本当にあったKIRINビール大学予備校でのお話
え、今頃、イベントレポ?と思ったそこのあなた。
それは私たちクレイジータンクが一番思っていることです。
昨日まで、正直、もう書かないでもいいかな、なんて思っていました。なぜなら...
素敵なイベントレポートを関係者や参加者の皆様が書いてくださったからです!
クレイジータンクとコラボレーションしてくださり、日本酒の至極の一本を見事に体現してくださったイベントゲストのAto Hiromiさん
参加してくださったおぎさんのイベントレポート
参加してくださったみちこ(c-michi)さんのイベントレポート
ここまで素敵なイベントレポートが揃ってしまうと、もういいかなって思ってしまう気持ち、分かるでしょ?分かってくれますよね...。
でも、ちゃんとお伝えしたいこともあって、書かせていただきます...。
KIRINビール大学予備校で伝えたかったこと
怪しい...いや、そんなことを伝えたいわけではありませんが、伝わってしまう怪しさ...。
宗教?怖い話の会?
いや、儀式です...。
いや、儀式も怪しいでしょ、と思ったそこのあなた、正解です。
ではここで「怪しさ」という言葉を調べてみました。
怪しさ
人をひきつけるような不思議な魅力を備えている様子。または、その度合い。
そう、魅力を備えている様子を皆様にお届けしております。ご査収ください...。
でも実は、参加してくださった方々が感じていたのは怪しさと共に緊張感だったのです。
イベントゲストであるAto Hiromiさんが選び抜いた日本酒を、あえて緊張感のある空間や儀式っぽさをまとった空間の中で嗜むことで、参加者の皆様は神経を研ぎ澄ましながら、一本(同じ酒蔵のお酒を2種:新旧)の日本酒を飲むという経験を超えた体験を体に染み込ませていきました。
例えば居酒屋で色んな種類の日本酒を飲んだり、日本酒の利き酒などをした時、家に帰ってから、数日経った後、1年後、数年後、ちゃんと銘柄や味の違いをしっかり覚えている人はいるでしょうか。
さらに、この日本酒が飲みたいと思い、その日本酒目当てに酒屋さんへ行く人はいるでしょうか。たまたまその酒屋さんやスーパーにあった美味しそうな日本酒を選んでいないでしょうか。クレイジータンクではそれを「出会い頭の買い物(マーケティング)」と呼んでいます。たまたま出会ったから買われていく日本酒たち。それで日本人はこれからも日本酒の価値を語れるでしょうか。
だから私たちは、出会い頭ではなくだからこの日本酒、という状況を作り出し、さらに神経を研ぎ澄ましてもらうことで、忘れることのできない味を作り出しました。
味は、その食べ物や飲み物の他に空間や人や状態と共に作り出されていくのです。
さらにAtoさんから日本酒についての詳しいお話をいただき、飲む・食べる・聞く・感じるを1つの体験とさせていただきました。
ここで皆様、あることを感じませんか?そう、緊張したまま飲んだり食べたりした物って実は忘れてしまうことがあるという人間心理...。分かっております。この儀式のあと、参加者の皆様を待っていたのは親戚の集まりのような緊張感のかけらもないお酒の場です(笑)緊張と緩和。もう一度日本酒を忘れられない体験にするためのお時間です。
今回出された日本酒。金婚 純米酒と屋守(おくのかみ)純米無調整。豊島屋酒造(東京都東村山市)。
おつまみはスーパーオオゼキで集められた物たち
さらに、ここであることに気がつきませんか?なぜKIRINなの?予備校?そう、ここからも大切な時間が待っていたのです!
私たちは以前の記事の中でビールの価値や可能性をもっと深めるために「とりあえずビールをだからビール」に変えていきたいという思いを書きました。
今回の儀式を体験された参加者の皆様は「至極の一本」の楽しみ方を体験された方々。とりあえずこの日本酒ではなく、だからこの日本酒を体験した後に、KIRIN黒生ビール×オリジナルコーヒー(ひびのひびブランド)=黒ヒール(自ビール)を楽しんでいただくことで、とりあえずビールという感覚ではなく、だからビールを感じやすくなっていると考えました。参加者の皆様の感度を上げた状態でヒールを飲んでいたくことも重要だったのです。
オリジナルコーヒー(ひびのひびブランド)
KIRIN黒生ビール
そして黒生ビールとコーヒーを合わせるという一見合わないと思われがちな配合をクレイジーに挑戦することで、ビールのさらなる可能性を感じていただけたと思います。
さらに某ビール会社の方にもご興味を持っていただけ、嬉しい限りです(ありがとうございます!今後も偏愛しますので、よろしくお願いいたします!ちなみに袖の下のような物は一切いただいておりません...。笑)
もうすでにビールの可能性や価値を知っている人たちに体験していただくだけではなく、改めてビールを知ってもらう体験 。だから予備校だったのです。
最後に、当日の雰囲気をもう少しお楽しみください。撮影:香川芳樹
それではまたいつか皆様とお会いできる日を楽しみにしております。
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