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クレイジータンク通信 vol.176 『大量の情報から見える”点”の未来』

クレイジータンク通信(通称:クレタン通信)は、2020年7月よりスタートし、現在まで毎週つづいている「クレタンの今」をお届けする2000-3000字程度の通信です。2021年10月までは、クレタン関係者やファンクラブの方、十数名の方に限定的にお送りしてきました。しかし購読者の皆さまからのフィードバックもあり、2021年10月下旬より、有料にてnote公開を行うことになりました。さらに、2023年10月からは、試験的に無料公開をスタートすることにいたしました。

毎週、クレタンが何をしているか、また、何を考え行動しているのかについてお伝えしていく場です。クレタンは常に未来に向かって自分たちが「挑戦をつづける当事者」になることを大切にしています。変化する社会を生きるみなさまにとって、挑戦へのきっかけや原動力となれば幸いです。気になったときにふと立ち寄ってみてください。


◆クレイジータンク通信 vol.176◆


週末にはやっと11月末らしい気候だった関東ですが、また今週は気温が20度台に逆戻りするようで…とても12月になるとは思えないですね…

海外ではこの気候変動によって山火事など自然災害も続いており、これから人間が生きていくには乗り越えなければならない課題が多くありそうです。

さて、今回の通信では、先週UPしましたnote記事の内容に触れながら、弊社が中核に据える事業「未来予測事業」について、18年前より取り組んできたこと、そして現在、これからの時代に向けて大切だと考える心構えについて、ご紹介させていただきます。

ぜひご一読ください。

【大量の情報から見える”点”の未来】

先週、こちらの記事をnoteにてUPしました。

この記事の冒頭に紹介していますが、先日アメリカで行われたMicrosoftの公演で世界を驚かす発表があり、それを聞いたnoteCXO・深津貴之氏は、自身のTwitterで「人類に残される仕事は数年でなくなりそう」と呟き、その投稿には872ものファボがつきました。

多くの人が得体の知れない未来に何をしたらいいのか、何ができるのか分からない、といった感覚を持ち始めているように感じます。

ところで、皆さんは未来予測と聞くとどのようなイメージをお持ちでしょうか。占い?SF?など色々なイメージがあると思います。

弊社では代表の竹鼻が18年前に予測した世界を信じ、これまでその世界に向けた準備を進めることに軸足をおいて、今やるべき仕事の創造と選択を繰り返してきました。

その「予測した世界」については、先週の通信でもご紹介しましたが、2018年にnote記事でもクレイジータンク代表の竹鼻が公開している「無意識へのシナリオ」という記事に詳しく記載をしております。

「無意識へのシナリオ」


竹鼻が、これだけの未来を18年前より予測できたのは、その時に欲しいと認識できる範囲だけの情報や、受動的に受けとる情報だけに限定するのではなく、インターネットを通じて「垂れ流れてくる多角的な情報を浴び続ける」を体現してきたからだった、と振り返っています。

特にYouTubeやSNSが発達し、動画時代に突入した15年前からは常に情報を得られる環境を重要視し、海外の情報も得続けており、今もそれは現在進行形で続いています。

そして、その情報取得手法を、努力ではなく日常化していった中で、今では当たり前のこととして認識され始めていますが、「AIが世界を席巻する世界」を18年前から予測し、その世界の中で人がどのように生きていくか、AIと共存していくか、を、自分たちが当事者として危機感を持って検証を続けながら得た知見や情報を、随時、関わってくださる方々へ伝え続けてきました。

クライアント企業様からは、

「クレタンさんは定期的にアップデートする瞬間がやってきますよね」

との評価をいただきますが、まさに先週言ってたことから今週全く違うことを言い始めることがあります。それは、こうした情報取得方法から変化を瞬時に感じ取って、そこに合わせた行動をすぐに起こすようにしているからなのです。

ですが、このクライアント企業様のように好意的に受け取ってくださる場合ばかりではなく、「未来予測」→「そこに合わせた柔軟な思考や行動の変化」に対し、言葉を選ばずにいうと、怒り出してしまう方も多くいらっしゃいます。

2016年に行われたU-35(35歳以下の若手建築家の展覧会)で行われた登壇討論でも、竹鼻がAIに言及した議題についてはすべて編集でカットされるなど、さまざまな場面で、否定をされてきた経緯があります。

しかし、いよいよ、誰もが否定できない時代に入ってきたことが、各方面の反応からも感じることができます。

クレイジータンクでは、note社CXO深津氏のTwitterでは、山奥で失われた陶芸の技術を復元する、葉山でカフェをする、など、今後の自身の仕事のあり方を冗談まじり(おそらく本気)にツイートされていましたが、まさに弊社で、2017年に代表竹鼻がLEXUS DESIGN AWARDを受賞した「移動できる陶芸窯」という、陶芸職人ですら焼き上がりを予測することができない、自然が創り出す唯一無二のプロダクトかつ体験を可能にする事業を、2024年に入ってから長野県で展開予定です。

さらにその場所のすぐそばでは、現在、アドバイザーとして関わる「保けん野菜」事業の契約農家さんもいらっしゃることから、ここでしか体験できない、AIには創り出せない領域の体験価値を企画展開していくことを考えています。

私たちは、自分たちに出来うる手段と方法と仲間で、テクノロジー時代が来ても豊かに生きる手段を模索し続けています。

目を背ける段階は終わり、事実に目を向けながら、これからの時代に合わせて、自分たちが感じる豊かさとは何なのか、そして、次世代に何を残すべきなのかを考えるフェーズにいることを改めて皆さんにも考えていただけたらと思っています。

こちらの記事も宜しければご購読ください。

「無意識や自然の力をデザインソースにすること-AI時代に向けての心構えと可能性-」


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