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在宅勤務・オンライン授業の拡大は心の居場所をなくす

半強制的に在宅勤務が勧められ
ある意味、どこでもドアが現実化している気がする。


嫌な人と直接会うことが減り、騒がしい環境でする必要もなく
自分のペースで進められるため

「内向的な人が生きやすくなるのか?」と
密かに期待していたが、実はそうでないと思う。


なぜなら
自宅は心の回復場であり、安らげる居場所だからだ。
特に内向的な人にとって重要な場所であるが、
いつも気丈に振舞う外交的な人でも実感するはずだ。

在宅勤務ということは
ある種パーソナルエリアを侵略されているのと同じだ。


オンライン対応用の背景を作るため、当たり障りのないよう
気を遣って、自由に部屋作りができなかったり、
ふとPCや作業スペースを見た時
残っている業務や嫌な社員の存在を思い出したり、


「オン飲みしようよ!」と乗り気でないときに言われた場合
言い訳するのがより困難になって直行で家に帰られなくなる。
今までなら「早く寝ないといけないから」など
物理的距離を理由に断れたが、家だと通用しない。

また、参加者全員と顔を合わせられることから、
一斉に話しかけられると混乱する恐れもある。



これは学校現場でも同じことが言える。

保健室登校の子などなかなか馴染めない子も
オンラインだと物理的距離が無くなるため
「何で電源入れないんだよ」と
一緒に受けざるを得なくなるかもしれない。


仮にその子だけ対面で授業を受けるため登校する場合、
偶然その姿を見られた場合も気まずい状態になるだろう。


というよりも、リアルタイムで出席確認するのでなく、
録画授業にして宿題の提出状況で成績をつける方が
教員の仕事が楽になり、生徒も課外活動に打ち込めるはずだ。



仕事でも学校でも自宅に帰ると
一気にオフモードになり、何も考えたくなくなる。
1日のうちの約6,7時間という唯一の自分時間だ。
きっと他人に知られたくない趣味に没頭したい人もいる


朝の準備が短くなる・交通費がかからないなど
メリットは多いが公私混合して
余計にムダ話が増えたり、新手のハラスメント
などが起こるとすごく煩わしい。

気になる人は気になるため
リモートワーク専用の施設ができたらいいなと思う。

*素敵なイラストありがとうございます。

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