切磋琢磨 -組織づくりと計画づくりを磨く 夏の経営合宿を開催しました。
コネクテッドロボティクス(以下CR)では、上期と下期の境にあたる夏と、年間総括の時期にあたる冬の年2回、マネージャー陣が参加する「経営合宿」を開催しています。
今年も2日間にわたって社員が普段働いているオフィスやラボを離れて、経営合宿を開催しました。
CRにとって、経営合宿をする意味とは?
エンジニアやセールスなど、さまざまな部門のマネージャーが垣根を超えて、中長期的にインパクトのある仕事をするために組織や計画作りに取り組
むための合宿です。
入社まもないメンバーからは、「忙しいのに経営合宿で2日間とられてしまうのはきついなあ」などと言われることもあるのですが、CRではこの機会をとても大切にしています。
などという、やさしいものではなく、
CRの経営合宿は結構みっちりとしたプログラムが計画されています。
例えば今回の経営合宿であれば、4つほど事前課題が課されています。
<CRの経営合宿・4つの事前課題>
1、各部署の上半期を振り返ってPPTにまとめる
2、課題図書2冊
読むだけではなくて、
・印象に残った箇所はどこか?自分が実践したいことは何か?をまとめる
・書籍を参考に「組織づくり」や「計画づくり」にどう活かすか?を考える3、中期計画をベースに、想定される6つの課題について考えてくる
4、各部署の下期の目標を考えてくる
これらの事前課題を準備することで、マネージャー陣の言葉を合わせ、
各々が議論できる課題意識を持ち、準備してくることから始まります。
今年の経営合宿のテーマは
「切磋琢磨」ー組織づくりと計画を磨く
このテーマのイメージは、まさに若きスティーブ・ジョブズが語るものづくりのコンセプトと同じ。
素晴らしいアイデアがあれば、優れたプロダクトが生まれ成功すると思うのは間違い。
ものづくりには、さまざまな制約もあり、毎日葛藤や衝突をしながら理想に近づけていく
素晴らしいチームが切磋琢磨してアイディアを磨くことで、世にも美しい石(もの)を生み出せる。
このイメージを体現しようという経営合宿でした。
経営合宿-具体的なプログラムの内容
経営合宿では、OneTeamで優れたプロダクトを開発し、世の中に出していくために、「緊急ではないが重要なこと」をマネージャー陣でしっかり議論して目線を合わせておくという目的もあります。
今回は、経営合宿のテーマに従って2日間みっちり議論をしていきました。
1日目は、チームビルディングと組織マネジメント
2日目は、中長期、そして直近での計画を磨き上げること
といったテーマで様々なワークショップが進んでいきます。
ちなみに代表のTezさんはファシリテーションに徹するというスタンスです。
1日目の午前中はアイスブレイクも交えたファシリテーションのワークに加えて、組織作りと計画づくりの現在地・各部署での課題の共有。
午後は事前課題をもとに組織づくりに関する議論を中心に幾つかのワークを行い、各メンバーが組織づくりに対するアクションプランを発表。
2日目は上期の振り返り、そして中期計画についての議論、そして直近の下期の計画を考えていくというセッションを実施しました。
具体的なアクションに落とし込んでいくプロセスとして、CRでは、OKRという人事制度を実施しており、この目標に落とし込むことをしています。
CRの人事制度について、参考になるパネルセッションはこちら
今回の合宿では、全社の目標(Objectives & Key Results)に続いて、各パートの、直近のOKRを仮設定するところまで議論を進めました。
今後、このOKRをもとにメンバーとの目標を設定していくことになります。
具体的な内容については深く触れられませんが、各部署に共通の課題もあり、それを解消していくための共通認識を持っていくことができたり、
中期計画を実現していくためのアクションプランをしっかり議論することができました。
ところで、経営合宿にアクティビティはないの??
今回は、あまりに議論が白熱してしまったため、当初の予定にはなかったのですが、一旦休憩がてら近くにあった工場見学を挟みました。
食品工場の自動化を行うCRメンバーとしては、どうやってもただの見学にはならず、ここがもっと自動化できるよね。
やっぱり5Sの看板あるね。こんな設備の工場が必要になってくるよね。
などとイメージを膨らませることも。
そのほかにも、
昼食に立ち寄った地元の定食屋で売っていた桃を買って頬張ってみたり
宿の前で手持ち花火をして、ちょっとした夏気分を楽しんだり
議論以外でも、こういったアクティビティはメンバーのコミュニケーションを円滑にするきっかけにもなります。
ですが、CRの経営合宿で議論の内容以外で、最も大事なファクターは、
宿泊地の温泉の泉質と温度だったりします。
経営合宿を運営するスタッフとしては
「温泉の質の良いところで、会議室と設備を借りられる宿」を見つけるのに毎回苦労をしています。
(関東周辺で良い候補地をご存知の方、CRのメンバーに教えてください)
経営合宿がおわってから
今回の経営合宿は、中長期の計画を具体化・実現していく上で重要なきっかけになるものでした。
1日目に議論した、組織づくりをしてく上での課題やアクションプラン
2日目に議論した、中長期計画を実現するための課題やアクションプラン
これらは、各マネージャーがさらに詳細な計画に落とし込んで、メンバーに共有され、社員全員で達成に向けて動いていくことになると思います。
スタートアップ企業で、なかなか中長期計画の実現のために、アクションが進まないという企業があるようでしたら、目の前の業務が忙しくても、一旦手を止めて、組織や事業の課題にむきあって、具体的な計画に落とし込む、こういった経営合宿を開催してみるのも効果的かもしれません。