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【所感:道をひらく】知恵の幅

P HPが出版しているベストセラーとなっている書籍「道をひらく」を読んで、所感を投稿しています。
「道をひらく」は短いエッセイがまとめられたものになっているので、1つ1つのエッセイは手軽に読めます。短い文章の中に、人生の本質が詰まっていて、読むたびに発見や気づきがある素晴らしい書籍です。

2023年10月24日(火)
知恵の幅
賢い人と愚かな人と、その間にはたいへんな差があるように思うけれど、もっと大きな自然の知恵から見たならば、それが人間であるかぎり、賢さにも愚かさにも自ずと限りがあるわけで、どんなに賢い人でも、神や仏ほどの知恵もなければ、どんなに愚かな人でも、ほんとうは犬猫に劣るというほどの人もいない。
九九パーセントまで、大自然から与えられ、大自然の恵みを受けているこの人間の身体である。心である。自分で自分が思うようになるのは、実はホンのわずかである。
そのわずかな知恵の幅の中に、さまざまの人があり、さまざまの生き方がある。いささかの賢さを誇り、些少の愚かさを卑下してみても、何ほどのことがあるのであろう。それこそ所詮、稚気に類するというものではなかろうか。
わずかな人間の知恵の幅である。賢さの中にも愚かさがあり、愚かさの中にも賢さがひそんでいる。
小さな賢愚の中で、小さなおたがいの心を乱すまいl
平々淡々、みずからの与えられた人生を、心しずかに歩みたいものである。

<所感>

・成功するかどうかは、”行動力”が決めると思いました。
 「人間の幅」で考えれば、賢いからといって、そこまで他人と差がつくわけではないと思います。もちろん、優秀な人はいますが、大勢の人からすると、頭の差というのは大差ないと思います。
 経営者でも、会社員でも、スポーツ選手やその他の職業でも、結局成功するかどうかを分けるのは”行動”する人だと思いました。

・比べるのではなく、お互いの強み、良いところに目を向ける。
 些少なことでどっちが賢い、あの人の方が愚かだ・・などと考えるのではなく、
お互いの良いところ、強みに目を向ける方がよっぽど良いと思います。

・賢愚という観点だけでなく、小さなことは気にしない。
→とらわれない、かたよらない、こだわらない (般若心経 空(くう)の心)

・大自然というような大きな観点から物事を考えると心が穏やかになる。
 松下さんも書いているように、大自然の観点や神や仏と比べてみること、また長期的(10年後、30年後、100年後)、日本全体、全人類のことを考えていると、
目先のことは大したことに思えなくなると思います。