【最高の“休日“】～奈良の梨子本果樹園に「でっちくん」した話～

2022年4月20日 09:23

おはようございます！
一番好きな果物は、梨の星野です。
ちなみに果物を加熱する料理は好みません。

先週の日曜日、とても良い休日を過ごしました。
奈良県で果樹園を営む生産者・梨子本さんに、「でっちくん」してきました。

「でっちくん」は、「丁稚奉公」を語源としています。

丁稚奉公とは、
江戸時代に多くみられた職人の徒弟制度で、
弟子が親分の元で無給で働いて衣食住を保障されるというものだった様です。

この丁稚奉公の現代版が「でっちくん」。
現代のシティボーイが丁稚奉公するとめちゃめちゃ楽しく幸せでした。

早起きしてレンタカーを走らせ、友人と共に大阪から奈良へ。
9:30には果樹園に到着し作業の説明を受け、いざ「でっちくん」開始。

この日は「リンゴの交配」をお手伝い。
リンゴの花に手作業で受粉をさせる作業です。
初めて見る白いリンゴの花に見惚れつつ、
梨子本師匠と、師匠の奥様と一緒に作業します。

一つ目の畑での作業を終えると、
師匠の車に乗り込み、山の上にある次の畑へ移動。
移動中の景色が、山！川！畑！という自然豊かな、
「ぼくのなつやすみ」を彷彿とさせる風景でテンションがまた上がります。

次の畑で少し作業した後は、お昼休憩。

畑のすぐ近くにある師匠の実家の軒先で、
師匠夫婦と、師匠の両親、師匠の子供たちと楽しく休憩。
家の併設されたゴルフの練習場で、師匠のオトンからゴルフのレッスンも受けました。

お昼は御馳走してくださり、お弁当と師匠のオカン特製漬物をいただきました。
「ビール飲む？飲みなよ？」とオカンに進められ、昼からビールもいただきました。

午後も畑で、師匠と作業をし、時にはふざけながら楽しいひと時を過ごしました。
帰り際には師匠のオカンから、
「これも持ってきな！これも持ってきな！」と、
大量のめはり寿司(おにぎりみたいなもの)と、大量のおせんべいと、缶ビールをいただきました。

田舎の景色はリフレッシュになるし、農作業という非日常体験は楽しいし、
師匠と師匠家族の温かい人柄に触れてエモさは満載だし、「でっちくん」は最高の体験でした。
今後暇な週末に「でっちくん」するのが趣味になりそうです。

フラっと手伝いに行った身で、
師匠達から強烈なおもてなしを受けると、
ビジネスパーソン脳で“採算“を考えてしまいます。

弁当、ビール×3、お茶×2、漬物、めはり寿司×12、せんべい×20…
合計4，5千円くらいするよな…自分の実働は3,4時間くらいだから…
時給換算すると…
ここまでしてもらって、果たして師匠達は黒字なのか…

などなど考えてしまうのですが、きっとそんなこと考えるのが野暮なのでしょう。
師匠達はそんな打算など考えず、気持ちでおもてなししてくれているんだと思います。
そして、そんな仕事や生活をとっても楽しんでいるように見えました。

労働とは。
仕事とは。
幸せとは。

そんなことを考えながら、都会のサラリーマン生活に帰った僕らでした。
レンタカー代と交通費も決して安くはないですが、
多少出費をしたとしても、
それ以上の幸せと刺激をいただけた「でっちくん」体験でした。

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