見出し画像

怒りっぽい私ですが、アンガーマネジメントに挑戦してみます(実践記録あり)

昨日の所感で人付き合いがあまり得意ではないことの理由として、相手に共感することが得意でないと書かせていただきました。
実はもう1つ理由があります。怒りっぽいんです。
怒鳴ったりとかはしないんですが、ついつい下らないことにイライラしてしまう。態度にあからさまに出てしまって、受け答えが冷たくなってしまうこともしばしば。

自分で書いていて、嫌な上司ですね。(笑)
下っ端だった頃は、いい上司に恵まれて自分の実力以上のものを出せてきたのですが、部下をもつ立場になってからはそうもいかない。
上手く怒りをコントロールしたいと思って色々とトライするのですが、イマイチこれといった打開策が見つからずに、今まで過ごしてきました。

そんな時に、読み直したのがこの本です。

「ほんとうの心の力」(中村天風)

中村天風という人物は、「ヨーガの導師」と、それだけ聞くと怪しい宗教家かと思いそうな肩書ですが、Wikipediaによると軍事探偵や高等通訳官、銀行の頭取を経て導師になった。その影響を、松下幸之助や稲盛和夫なども受けていると言われると、凄そうに思えます。

私自身は、10年くらい前にこの本で、次の言葉に出会って諦めないことを意識してきました。

運命にはどうしても逃れられないもの(=天命)と、それから逃れられるもの(=宿命)がある

そんな昔から好きだった本をふと読み直した時に、「怒り」に対しての中村天風流の接し方が目に入りました。

同じ怒る、同じ悲しむでも(周りに)見えないうちに消す

ああ、こうなりたいな。怒る事自体を消すのは難しいけど、それを周りに気づかれる前に消していく。どうすればそうなれるだろう。

読み進めていくと、別の言葉とつながります。

(失敗した時)失望や落胆をしている気持ちのほうを顧みようとしないで、出来事や事情を解決しようとするほうを先にするから、物にならない

「起こったこと」と「どう感じるか」を一緒に考えてしまうので、ついつい出来事の解決に走ってしまい、そのために怒りを相手にぶつけてしまう。
そうではなく、「起こったこと」と「どう感じるか」を別物と考えて、どう感じるかの気持ちを顧みる。そして、感じたことを客観的に観察・批判していく。
そんな風に、自分の怒りをコントロールしていきたい。

なんとか、この本で学んだことを実践していきたい。ただ、考え方はよく分かるものの、どうやって実践していけばいいんだろう。
そう思っていた折に読んだアンガーマネジメントの本とつながりました。

この本で提案されていた、アンガーログ(いつ・何に対して自分は怒りを感じたのか・その温度は?)を記録して、自分の「怒りの癖」を把握するという3週間チャレンジを今日から始めていきたいと思います。

「ほんとうの心の力」のことばにも、次のような一節があります。

理解を自覚(=自然承認)のほうへ移す

まずは、これらの本から得た理解を、3週間の実践を通じて自覚に移していけるように頑張っていきます。

2020/3/22追記①

アンガーログを1週間記録してみました。
くだらないことから、仕事上での怒り、家庭での怒りなど様々な怒りを記録しました。(1週間で11個)

1週間のログからわかった、私の怒りの原因となる「べき」は、
・温度が低いものだと、私の静けさを邪魔する「べき」ではないこと
・温度が高いものだと、1度言えばわかることで、私の時間を邪魔する「べき」ではないこと
自分で書いていて、後で思い返すと、ちょっと恥ずかしい怒りが多いです。

次に向けたトライは、怒りの原因となる「べき」のパターンを変えるということ。
1度言えばわかることが繰り返されたということは、私の「分かったよ」というレスポンスが弱かったのでしょう。
何度も言われて怒ってしまうのではなく、レスポンスをしっかりすることで、その後の時間を節約す「べき」とマインドを変えていきたいと思います。

2020/3/29追記②

2週間後のエクササイズは、理想の自分を描いて、それを実践すること。
理想の自分をお見せするのは、今それができていないことを告白するようなものでお恥ずかしいのですが、書いてみたいと思います。

・相手に何かネガティブなことを言われても、即感情につなげるのではなく、一旦(10秒くらい)おく

・起こっている自分を相手に見せない

・自分の気持ちをが乱高下して躁鬱状態にならないように、自分を第三者的に眺めて、穏やかになる

こんな自分を理想として、実践していきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?