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大学生活1.5周目

1ヶ月程前、僕の環境が大きく変わった。午前10時、学校のポータルに掲載された合否発表の通知に上がったふたつの番号。そのうちのひとつが僕のものだった。転学部が認められたのだった。

早くこのことを綴りたかったが、自分の中で今後が全く見通せずむしろ頭を悩ましていた。元々転学部を見越して今学期の履修単位を6単位のみとしていたため考える時間というのは十分にあった。しかし、考える時間があればあるほど良からぬことを考えてしまう。それもマイナスの方向にだ。

いきなり話は飛ぶが、明後日から海外に飛び立つ。行き先はニュージーランドだ。今の学部の専門科目の単位は持ち越せないため、今学期はもう学校に行く意味はない。色々と疑問が沸いてくる人が大半だと思う。実は海外に行くことは合格発表前から思い浮かべていた。

もし、合格して来学期まで5ヶ月間自由だと言われたらどうするだろうか。これだけの期間空くというのは日本人であればもう当分やってこない機会だろう。いろいろ考えたあげく、ふと頭に海外に行くことが浮かんだ次第だ。

そしてなぜこの国なのかということだが、行きたい理由はそこまでない。英語圏ですぐにビザがおりて、比較的円高の国だからだ。昨今の円安で少なからず影響を受けているが、1ドル100円より円高というのは魅力的だ。

お金については今までバイトでためた70万円を全額使うことにした。留学をしている人は一体いくらかかっているのだろうか。羨ましいとしか言い様がないが、僕の資金力でも行くことが出来ることを証明したい。10万円の片道航空券を購入したとき、もう後には引けないという気持ちでとても不安になったのを今でも覚えている。

ここまで書くと、海外に行くというインパクトが非常に大きいが、これはあくまで転学部のおまけだ。来年の春にはちゃんと学校に戻る。初めに頭を悩ましていると綴ったのは来年のことだ。帰ってきた僕の周りに一体何人の友達や先輩、後輩が残っているのだろうか。

大好きな先輩からは大丈夫だよと慰めてもらった。それで心は落ち着いたがその先輩でさえ、また会えるだろうか。いや、絶対僕から連絡するつもりだ。今から新しい世界が広がっているのだ。健康に気をつけてとりあえず今を全力で楽しみたい。今日誕生日の方、おめでとう。

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