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7つの致命的習慣

本コラムは、社員向けに毎日発信している社長メッセージを再構成したものです。私の考えや想いに触れていただくことで、何か少しでも気づきを得てもらえたり、成長へのキッカケとなれましたら幸いです。

今日は、私の失敗経験から得た教訓をお伝えしたいと思います。
人間関係、家族、そして仕事の現場…
様々な場面で重要な「絶対にとってはいけないコミュニケーション習慣」
についてお話します。

私はここ2年ほど、マネジメントや
人間関係のコミュニケーションを改善するため、
アチーブメントを通じて選択理論を学んできました。

この学びは私自身の人間関係の改善や、
コミュニケーションスキルを向上にとても役立ったので、
皆さんにもそのうちの一つをお伝えします。

私が経営者になってから14年が経ちますが、
最初の10年はめちゃくちゃ上から目線のコミュニケーションで、
「あれやれ!これやれ!」と指示を飛ばし、
「結果が出ないやつはダメだ!」と非難していました。

若かりし頃、私も上司から同様の扱いを受け、
「これが正しいマネジメントだ」と思い込んでいました。

しかし、そのようなコミュニケーションでは
結果的に「人を心理的に腐らせてしまうケースが多い」
ということに気づきました。

そのようなマネジメントで実際に成果を出したとしても、
「あの厳しい指導が愛だった」と感じる人はごく僅かなのです。



では、具体的にどのようなコミュニケーションが良くないのか?
「絶対に避けるべきコミュニケーション習慣」を7つご紹介します。

  1. 批判する      EX. 他人に対し「よくない」と批判する。

  2. 責める          EX.「あなたはここが悪い」と人を非難する。

  3. 文句を言う   EX.  不満を頻繁に表現し、ガミガミと不平を言う。

  4. 脅す         EX.「これをやらなかったら大変なことになる」と脅迫する。

  5. 罰する     EX. 成果が出ないことに対して不当な罰を与えます。

  6. 褒美で釣る   EX. これを達成したら〇〇をあげる」と言って動機を外部に依存させます。

  7. 短期的な効果に依存する  EX.怒ることで一時的な成果を求め、持続可能な成長を阻害します。


これらの習慣は、
長期的には人の自主性や自信を奪ってしまうとともに、
組織としてもそれが「当たり前」になってしまうと、
組織全体の水質も悪くなってしまいます。

それなのにもかかわらず、
何故私がその方法を使い続けてしまっていたかというと、
「使ってる側が楽だから」なんですよね。

プラス、短期的には一瞬ですが、効果があったりします。
人は誰しも怒られたくないので、その時だけ頑張る。で
一瞬だけ成果が出たりするので、
マネージャー側も「もっと怒らなきゃ」という考えになって怒り続ける、
といった悪循環が生まれます。

また、マネージャー自身も「従業員のために怒っている」
と思い込んでいたりするんですよね。
あとは、マネジメントをしっかり学んでこなかったために、
他の方法を知らないという場合もありますね。


もし自分がこれらのコミュニケーションスタイルを
とってしまいがちだな…など気づくことがあれば、
ぜひ一つでも意識して改善してみてください。

自分の癖を見つけて、より建設的なコミュニケーションを心掛けることが、すべての人にとっての成長に繋がります。

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