エシカル素材でハンドメイド作品を!ビーチコーミングで素材探しに行ってきました。
みなさん、こんにちは。
私たち、クラフトメイド協会では、定期的に開催しているオンラインベントの「クラフトメイドマルシェ」以外にも様々な活動を行っています。
その中のひとつに、ハンドメイド作品の素材に木材や陶器の破片など使わなくなったものを再利用できるようにするための素材開発があります。
これにより、ハンドメイドの素材にエシカルやサステナブルに通じるものを使い、「長く大事に使いたくなるもの」を創り出すことを目的としています。
先日、その素材を集めるためにビーチコーミングに行ってきたので、レポートをお届けします。
ビーチコーミングは誰でも気軽にできる「宝物探し」
ビーチコーミングとは、海岸や浜辺に打ち上がった漂流物を拾い集めることです。
綺麗なもの、面白いもの、珍しいもの、興味が惹かれたものを拾い集めていきます。
拾った漂流物は鑑賞したり、コレクションしたり、手作りアクセサリーなどの材料にします。
特別な道具や知識は必要なく、年代、性別を問わずたくさんの方が気軽に楽しむことができるのが魅力のひとつです。
漂流物には貝殻や流木、シーグラス、外国から来たものなど様々なものがあります。
その中には、自然由来のものの他に人工由来のもの、いわゆる「海洋ごみ」と呼ばれるものも混じっています。
この海洋ごみにより、海の生き物が誤飲して死んでしまったり、生態系に影響を与え漁業や観光業にも影響を及ぼしたりすることなどがが懸念されています。
そのため、ビーチコーミングによって海洋ごみを少なくすることができ、海の環境を守る活動にも繋がります。
これは、持続開発可能な開発目標(SDGs)の「目標14:海の豊かさを守ろう」にも、繋がるひとつの活動です。
綺麗なもの、興味を惹かれるものを拾って満足するだけではなく、海の環境も守れるなんて、ビーチーコーミングは素敵な活動です。
【レポート】時間も忘れて楽しく「ビーチコーミング」簡単にたくさんの素材を発見!
というこで、私たちも7月23日(金)の午後と、7月24日(土)の午前中の2日間でビーチコーミングを行ってきました。
場所は神奈川県鎌倉市の由比ヶ浜・材木座海岸。
この場所はシーガラスや流木はもちろん、江戸時代に中国との貿易で輸出していた陶器の破片等も見つかるといわれている穴場スポットです。
みんなで海岸沿いをゆっくり歩きながら、漂流物を探しました。
漂流物は波打ち際に多くある印象。
ビーチ全体に落ちているというより、潮の流れにより、漂流物が溜まりやすいスポットがまばらに点在しているという感じでした。
このスポットを見つけることができれば、簡単にたくさんの漂流物を拾うことができ、ちょっとした宝探し気分を味わえます。
今回のビーチコーミングでは流木、シーガラス、シーポタリー(シー陶器)、貝殻、石を拾うことができました。
陶器は細かい破片以外にも、手のひらサイズのものも多く、素材として使う際にはもう少し粉砕して角を磨いても良さそうな状態のものも見られました。
シーガラスは綺麗に角が取れて独特のザラザラした風合いに仕上がってるものもあれば、まだ割れたばかりのツヤのある状態のものもあり、作りたい作品によって使い分けが必要そうでした。
今回は2日間行いましたが、時間帯や場所によって拾える量が全然違いました。
2日目の午前中が最も多く、ひとりあたり約1kg程度拾い集めることができました。
これは、ビーチ全体に、前日に流されてきた漂流物がたくさん落ちていたのと、海水浴客などの人が少ないのが理由として考えられます。
実際にやってみて、潮が引いた午前中にビーチコーミングを行うのが狙い目だとわかりました。
また、近くにある逗子海岸や葉山海岸も覗いてみましたが、海水浴客が多く、水が濁っていて、漂流物を見つけることが難しかったです。
拾った漂流物が素敵なハンドメイド作品に生まれ変わる!
(画像出展: https://tabi-labo.com/267640/kintsugi )
拾ってきた漂流物は、水洗いをしっかりして、砂や汚れを落として乾燥させます。
洗うことで綺麗になり、陶器やシーガラスの輝きが蘇ります。
漂流物を使用したハンドメイドはたくさんの種類があります。
たとえば、シーガラスを金継にして箸置きやアクセサリーに、
流木は壁掛けのアクセサリーにすることができます。
きちんとした素材で作るときと比べて不安定さがありますが、よりオリジナルの風合いが出てきます。
改めて見てみると、海で拾ってきた漂流物を素材にしているとは思えないぐらい、とても素敵なハンドメイド作品に生まれ変わるのがわかりますね。
ビーチコーミングで拾った素材でハンドメイド作品を!
今回初めてビーチコーミングをしましたが、特殊な道具も必要なく、気軽に、簡単に取り組めました。
一緒に行ったみんなでワイワイしながらの宝物探しはとても楽しかったです。
実際に体験してみてわかったことですが、意外と漂流物が多く、海は私たちが知らない間に汚れているのだと気づきました。
今回のビーチコーミングを通じて、新しい海の楽しみ方と、海の環境問題についてちょっと学ぶことができたと思います。
拾った漂流物を素材からつくったハンドメイド作品を、いつかはクラフトメイドマルシェでも販売したりやワークショップとしたりする予定なので、その時を楽しみにしていてください。
きっとワンランク上のハンドメイド作品をお届けできると思います。
新しいニュースがあれば、このブログでお知らせしていきますので、お楽しみに。
また、オンラインイベントの第6回クラフトメイドマルシェを9月23日(木・祝)秋分の日に開催予定です。
次回は秋にピッタリな商品やワークショップをご用意していますので、ぜひチェックしてみてください。
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クラフトメイド協会では、オンライン・オフライン問わず様々な講師が活動しており、ハンドメイドのワークショップを随時開催・募集しています。
ご興味がある方は下記のSNSなどをチェックして、ぜひ参加してみたください。
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また、開催依頼に関しては下記の問い合わせ先からお気軽にお問い合わせください。
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