学部では地域デザイン科学部の建築都市デザイン学科に在籍していました。

今回は、久しぶりに宇都宮大学へ帰ってきたような気持ちで、卒業から今日まで、3か月間の取り組みを振り返りたいと思います。

コロナ禍における取組として、大学院の活動をする傍ら、初めてのWEBアプリ開発に勤しんでいました。開発していたのは、公園の混雑状況が把握できるような試作的なアプリです。

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私の住んでいる街では、ステイホームといいつつも、日中の公園には子どもから大人まで多くの人が集まり、賑やかで微笑ましい光景が見られていましたが、数日たった頃には公園の利用自粛を訴える貼り紙が掲示され、人気がだんだんと減ってしまいました。

想像通りの展開に特に驚くことはありませんでしたが、「何か現在の環境に適応できる新しい仕組みを提案できないか」と考えたことが開発のきっかけです。

現在はエリアが限定的ですが、今後宇都宮大学のサークル「U-lab」の皆さんと、アップデートを進めていく予定です。ぜひ感想を聞かせていただければ幸いです。



新型コロナウイルスの影響により大きく変わったこと

良い変化

まず、個人的にダイレクトに影響したのがイベントのオンライン化です。物理空間での開催が難しくなったことをきっかけに、多くのイベントがインターネット配信に切り替わりましたね。地理的な制約を受けることなく生の情報にアクセスできることは結果的に良い変化だなと思いました。(主催者は背筋が凍るような期間だったと思います...)

それと逆に、ローカライズが加速したことも良い変化だと思います。徒歩圏内で過ごすことが多くなった結果、地元の商店に足を運んでみたり散歩をすることで今までとは違う視点で街を眺めるようになったと思います。オンラインでどれだけ遠くにアクセスしていても、その身体を預けている地域を、長い目で見つめていく大切さを感じました。


良くない変化

大学のキャンパスで過ごすことができなくなったことです。大学は、単に授業を受けるだけではなく、キャンパス内にある様々な知財にアクセスできることも魅力ですよね。

また、様々な大学の講義をオンライン上で受けられるMOOCのようなサービスと、大学のキャンパスで過ごすことの違いを感じた期間でした。

私としては、座学的な講義はオンラインかつオンデマンドで開講しつつ、教室で実習や応用的なディスカッションを行うといった階層化を図れば、オンラインのもつ個別対応性と効率性を生かし、教室での講義がもつアウラ的な要素をうまくかけ合わせられるのではないかなと思います。



宇都宮大学や地域デザインセンターと
一緒に取組んでみたいこと

実は現在、宇都宮市内でとあるプロジェクトを進めています。

地域には、まだまだ発見されていない資源が沢山眠っていると思いますが、その多くは活用方法が確立されていない、価値を見いだせていない状態にあると言えます。そういった資源を掘り起こし新しい価値を模索して、これからの地域性に活かしていけるような活動を進めていければ良いなと思います。


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