【餅つき大会】~義理人情浅草ライフの江戸っ子魂から学ぶ生き方論~
※2019.1211のバックナンバー
おはようございます!
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▼下町ライフの憧れワクワクイベント
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「町内 もちつき大会」―――。
ある日、浅草の一人暮らしの家に一枚のチラシが届きました。
どうやら僕の住むマンションの近くで年に一度の町内会のイベントが開かれるようです。
"日曜日 9:30〜11:30 ⚫︎⚫︎宅前。
会場でお餅をついて、食べよう!
「参加券」をお持ちください。お土産と交換します。"
義理人情ファンである星野の胸は高鳴りました。
このような下町風情溢れる世界に憧れて浅草に住み始めた部分が大きいので、
この手のイベントは漏れなく参加したい。
しかし、一緒に行く仲間がいない。
日曜の朝9時にわざわざ餅つき大会のために浅草に来る仲間など、
まぁ、居ません。
"1人でも行けるノリのやつなのかな…“なんてウジウジ考えます。
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▼人情会話のイメージトレーニング
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そんなこんなで迎えた、もちつき大会当日。
10時過ぎに起床すると、窓の外から賑やかな音が聞こえる。
ベランダに出て外を見ると、もちつき大会の会場が見えます。
住宅街の路地に、長机が並べられそこに座って餅を食べる子供や老人。
奥には臼と杵で餅をつくおじさん達。
目の前の家の駐車場が調理場で、つかれた餅にきな粉やあんこをつけるおばさま達。
ザッと50人くらいの町内の人らが集まってワイワイやっています。
"いいなぁ、行きたいなぁ。でも1人だしなぁ"
なんて、またウジウジ考える。
「おはようございます!」
「おぅ、兄ちゃん、1人で来たのか?見ねぇ顔だな?」
「最近、あそこに引っ越してきたんです」
「あぁ、どうりで。よく1人で来たな!餅たくさんあるから食ってけ食ってけ!」
「はいっ、いただきます!」
「若けぇのが最近いねぇから威勢がいいや。」
「ありがとうございます!」
「なんで浅草に越して来たんだい、、?」
「それはですねぇ、、、」
なんて、妄想する。
町内の方とこんな絡みをするのが、理想のイメージ。
下町風情溢れるこんな絡みに、1人で耐えられるかなぁ、と心配が止まらない。
でも、そんな弱い自分に負けてはいかん!と意を決し、1人で部屋を出る。
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▼意を決した餅つき大会の実態
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ドキドキしながらもちつき大会の会場へ。
軽く挨拶をして、受付で参加券を渡す。
餅食ってっていいよ、と言われ長机に座り餅を食べる。
1人で黙々と餅を食べ、おかわりをする。
まだ足りないので、3杯目のおかわり。
まだ餅が余ってしまいそうなので、またおかわりをする。
お腹も満腹になったので、ご馳走様でした、と挨拶をして部屋に帰る。
心配なんて、無用でした。
町内の方とウェットな絡みなど一切無かった。
挨拶以外ほぼ誰とも話さず、餅だけたらふく食べて帰って来た。
今考えれば、そらそうです。
1日で出来上がる義理人情などあるはずもないし、
僕もそんな、浅いものを求めていたわけじゃない。
何度か顔を合わせて顔馴染みになって、
徐々に町内に馴染んでいくのが下町風情ってもんですよね。
ただし、1人で心配していたほど、
餅を食って帰ってくる過程は何も居心地が悪いところは無く、
行く前の心配やドキドキは本当に無用でした。
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▼生きたいように生きろ
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良くも悪くも、
「自分が思うほど、自分は他人に見られてない」
ということに改めて気づかされました。
1人で行ったら怪しまれるかな。
1人で黙々と餅食ってたら金無い奴と思われるかな。
見慣れない顔でいきなり参戦したらつまはじきにされないかな。
そんな心配、一切無用。
誰も僕のことなんか、見ていません。
気にしていません。
「無」です。
とんだ自意識過剰でした。
何かをするとに、過度に周りの目を気にする必要なんてない。
自分に自分より注目している人なんていないから。
自分が正しいと思うことをすればいい。
自分が行きたいように生きたらいい。
江戸っ子マインドに一歩近付いた気がした浅草ライフでした。
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